液体水素カローラが今年も富士に帰ってきた。
「完走」はもちろん「他クラスのクルマと戦う」という目標を立て臨む決勝。
戦いの道のりを追った。 「去年悔しい想いをしていますので、しっかりと走りきる。
そのうえで他のクラスのクルマと同じ周回数でレースができる。
24時間でもそれができるように」 2025年5月30日。 スーパー耐久第3戦富士24時間レースの予選を直前に控え、液体水素システム開発を担当する山本亮介は意気込んだ。
決勝の結果は468周(約2,135キロ)と、昨年の332周(約1,515キロ)からおよそ1.4倍も記録を伸ばした。
液体水素カローラの大きな“前進”を証明した24時間。
たどり着くまでには、もがき続けた1年があった。
決勝後、笑顔と涙に包まれるピットで、モリゾウはこう語る。
「長かったもんね。やっとレースに参加できた年になったんじゃないですかね。また前進できたんじゃないでしょうか。」
もっといいクルマづくりに終わりはない。
果てなき歩みを追った3年間の記録をお伝えする。
00:00 オープニング
01:14 水素エンジンカローラの歩み
05:25 悔しさにじむ新たな1年の始まり
13:32 走行テストでみせた改善
19:35 笑顔溢れる最終戦
27:16 モリゾウが感じた「走る楽しさ」
34:02 迎えた富士24時間 練習走行では…
37:36 想い高まる予選 しかし…
43:50 「レースに参加できた」 ワンチームで掴んだ手ごたえ
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