LEXUS、新型「NX」を発売
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-次世代LEXUSの幕開けを象徴する第1弾モデル-
- 電動化ビジョン「Lexus Electrified」のもと、LEXUS初のPHEVを導入し、HEVとともに電動車の普及を加速
- お客様の多様なニーズにお応えする全6種類のパワートレーンラインアップ
- 次世代LEXUSの礎となる走り、デザイン、先進技術を全面刷新したグローバルコアモデル
- 駆動力コントロール、空力、軽量化等の基本性能を徹底的に磨き上げ、「Lexus Driving Signature」を継承・深化
- 運動性能や機能に寄与するプロポーションの「独自性」とテクノロジーに根差した「シンプリシティ」を追求した、次世代LEXUSのデザイン
- 人間中心の考え方に基づいた最新の予防安全機能やマルチメディアシステム、コネクティッドサービス
LEXUSは、カーボンニュートラル社会の実現と、多様化するお客様のニーズやライフスタイルに寄り添うクルマづくりを推進する次世代LEXUSの第1弾モデルとして新型「NX」を発表しました。なお、全国のレクサス店を通じて11月以降の発売を予定しています。
LEXUSは、1989年の創業以来、常にイノベーションの精神を貫き、お客様に新たな技術や価値を提供することに挑戦し続けてまいりました。
1998年に初代RXを発売し、ラグジュアリークロスオーバーSUVというカテゴリーを新たに創出し、同カテゴリーを牽引してきました。
2014年にはNXを発売し、「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能と、SUVらしい力強いデザインがお客様からご好評をいただき、2021年8月末時点で90以上の国と地域で累計約105万台を販売し、RXと共にLEXUSのグローバルコアモデルへと成長しました。
新型NXは、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとし、走り、デザイン、先進技術を全面刷新した次世代LEXUSの幕開けを象徴する第1弾モデルです。
電動化ビジョン「Lexus Electrified」 に基づき、LEXUS初のPHEVをグローバルコアモデルであるNXに設定し、HEVとともに電動車の普及を加速させていきます。
また、今後の電動車においてもLEXUSならではのドライビング体験をご提供すべく、駆動力コントロール、空力、軽量化等の基本性能を徹底的に磨き上げ、「Lexus Driving Signature」を継承・深化させました。
更に、2.5L自然吸気、2.4Lターボなど多様なパワートレーンラインアップを揃えていくことで、多様化するお客様のニーズにお応えします。
なお、実用化に向けて開発中のジオフェンス技術の導入に先立ち、ハイブリッド制御の賢い切りかえを行う先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)を日本市場に導入。
駆動用電池の残量や、道路の属性・特性に応じてEV走行とHV走行を自動で切りかえ、高効率な走行を実現します。
また、G-Link*1機能の拡充や新たなスマートフォンアプリ「My LEXUS」を提供するなど数多くの先進技術を採用しております。
新型NXの主な特長
- カーボンニュートラル社会への貢献や多様化するお客様のニーズに寄り添った多彩なパワートレーンを採用
- LEXUS初のPHEVをはじめ、大容量バッテリーを搭載したHEV、新開発2.4L直列4気筒ターボエンジン、2.5L直列4気筒自然吸気エンジンなど、いずれも高い熱効率エンジンを採用
- PHEV、2.4LターボモデルはAWD、HEVと2.5L自然吸気エンジンはAWDまたはFFのドライブトレーンを設定
- 駆動力のコントロールに着目した接地感、力感(りきかん)、安心感のあるLEXUSらしい走り
- これまでLEXUSが徹底的に追求してきた、リニアなステアリングフィールを独自の価値として継承しつつ、駆動力のコントロールに着目。Toyota Technical Center Shimoyamaで走り込むことで、ドライバーの意図に忠実に応える「Lexus Driving Signature」を深化
- 新開発電子制御フルタイムAWDを2.4Lターボモデルに採用し、AWDの持つ高い接地感とリニアなステアリングフィールを独自の技術で両立
- 運動性能や機能に寄与するプロポーションの「独自性」とテクノロジーに根差した「シンプリシティ」を追求した、次世代LEXUSのデザイン
- プラットフォームの変更によりダイナミックさを増した骨格に、大きな面単位の艶やかな造形を表現したエクステリア
- ドライバーがクルマと直感的につながり、より運転操作に集中できるコックピット思想「Tazuna Concept」を初めて取り入れたインテリア
- 人間中心の考え方に基づいた、最新の予防安全技術と利便性を高める先進技術の採用
- ドライバーの感性に寄り添い、人とクルマの協調を目指した最新の「Lexus Safety System +」
- ドアのアンラッチを電子制御で行うe-ラッチシステムとブラインドスポットモニターを組み合わせた、停車時のドア操作に起因する事故防止に貢献する「安心降車アシスト(ドアオープン制御付き)」を世界初*2搭載
- スマートフォンを介してドアのロック/アンロック、エンジンスタートなどの車両操作ができるデジタルキー
- スマートフォンにより車外からの遠隔操作を可能とし、不慣れな場所や狭い場所での駐車を支援する、LEXUS初のリモート機能付き[Lexus Teammate Advanced Park]
- 日本市場に向けて導入した乗員の利便性を徹底的に追求した先進技術
- 目的地をセットした際自動でEV/HVのモード切りかえを行い、より高効率な運転を実現する「先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)」をPHEVに採用
- お客様の日常をより快適なものにするため開発された各種サービスを新導入するなどG-Linkの機能を拡充
- 赤信号から青信号への切り替わり時に発進を促す機能を発進遅れ告知に追加
- ドライバー異常時対応システムに、ヘルプネット®*3に自動で接続して救命要請を行う機能を採用
Lexus International チーフエンジニア 加藤 武明
「ワールドプレミア以来、お客様から大変多くの反響をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
LEXUSの数多くの挑戦とカーボンニュートラル社会に向けての取り組みの第1弾モデルとして、新型NXを発表できること大変嬉しく思っております。
PHEVでは、日常使用の多くの場合でEVモードのみで走り切れることを目指し、クラストップレベルのEV航続距離約90km*4を実現。
ハイブリッド走行を含むトータルの航続距離は1,000km以上となります。
それ以外にも新開発の2.4Lターボ+フルタイムAWDなど6種類の多彩なパワートレーンの採用と駆動力を活かしたLEXUSの新たな走り、機能美を体現するデザイン、多くの先進技術、予防安全装備など、すべてにおいて日本のお客様の『いいね』をいただけるよう企画開発から生産製造そして広報販売までチームが一丸となって全力で取り組んでまいりました。
生産開始まであと少しの時間が必要ではありますが、この時間をさらなる熟成に活かし、そして私たちLEXUSが注いだ情熱を皆さまにお届けできるよう準備を進めてまいります。」
*1 | 「G-Link」は東京ガス株式会社の商標です。使用許諾を受けて使用しています |
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*2 | 2021年10月現在発表済みの車種において、LEXUS調べ |
*3 | 「ヘルプネット®」は日本緊急通報サービスの商標です |
*4 | WLTCで計測した数値。走行条件によって異なります |
電動車の普及を加速させるLEXUS初のPHEV
LEXUSは、2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、車両の基本性能を大幅に進化させることで、モビリティ社会が変化し続ける時代においても、お客様へクルマがもたらす楽しさ・喜びを提供し続けることを目指しています。新型NXでは、LEXUS初のPHEVを導入し、グローバルコアモデルとして実用的なEV航続距離、力強い加速性能、高い静粛性を実現することで、HEVとともに電動車の普及を加速させていきます。
プラグインハイブリッドシステム
高熱効率な2.5L直4エンジン、大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。
リチウムイオンバッテリーは高い総電力量18.1kWhを備え、クラストップレベルのEV走行可能距離約90kmと十分なパワーを両立しています。
走行モードはスイッチ操作で4つ(EVモード、AUTO EV/HVモード、HVモード、セルフチャージモード)から任意で選択が可能。
HVモードでは、エンジンとモーターの併用により高い加速性能を実現。
また、AUTO EV/HVモード選択時には、LEXUS初採用の「先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)」により、ナビで目的地を設定することで、駆動用電池の残量や、道路の属性・特性に応じて自動的にEV走行とHV走行を切りかえることでエネルギー効率の良い走りを実現しています。
具体的には、高速道路などにおいては自動的にHV走行への切りかえを行うなど、エネルギー効率の良い走りに寄与します。
加えてエアコン冷媒を利用した電池冷却システムや、低温時に作動する電池昇温システムにより、電費、燃費を向上させています。
さらに、電池パックの搭載位置を車室外床下とすることで、広い室内空間の確保と車両の低重心化に貢献します。
充電システム
PHEV向けに高効率な充電システムを開発。より少ない電力で充電することで、ランニングコストを低減します。
充電ポートは車両右に設定。充電リッドを指で容易に開けられるプッシュオープンの開閉方式や、充電インレットを照らす照明を採用するなど、使い勝手の良さにも配慮しました。
また、駐車時にオーナー以外の第三者に充電リッドを開けられないようにする充電リッドロックシステム、充電中または充電終了後にオーナー以外の第三者による充電コネクターの取り外しなどを防ぐ充電コネクターロックシステムも採用。使用時の安心感も高めています。
PHEVにおいてタイマー充電スケジュールを登録することで、「希望の時刻に普通充電を開始する」「出発時刻までに普通充電を完了させる」など、ユーザーの好みに合わせたタイマー充電が可能です。
PHEVに、外部からの給電によってエアコンやオーディオなどを使用できる機能、「マイルームモード」を設定。バッテリー上がりを気にすることなく、車内で快適に過ごせます。
給電システム
PHEV、HEVはアクセサリーコンセントを使用した非常時給電システムで、クルマから外部に給電できます。加えてPHEVでは、ヴィークルパワーコネクターを使用したAC外部給電システム(EV給電モード/HV給電モード)でクルマから外部に給電できます。
リニアな操舵感と駆動力のバランスをSUVでも実現したLexus Driving Signature
新型NXでは、GA-Kプラットフォームを採用・改良し、軽量で高剛性なボディと低重心化したパッケージとしました。
車両の基本性能を大幅に向上させ、LEXUS独自の乗り味であるドライバーの意図に忠実でリニアな応答を継承しました。
またLEXUS初のPHEVを含む6つのパワートレーンを導入、駆動力をコントロールし、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さと、接地感、力感、安心感のある走りを実現。
「Lexus Driving Signature」をさらに深化させました。
6種のパワートレーン
2.5L PHEV E-Four(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡPlug-in+リヤモーター)
LEXUS初のPHEVは、AWD(E-Four)の前後駆動力を100:0から20:80の間で最適にコントロール。
大容量リチウムイオンバッテリーを床下に配置して低重心化も図り、安定した質感のある走りを実現。
2.5L HEV E-Four(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡ+リヤモーター)
2.5L HEV FF(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡ)
HEVも、高効率な2.5L直4エンジンと高出力モーターを組み合わせつつ、専用の制御ロジックにより、優れた加速性能と低燃費を高次元で両立させました。
E-Fourは、前後駆動力配分を100:0から20:80で最適にコントロール。また、FFも導入することで多様化するお客様のニーズにお応えします。
2.4L-T AWD(「T24A-FTS」エンジン+Direct Shift-8AT+電子制御フルタイムAWD)
新開発の2.4L直4ターボエンジンと新開発の高トルク対応型Direct Shift-8AT、新開発の電子制御フルタイムAWDを採用。
エンジンはTNGAの高速燃焼システムに加え、LEXUS初のセンター直噴システムやターボと触媒の近接配置等により、年々厳しくなる世界各地の排気・燃費規制への対応を図りつつ、カーボンニュートラルを意識した取り組みを実施。
トランスミッションは、低回転から高トルクを発生できる過給エンジンの特長に合わせて最適化した、新開発のシフト制御技術、最適なシフトスケジュールによってドライバーの意図に忠実で気持ちの良い加減速を実現。
また、電子制御フルタイムAWDは、前後駆動力配分を75:25から50:50の間でシーンに応じて最適にコントロールし、高い接地感とリニアなステアリングフィールを独自の技術で両立しています。
2.5L AWD(「A25A-FKS」エンジン+Direct Shift-8AT+電子制御スタンバイAWD)
2.5L FF(「A25A-FKS」エンジン+Direct Shift-8AT)
高効率な2.5L直4エンジンとDirect Shift-8ATを採用。
2.4Lターボエンジンと同じ独自の制御技術と最適化したファイナルギア比にて十分な駆動力と、シーンに応じた最適でリズミカルなシフトスケジュールによる走りの気持ち良さを両立。
AWDは、前後駆動力配分を100:0から50:50の間で最適にコントロール。
すべりやすい路面におけると走行安定性と低燃費の両立に寄与します。また多様化するお客様のニーズにお応えすべく、AWD以外にもFFのモデルも導入します。
高剛性・軽量ボディ
駆動力をしっかりと受け止めるために、サスペンションメンバーなどに補強ブレースや補強パネルを追加。
カウル形状を見直し、板厚を上げるなどGA-Kプラットフォームを進化させました。
アッパーボディにおいても構造から見直し、エンジンフードにはLEXUS初となるツインフードロック構造を採用。
また、リヤのラゲージ開口部のマッチ箱変形を抑えるために、環状構造に加え、高剛性発泡剤をCAE解析により最も効果的に配置。
骨格の接合においては、レーザースクリューウェルディング(LSW)や構造用接着剤に加え、レーザーピニング溶接技術を新開発。
それらを適材適所に使用し、従来型に比べ約35%接着長を伸ばすことで接合強度を高めました。
独自の生産技術による軽量化にも取り組み、ロッカーアウターリインフォースメントに1180材の差厚接合(Tailor Welded Blank)による従来構造比約1.6kgの軽量化、またルーフセンターリインフォースメントに1,470MPaの引っ張り強さを持つ冷間圧延鋼板を採用*1することによる従来構造比約0.3kgの軽量化で、重心高低減を図り、操縦安定性の向上に寄与。
サスペンション、ブレーキ、タイヤ
LEXUSのすっきりとした乗り味を深化させるためにサスペンションを新開発しました。
フロントはマクファーソンストラット式、リヤはトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンを採用しました。
アブソーバーは、摺動部品の変更により微低速の減衰力を確保。F SPORTには最新AVSを標準装備し、操安性・乗り心地を高次元で両立させています。
ホイールとの締結構造は、スタッドボルトとハブナット締結からハブボルトによる締結に変更。
高剛性化とばね下の軽量化(ハブナット締結時比約0.7kg減)により、すっきりとした手応えのある操舵フィールと質感の高い乗り心地に貢献します。
20インチタイヤにはExtended Mobility Tire(EMT)を採用*2し、万が一のパンクの際も一定距離を走ることができる性能を確保しながら、上質な乗心地を提供します。ブレーキは、人間工学に基づいて新形状のブレーキペダルパッドを開発し、踏み変え/踏み込み操作のしやすさを追求しました。
高剛性・軽量ボディ
駆動力をしっかりと受け止めるために、サスペンションメンバーなどに補強ブレースや補強パネルを追加。カウル形状を見直し、板厚を上げるなどGA-Kプラットフォームを進化させました。アッパーボディにおいても構造から見直し、エンジンフードにはLEXUS初となるツインフードロック構造を採用。また、リヤのラゲージ開口部のマッチ箱変形を抑えるために、環状構造に加え、高剛性発泡剤をCAE解析により最も効果的に配置。骨格の接合においては、レーザースクリューウェルディング(LSW)や構造用接着剤に加え、レーザーピニング溶接技術を新開発。それらを適材適所に使用し、従来型に比べ約35%接着長を伸ばすことで接合強度を高めました。
独自の生産技術による軽量化にも取り組み、ロッカーアウターリインフォースメントに1180材の差厚接合(Tailor Welded Blank)による従来構造比約1.6kgの軽量化、またルーフセンターリインフォースメントに1,470MPaの引っ張り強さを持つ冷間圧延鋼板を採用*1することによる従来構造比約0.3kgの軽量化で、重心高低減を図り、操縦安定性の向上に寄与。
サスペンション、ブレーキ、タイヤ
LEXUSのすっきりとした乗り味を深化させるためにサスペンションを新開発しました。フロントはマクファーソンストラット式、リヤはトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンを採用しました。アブソーバーは、摺動部品の変更により微低速の減衰力を確保。F SPORTには最新AVSを標準装備し、操安性・乗り心地を高次元で両立させています。ホイールとの締結構造は、スタッドボルトとハブナット締結からハブボルトによる締結に変更。高剛性化とばね下の軽量化(ハブナット締結時比約0.7kg減)により、すっきりとした手応えのある操舵フィールと質感の高い乗り心地に貢献します。20インチタイヤにはExtended Mobility Tire(EMT)を採用*2し、万が一のパンクの際も一定距離を走ることができる性能を確保しながら、上質な乗心地を提供します。ブレーキは、人間工学に基づいて新形状のブレーキペダルパッドを開発し、踏み変え/踏み込み操作のしやすさを追求しました。
サスペンション、ブレーキ、タイヤ
LEXUSのすっきりとした乗り味を深化させるためにサスペンションを新開発しました。
フロントはマクファーソンストラット式、リヤはトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンを採用しました。アブソーバーは、摺動部品の変更により微低速の減衰力を確保。
F SPORTには最新AVSを標準装備し、操安性・乗り心地を高次元で両立させています。
ホイールとの締結構造は、スタッドボルトとハブナット締結からハブボルトによる締結に変更。
高剛性化とばね下の軽量化(ハブナット締結時比約0.7kg減)により、すっきりとした手応えのある操舵フィールと質感の高い乗り心地に貢献します。
20インチタイヤにはExtended Mobility Tire(EMT)を採用*2し、万が一のパンクの際も一定距離を走ることができる性能を確保しながら、上質な乗心地を提供します。
ブレーキは、人間工学に基づいて新形状のブレーキペダルパッドを開発し、踏み変え/踏み込み操作のしやすさを追求しました。
ステアリングシステム
ラックアシスト式EPSを採用。
新開発のバリアブルラックギヤ*3は高速域の安定性を保ちつつ、コーナリングでのクイックなレスポンスを両立しています。
また、低速域での取り回しの良さにも寄与しています。
空力性能
空力操安技術にも徹底的にこだわりました。
ドア意匠面からベルトモールまでの段差を最小化したフラッシュベルトモールを採用し、風流れを整流することで、操縦安定性を向上。
床下においては、エンジンアンダーカバーにディンプル形状を設け、微小渦を床下に発生させることで接地感を高めるとともに、高速域の走行安定性に寄与します。
フロントバンパーは風流れの整流とダウンフォースに考慮した形状とし、リヤバンパーには開口を設け、ばね上の上下運動を低減しました。
静粛性
LEXUSに相応しい静粛性を目指し、車室内に侵入するノイズを低減するために車両各部の吸音材、遮音材の最適配置に加えて、ボディの気密性を飛躍的に向上しました(従来音圧レベル比約15%低減)。
更に、高速域での静粛性にこだわり、LEXUS初採用となるオープニングウェザーストリップとフロントドアガラスラン形状を新開発し、ドアのシール性を向上。
フロントドアガラスには、高遮音タイプを採用しました。エンジンフードには、LEXUS初採用となるツインロック構造を用いることで、空気の乱れによるエンジンフードの振動を抑制し、静粛性向上に寄与。
2.4LターボモデルにはActive Noise Control/Engine Sound Enhancementを採用することで、4気筒ターボ特有のノイズを除去しつつLEXUSらしい調和の取れたサウンドで気持ちいい走りを演出しています。
*1 | ノーマルルーフのみ採用 |
---|---|
*2 | 18インチはノーマルタイヤのみの設定 |
*3 | PHEVを除く |
躍動感と先進技術が融合した、次世代LEXUSを切り開くデザイン
新型NXでは、次世代LEXUSのデザインランゲージ確立に向けた挑戦として、運動性能や機能に寄与するプロポーションに根差した「独自性」と、テクノロジーに根差した「シンプリシティ」の追求を目指しています。
「プロポーションに根差した独自性の追求」とは、動的性能に基づく独創的なパッケージに艶のあるフォルムとLEXUSならではの切れ味の両立を目指すとともに、今回の新型NXのエクステリアではプラットフォームの変更による骨太なダイナミックさと艶やかな造形の表現を指します。
「テクノロジーに根差したシンプリシティの追求」とは、イノベーティブな機能や技術をシンプルな意匠によって表現することです。
それをもとに、インテリアは、それぞれの乗員をもてなす空間づくりをベースに、クルマとドライバーがより直感的につながり、より運転操作に集中できる新たなコックピット思想「Tazuna Concept」を初めて取り入れました。
新プラットフォーム採用によるダイナミックな骨格と後席空間の拡大
前後タイヤを225/60R18インチから235/50R20インチに大径化し、前後トレッドもそれぞれ拡幅することでダイナミックな骨格を実現。更にリヤ席のヒップポイントを下げることでヘッドクリアランスを拡大し、居住性を高めました。
LEXUSの独自性を追求したプロポーション
スピンドルグリルを起点に大きく張り出しながらリヤフェンダーに向かう立体でスピンドルアーキテクチャーを深化させ、新型NXのリニアな走りを表現しました。
加えて、フロントフェンダーからキャビンに駆け上がる立体がリヤフェンダーに向かう立体と交差し融合する造形とすることで、LEXUSの独自性を追求しました。
次世代スピンドル立体表現に挑戦したフロントビュー
グリル面を垂直に立てながら、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし塊感を強化。また、直立したグリル面で効率的に空気を取り込むことで、ラジエーターの冷却性能を向上させました。
グリルのメッキ枠を廃止し、塊の存在感を強調することで、シンプルな構成と軽量化を実現。グリルパターンは、立体感のある縦長U字形ブロックを採用し、下部にはスリット状の開口を設け、冷却性能を向上させるとともに、SUVに相応しい力強さを演出。ヘッドランプは全体を黒基調とすることで、L字型のデイタイムランニングライトを際立たせました。
ダイナミックで軽快な走りを想起させるサイドビュー
直立したグリル面に向かうボンネットフードで伸びやかさを表現。またリヤオーバーハングを短くすることで軽快感を演出。加えてベルトライン直線部を短くし、リヤへ向かうキックアップを強調することでキャビンの凝縮感を付与しました。
シャープなキャラクターラインと大きな曲面の相反する要素を融合し、それらを互いに際立たせたソリッドな質感を追求。シンプルでありながら見応えある次世代LEXUSの新たなデザイン表現を目指しました。
F SPORT専用アルミホイールを含め、合計6種類のアルミホイールデザインを設定。
凝縮感とスタンスの良さを表現したリヤビュー
バックドア中央に向けて、スピンドル形状をモチーフに絞り込み、さらにリヤフェンダーがスピンドル形状を挟み込む造形とすることで、リヤキャビン周りの凝縮感とタイヤの張り出しを強調しました。
リヤコンビネーションランプは、中央に配置した一文字ランプと、左右のL字型ランプをそれぞれ独立させ、組み合わせることにより新型NX独自の個性を追求しました。
中央に配置されたブランドマークは、従来のL字ロゴから新たなLEXUSロゴに刷新し次世代LEXUSの幕開けを象徴しています。
多様なエクステリアカラー
LEXUS独自の金属表現技術を採用したソニッククロムや、ストレートな高彩度カラーのセレスティアルブルー、深みと鮮やかさを併せ持つブレイジングカーネリアンコントラストレイヤリングなど、全11色の多様なカラーラインアップを提供します。
Tazuna Conceptに基づいたコックピットとすべての乗員に寄り添ったインテリアデザイン
2019年に発表したコンセプトカーLF-30 Electrifiedで発表した、LEXUSのクルマづくりに根付いている人間中心の思想をさらに進化させた新たなコックピットデザインの考え方「Tazuna Concept」に基づき、コックピットを設計しました。
人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の制御が可能な空間を実現しています。
ドライバー、パッセンジャーの間取りの比率を工夫することでそれぞれに最適な空間を演出。
メーター及びセンターディスプレイエリアは、ドライバーのワイドな視野を確保し、ドライバーのニースペースは程よくタイトにすることで快適な運転に寄与。
パッセンジャーエリアは、開放感のある空間で、同乗者に快適な移動時間を提供します。
ヘッドアップディスプレイからメーターへと前後方向につながる情報表示系の配置と、ヘッドアップディスプレイからセンターディスプレイへつながる操作系の構成により、運転中のスムーズな視線移動を実現しました。
またスタートスイッチ、シフトレバー、ドライブモードセレクトスイッチなどの走行系をステアリング周辺の自然と手が届く場所に配置することで、姿勢を崩さずスムーズに操作が行えるように工夫しました。
ヘッドアップディスプレイとステアリングのタッチセンサースイッチを組み合わせた新たな操作方法である「タッチトレーサーオペレーション」を採用。
ステアリングのタッチセンサースイッチに触れると、操作ガイドがヘッドアップディスプレイ(ヘッドアップディスプレイOFF時はメーター)に表示され、手元を見ることなく、視線を前方に置いたまま、直感的に操作することができます。
またヘッドアップディスプレイは、周辺の道路状況を確認できる視界を保った上で、お客様に運転を楽しんでいただくため、表示する情報とレイアウトが異なる3つのモードを用意。
運転シーンに合わせてドライバー自らモードを切り替えることができます。
ヘッドアップディスプレイに組み合わせられるメーターは、運転中に必要な情報をドライバーへ確実に伝えるように、表示情報の配置やグラフィックを刷新しました。
大型のタッチディスプレイを採用し、多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約。
スイッチのサイズや形、レイアウト、表示情報など細部までこだわり、各機能の使用頻度も考慮しながら直感的に操作できる最適な配置と形状を追求。
またセンターコンソール前方には、収納スペースやおくだけ充電トレイなどを設定するなど細部に至るまでつくりこみを行っています。
新開発のステアリングは、LEXUSがこれまで拘ってきた握りやすく操作しやすい形状を継承しつつ、ホーンパッドの小型化やスポークデザインの変更によりスポーティさを向上させました。
レーンディパーチャーアラート[LDA]の振動システムを、従来のステアリングホイール内蔵の専用モーターを廃止し、EPSモーターを利用したシステムへと変更。
ステアリングホイールの慣性モーメントを低減し、さらにスッキリとした操舵感を追求しました。
シフトレバーは、シフトバイワイヤ用を新開発。しっとりとした触り心地や、握りやすく操作しやすい形状を追求。
インテリアカラーでは、Tazuna Conceptに基づいたコックピットに最適な、運転に集中できる配色構成を目指しました。
ブラックとリッチクリームのコントラスト配色に高彩度オレンジのアクセントステッチを効かせた「ブラック&リッチクリーム」など、多様なカラーラインアップを提供します。
メーターまわりの造形からドアトリムに連続して繋がるオーナメント加飾は、ダークカラーを採用し、運転席周りとの連続性を持たせることで運転に集中できる空間を目指しました。
室内の造形や素材の美しさを際立たせる64色の室内イルミネーションを採用し、車内全体を彩ります。
美しい自然現象を見た際の感情や、気持ちの変化を表現した14色を推奨カラーとしてプリセットしました。
また、他の色を自由に選びたい場合は、センターディスプレイのカラーパレットで、その他50色の中から選択でき、その時々のお客様の気持ちに寄り添った雰囲気を提供します。
ドライブ時間を楽しむシート
フロントシートは負担の少ない姿勢を取ることができ、長時間の運転でも姿勢の崩れないTNGA骨格を採用するとともに、深吊り構造を採用。
表皮の固定する位置をパッド側に深く引き込む構造により、横から荷重がかかった時の、クッションの座圧変化を低減し、コーナリング中のドライバー姿勢の優れた安定性を実現します。
荷物の数や大きさに合わせてラゲージスペースを拡大する際には、センターディスプレイ内のソフトスイッチまたはラゲージルーム内のスイッチ操作により後席シートバックの電動格納・電動引き起こしが可能。
また、リヤドアを開けた状態では後席シート肩口のレバーを引くことで手動にて素早い格納操作を実現。なお、リクライニングは肩口のレバーで二段階の調整が可能です。
広さと使い勝手に優れたラゲージ
ハンズフリーパワーバックドアは、両手が荷物でふさがっているときでも、キーを携帯している状態であれば、リヤバンパーの下に足を出し入れすることで自動開閉。
作動時間の短縮と作動音の低減に加え、足を下ろすタイミングを知らせるブザーも設定し、使いやすさを向上しました。
片手で簡単に操作できる3WAYデッキボードを設定。
積み込むものの大きさや量に合わせてデッキボードアレンジが可能です。
より高次元な走行性能を実現したF SPORT
エクステリアは20インチ専用アルミホイール、バンパーロアのスポイラー、存在感のあるフロントサイドガーニッシュなどを設定。
インテリアは、新開発の専用ステアリングホイールに加え、フロントシート、アルミペダル、シフトレバーなどを専用設定し、走りのイメージを強化しました。
また、最新AVSを標準装備し、操縦安定性・乗り心地を高次元で両立しています。
エクステリア
20インチ専用アルミホイール、バンパーロアのスポイラー、存在感のあるフロントサイドガーニッシュなどを設定。
インテリア
TAKUMIによるつくりこみの下、スポーツ走行により適したグリップ断面を追求した専用ステアリングホイールを採用。
またF SPORT専用シートは Toyota Technical Center Shimoyamaでの走行テストを繰り返すことで、ドライバーの身体により一層フィットする形状を追求しました。
加えて、F SPORT専用メーターでは、ドライブモードを「Sport S+」に切り替えると、より走りの高揚感を感じさせる表示レイアウトに移行するなど、「走りを楽しみたい」というドライバーの気持ちにデザインと機能の両面でお応えします。
運動性能
車両の前後に「パフォーマンスダンパー®*」を装着。
走行中、ボディに生じるしなりや微振動を速やかに吸収し、ハンドリングの特性を一層シャープにするとともに、乗り心地と静粛性を向上します。
さらに、減衰力切り替え応答に優れたリニアソレノイド式AVSを設定。大きなうねりと細かな凹凸が複合した路面でも、フラットな姿勢の維持とショックの遮断を両立し、優れた操舵応答性、安定感、快適な乗り心地を実現します。
なお、NAVI・AI-AVSはドライブモードセレクトスイッチ操作により、2種類の減衰力制御モードが選択可能です。
* | 「パフォーマンスダンパー」はヤマハ発動機の商標です。使用許諾を受けて使用しています |
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人間中心の考え方に基づいた、最新の予防安全技術の搭載と利便性向上
モビリティ社会の究極の願い「交通事故死傷者ゼロ」の実現に向けて、新型NXでは、進化したLexus Safety System +を採用しています。
ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能の性能向上や一般道での支援を行う新機能を追加。
事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減とドライバーの負担軽減を目指しています。
また、人とクルマが気持ちを通わせながらお互いを高め合い、仲間のように共に走るというトヨタ自動車独自の自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」に基づいて開発した高度運転支援技術「Lexus Teammate Advanced Park」を搭載し、安全/安心でスムーズな駐車を支援します。
さらにスマートフォンにより、リモートで駐車できる機能を新たに搭載しました。加えて、ドアのアンラッチを電子制御で行うe-ラッチシステムとブラインドスポットモニターセンサーを連動させた安心降車アシスト(ドアオープン制御付)が、安全/安心な降車をサポートします。
その他にもスマートフォンによるクルマの操作を可能とするデジタルキーを採用し、利便性を向上しています。
機能の拡充と性能向上を図った最新のLexus Safety System +
プリクラッシュセーフティ[PCS*1]
交差点衝突回避支援(出合頭車両)をLEXUS初採用。交差点での支援を拡大し、交差する車両や、右折時に前方からくる対向直進車、右左折時に前方から接近する横断歩行者/自転車運転者との衝突回避を支援します。
さらに、自動二輪車や車線逸脱してきた対向車、夜間の自転車運転者など、支援対象も拡大しています。
衝突する可能性が高いとシステムが判断した際は、警報やブレーキを作動させることによって、被害軽減を支援します。
フロントクロストラフィックアラート[FCTA*2]
低速で交差点に進入する際に左右から接近する車両を検知すると、カラーヘッドアップディスプレイで車両が近づいてくる方向をアニメーションで表示し、ドライバーが気づきやすい注意喚起を行います。
車両が接近しているにもかかわらずドライバーが発進しようとしているとシステムが判断した場合は、表示とブザーで減速を促します。
緊急時操舵支援
ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援に加え、システムが衝突の危険性が高いと判断した際に衝突被害軽減ブレーキと操舵制御を行うアクティブ操舵支援機能を設定しました。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
追い越しシーンでのウィンカー操作に応じた予備加速時に加え、変更先の車線に自車のセット車速よりも低い速度で走行する先行車がいる場合、車線変更のウィンカー操作に応じて予備減速を実施します。
それにより、先行車への急な接近を防ぎ、安心感を高めました。
前方のカーブを検知する性能を向上し、カーブの大きさに合わせてより早期に減速することで、ドライバーの感覚に寄り添ったカーブ速度抑制機能に進化しました。
その他
レーンディパーチャーアラート[LDA*3]
事故に繋がりやすい電柱、縁石、ガードレール、パイロン、連続ポールなどの構造物までシステムの支援対象を拡大できるようになりました。
また、構造物に対する作動車速を低車速域まで拡大することで一般道で発生し易い事故の被害軽減を支援します。
レーントレーシングアシスト[LTA*4]
車線認識性能を向上し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現しました。
隣接車線を走行する車両の追い抜きや、路外の構造物との距離が近いシーンなどにおいて、ドライバーの運転と同様に、走路中央よりも回避側にトレース位置をオフセットし、ドライバーと協調した制御を目指しました。
ドライバー異常時対応システム
レーントレーシングアシスト[LTA]制御中にドライバーの無操作状態が継続している場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、ハザード・ホーン・ストップランプで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援します。
停車後は、ドア解錠やヘルプネット®自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与します。
レーンチェンジアシスト[LCA*5]
高速道路や自動車専用道路(一部を除く)を走行時、レーントレーシングアシスト[LTA]が作動中に、ドライバーのウィンカー操作をきっかけに、レーンチェンジのための操舵、車線変更先車両監視の支援を行います。
ロードサインアシスト[RSA*6]
従来の「最高速度」、「はみ出し通行禁止」、「車両進入禁止」、「一時停止」に加え、「転回禁止」の標識表示や「赤信号」の告知にも対応し支援対象を拡大しました。
発進遅れ告知機能[TMN*7]
従来の先行車に対してのみならず、交差点にて先頭で停車時、信号の停止表示が解除(方向指示器と同一方向の矢印信号も含む)されても自車が停止し続けた場合、メーターやヘッドアップディスプレイへの表示とブザーなどで告知する機能を追加しました。
プロアクティブドライビングアシスト[PDA*8]
「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、危険に近づきすぎないよう運転操作をサポートし、ドライバーの安心につなげます。
さらに先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減することにより、一般道などのシーンでドライバーの運転に寄り添い優しくサポートする機能を追加しました。
安全/安心と利便性を拡張する新たなアイテム
e-ラッチシステム
ドアのアンラッチ機構をスイッチによる電気制御に置き換えることで、無駄な動きのないスムーズなドア操作と滑らかな操作フィーリングを実現しています。
安心降車アシスト(ドアオープン制御付)[SEA*9]
降車時、ブラインドスポットモニター[BSM*10]のセンサーを活用し、後方からの自転車を含む接近車両などを検知。
開放後のドア、もしくは降車した乗員と衝突する可能性があるとシステムが判断した場合、アウターミラー内のインジケーターを点灯させ注意を促します。
また、ドアを開けようとした場合は、e-ラッチシステムと連携してドア開放をキャンセルする機能を世界初採用*11。
ブザー、アウターミラー内のインジケーターの点滅、メーターの表示、音声通知で乗員に告知します。
高度運転支援技術 アドバンスト パーク[Lexus Teammate Advanced Park](リモート機能付き)
支援シーンを拡大し、並列駐車シーンにおいて前向き駐車、バック出庫、前向き出庫が新たに可能になりました。
また、車外からスマートキーを携帯したドライバーが専用のスマートフォンアプリをインストールしたスマートフォンを操作することで、遠隔操作での並列・縦列駐車および出庫が可能となりました。
また、トランクの荷物を取り出すシーンなどにおける前後移動にも対応しています。
デジタルキー
専用のスマートフォンアプリをインストールすることで、この機能を有する車両に対してスマートフォンをデジタルキーとして使用可能となります。
スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでドアのロック、アンロック、エンジンスタートができ、所有するデジタルキーに対応した車が複数ある場合でも1台のスマートフォンだけで操作できます。
スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りも容易に行えます。
パノラミックビューモニター
車両の前後左右に搭載したカメラの映像を合成してセンターディスプレイに表示するパノラミックビューモニターにおいて、新たに、過去に撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況やタイヤ位置などの把握を補助する床下透過映像表示機能を追加しました。
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*11 | 2021年6月現在発表済みの車種において、LEXUS調べ |
マルチメディアシステム、コネクティッドサービスの全面刷新による利便性の向上
お客様の利便性の向上のため、マルチメディアシステム、コネクティッドサービスを刷新しました。
大型化/高解像度化した14インチタッチワイドディスプレイを採用するとともに、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを開発しました。
また、G-Link機能を大幅に拡充することにより、お客様の日常使いに即したサービスを提供。
またOTA*1ソフトウェアアップデートを行うことで、予防安全装備や先進技術の性能を向上し、お客様のライフスタイルに寄り添っていきます。
先進性と利便性を高めたマルチメディアシステム
大型化/高解像度化した14インチ/9.8インチタッチワイドディスプレイを採用。
フロントガラスパネルに反射防止コーティングを施し、さらにボンディング技術*2を採用することで、低反射かつ鮮明な画面表示が可能となりました。
直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを開発。
各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで優れたアクセス性を実現するとともに、画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分け、ナビや音楽、車両設定などの操作フローを統一し使いやすさに拘りました。
さらに使用頻度の高い機能を簡単に呼び出す操作が可能で、利便性を向上しました。
加えてマップエリアとエアコンエリアを使用ニーズや好みに応じて拡大/縮小できる機能も搭載しました。
クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。
G-Linkご契約中は常に最新の地図データをご利用いただけます*3。
さらに、14インチナビでは従来の車載ナビとコネクティッドナビを組み合わせたハイブリッド型のナビゲーションを採用しています。
最新の音声認識機能は、ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動を可能としました。
あらかじめ設定された起動ワード(例 : Hey Lexus!など)を発話することで、スイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能の起動が可能です。さらにクルマと会話するような自然な発話での操作にも対応しています。
iPhone*4やAndroid*5デバイスの専用機能を車載機ディスプレイにて使用する、Apple CarPlay*4、Android Auto*5を設定しました。Apple CarPlayのみ、従来のUSB接続に加え、OTAソフトウェアアップデートにてWi-Fiによる無線接続に対応予定です。
14インチナビでは、DCMを活用したインターネット接続により、Webサイト(ニュースやブログ、ストリーミング音楽、YouTube*5動画など)を閲覧することができるWebブラウザー機能*6を新たに設定しました。
個人設定を車両に登録することができる「マイセッティング機能」では、従来の車両設定(ドライビングポジション、イルミネーションなど)に加え、ナビやオーディオなどのマルチメディアの設定にも対応しました。
スマートキーだけでなく、デジタルキーやBluetooth機器(スマートフォンなど)でもドライバーの特定が可能になります。
また、G-Linkご契約中は、マルチメディア設定はデータセンターに格納され、別の車両でも利用することができます。
ユーザーの好みに合わせて、ナビ画面のカラーと字体を5種類のテーマから選択することが可能です。
レクサスプレミアムサウンドシステムでは、リヤスピーカーのバスレフ構造やボディ骨格(ロアバック)を活用した、大容量のサブウーファーボックスを含む10個のスピーカーで構成し、豊かでキレのある低域再生を目指しました。
マークレビンソン*7プレミアムサラウンドサウンドシステムでは、Mark Levinson*7 PurePlayコンセプトに基づき、ボディ骨格を活用した大容量のサブウーファーボックスを含めた17個のスピーカーを最適に配置し、前後左右に広がるステージ感と歪みのないピュアな音を目指しています。
両サウンドシステム共に、CD音源(44.1kHz/16bit)よりも情報量の多いハイレゾ音源(96kHz/24bit)の再生にも対応しました。
安心と快適さを追求したG-Link
現行スマートフォンアプリ「LEXUS smartG-Link」を刷新したスマートフォンアプリ「My LEXUS」*8を新開発。
G-Linkの新サービスへの対応のほか、既存機能の改良とともに、デザインを見直し、より直感的にご使用いただけます。
「My LEXUS」により、スマートフォンでクルマの燃料残量や走行距離の確認が可能。
さらに乗車前にエアコンを作動させておけるリモートエアコン、充電・給電状況の確認ができる充電管理などのサービスをご利用いただけます。
新サービスの「マイカー始動ロック」では、「My LEXUS」からの操作により任意の期間において車のエンジンを始動できなくすることが可能です。
夜間や長期の旅行・出張等の際にご利用いただくことで、車を使わない時間のセキュリティを高めることができます。
OTAソフトウェアアップデート
DCMによる無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能を採用。
マルチメディアやLexus Safety System +のほかに、メーターなどの周辺機器も対象とし、表示内容や操作性の改善に加え、新機能の追加や性能向上などを行うことができます。
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*2 | ガラスパネルと液晶の隙間を埋めて貼り合せる技術。光の屈折率を最小限に抑え、画面の映り込みを緩和できます |
*3 | G-Linkを継続ご契約されないお客様は、3年経過後、G-Link契約をご継続されないお客様においては、地図データを全地図更新で更新する必要がございます |
*4 | Apple、Apple CarPlay、iPhoneはApple Inc.の商標です iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています |
*5 | AndroidTM、Android AutoTM、YouTubeは、Google LLCの商標です |
*6 | 「車内Wi-Fi」のお申し込みが必要です |
*7 | マークレビンソン、Mark Levinsonは、ハーマンインターナショナルインダストリーズ社の商標です |
*8 | デジタルキー、Lexus Teammate Advanced Park(リモート機能付き)はそれぞれ「My LEXUS」とは別のスマートフォンアプリケーションとなります |