日産は、快適な車内環境の実現を目指し、自動車用自己放射冷却塗装の実証実験を公開しました。
この塗装は現在、炎天下での作業が多い羽田空港において効果と耐久性を検証しています。
日産は、よりクリーンで安全、インクルーシブで持続可能な企業となることを目指しており、新しい塗料の開発にも日産のイノベーションが実現されています。
通常、塗装は太陽光が当たると、塗料を構成する高分子が振動し、熱を帯びます。
一方、本塗装の塗料は、一般的な遮熱塗料に含まれている「太陽光を強く反射する粒子」だけでなく、「熱を電磁波として放射する粒子」を含んでいます。
この粒子は、太陽光を受けると+とーの電荷の偏りを発生します。
これらが安定しようと電荷が動く際に、熱のエネルギーを電磁波として放射します。
この電磁波は大気に吸収されず、宇宙まで届き熱エネルギーを放出します。
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