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知らなきゃ損!? 自動車保険どこまで補償してくれる? 台風でクルマがやられたのに保険適用対象外のパターンも!
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ベストカーWeb より



 これからの季節、気を付けなければならないのが、列島を襲う台風や集中豪雨。全国各地で、短時間大雨情報が発令され、浸水・冠水害が増えているのを、日々のニュースで感じている人も多いはず。愛車が一瞬でダメになってしまう水害に対して、私たちができる備えを考えていきたい。大雨被害は、今や全国どこでも起こりうる身近な災害だ。

文:佐々木 亘/画像:Adobe Stock(トビラ写真=taka@Adobe Stock)

水とクルマは相性最悪



 クルマは私たちが思っている以上に、水に弱い。ほんの数センチの冠水でも、エンジンに水が入って動かなくなったり、電装系がショートして修理不可能になったりすることもあるものだ。まずは、道路が冠水したときにはクルマを走らせないという基本を徹底しよう。

 しかしながら、クルマを保管している場所が浸水被害に遭いやすいところという場合には、雨の時にクルマを積極的に避難させる方が良い。少し高台になっているところへクルマを移動するだけで、浸水害は防ぐことができるものだ。

 ときに、駐車中の浸水は深刻である。車内のカーペットやシートが水浸しになるだけでなく、見えないところに大きな損傷を受けてしまう。直接的なエンジンへの浸水だけにとどまらず、マフラーからの逆流や電気系統のショートなど、見えない部分への水の被害はとどまるところを知らない。

 まずは、水の被害を受けないように駐車場所を考えること、そして冠水道路での無理な走行はしないということが、水害を防ぐための基本のキだ。

保険による全損扱いはシートの高さがを水が越えるかがキモ



 車両の浸水被害では、水位がシート座面の高さを超えると、保険の判定的には全損扱いとなることが多く、ディーラーでも修理不可とされてしまうことが多い。特に大量の被災車両が出る浸水害では、シートの座面よりも上に水が来たかどうかで、補償の在り方が大きく変わってしまうこともある。

 こうした基本的な車両損害対する補償を受けるためには、いわずもがな、任意保険の車両保険に加入していることが大前提。人身や対物といった賠償保険だけでは、台風や豪雨で壊れてしまったクルマに対して一切お金が出ないのだ。

 さらにややこしいのが、「津波=水害」ではという点。津波被害は水害とは全く別のものとして保険上は扱われる。津波被害に対する補償は一部の特約を除いて、ほとんどないというのが現状だ。

被害が想定される状況での運転は補償してくれないってマジか



 水害に対して車両保険へ加入していても、被害を予測できる状況での危険を顧みない運転では、保険が使用できないことも多い。

 例えば、大雨で視界がほぼゼロという状況での運転では、「危険を予見できたのに、あえて運転した」と判断されることがあり、保険での補償が受けにくくなる。また、強風によって飛来物が車にぶつかってきたケースや、突風でハンドルをとられて事故に至るケースも同様。

 保険会社に「気象警報が出ていたのに無理をして外出した」と判断されれば、保険会社が支払いに対して慎重になることもあるだろう。

「これくらい大丈夫だろう」で油断せずに!



 自然災害下での運転には、保険の壁がある。だからこそ、少しでも不安を感じたら「クルマで出かけない」という選択肢が、愛車と自分を守る重要な判断になってくるのだ。

 こうした自動車保険における補償の境界線を正しく知っておくことは、いざというときに保険難民にならないための第一歩である。これまで水害が発生したことが無い場所でも、短期的な集中豪雨で、災害は発生してしまうのだ。特に雨の多いこの時期は、注意してほしい。

 毎年のように起こる自然災害に備えて、クルマの保管場所、並びに保険内容を確認し、クルマの大敵である「水」に備えよう。



引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1341835


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