木陰に駐車しても安心できない!? 紫外線以外にもクルマの塗装を傷める要因が!!
口コミを書く
口コミを見る
ベストカーWeb より

夏の強い日差しがクルマの塗装を痛めつけている。こういった夏の熱や紫外線以外にも、クルマの塗装面はさまざまなストレスに晒されている。たとえば、日差しを避けるため木陰に駐車しても、樹上から思わぬ敵が襲来することもある!?
※本稿は2025年8月のものです
文:鈴木伸一(整備士の資格をもつメカニックライター)/写真:ベストカー編集部、AdobeStock(トップ画像=yossan.my@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年9月26日号
鳥のフンがクルマの塗装を溶かす!?
駐車する際、日陰といえども木陰は要注意。落ち葉とともに樹液が滴り落ちてくる可能性がある。
この粘りけのある「樹液」は落としにくく、付着直後なら通常の洗車でもなんとか落せるものの、凝固してしまうと簡単には落ちず、無理をすれば塗装をキズ付けることになる。
また、いわゆる「鳥のフン」も要注意だ。鳥の排泄物は強い酸性で、この酸がクルマの塗装を侵食するため、シミやクレーター、最終的には塗装剥がれを引き起こすことがあるからだ。
いずれにしろ、発見した時は固まる前に直ちに水洗い(樹液はお湯や粘土クリーナーを併用)することが大切だ。
さらに、高速道路の走行時に付着しやすい虫の死骸も放置は厳禁。水をたっぷりかけて柔らかくし、水圧で流すように取り除いておきたい。
●主な対策費用
・虫&フン取りクリーナー:約400円