猛暑で急増!? いや、下手したらオールシーズン?? JAFが夏場のバッテリー上がりに対し注意喚起中!
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ベストカーWeb より

真夏の炎天下、突然エンジンがかからない事態に直面するドライバーが後を絶たない。奈良県内では昨年夏、バッテリー上がりが救援要請の3割以上を占めた。JAF奈良支部は、猛暑時に潜むこのリスクと予防策を呼びかけている。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes、JAF、Adobe Stock(トビラ写真=image360@Adobe Stock)
思っていた以上に多い!? クルマのバッテリートラブル
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)奈良支部は、2025年8月8日に暑い夏場でのバッテリー上がりに関する注意点を呼びかけました。
JAF奈良支部によると、2024年7月~8月に奈良県内で発生したロードサービス救援件数は5459件。このうち1867件がバッテリー関連のトラブルで、全体の約34%を占めています。特に夏場はエアコンの使用頻度が高まり、発電と消費のバランスが崩れることで電圧低下が起こりやすくなります。
そのほかにも、バッテリー上がりの原因としては、「バッテリーの寿命」、「電装品の過剰使用」、「発電機のトラブル等」、「ライトの消し忘れ」、「長期間放置」が挙げられます。
奈良県内に限らず、JAFロードサービスが公開する2024年度における「主な出動理由TOP10」では「過放電バッテリー」が一般道路部門で堂々たる1位。3位にも、「破損/劣化バッテリー」が入っており、バッテリーに関するトラブルは上位を占める傾向にあるようです。
また、JAFロードサービスの出動件数は高速道路に比べて一般道路の方が多く、そのトップを「過放電バッテリー」が占めていることから、バッテリー上がりは想像よりも頻繁に起きていることが予想されます。
バッテリー上がったらどうすればいいの?
だけど、どんなに気を付けていてもトラブルがおきてしまうときはあります。ですが、なんとJAFは、各種トラブルに関する解決方法まで写真付きでホームページ上に掲載しています。
バッテリー上がりの対処法も掲載済。「バッテリー上がったらどうやるんだっけ……? プラプラ、マイマイだっけ?」とうろ覚えな方も安心です。
もちろん、トラブル対処時は二次災害を起こさないよう、安全な場所にクルマも人も避難してから行ってください。自力での始動が難しい場合はJAFロードサービスなど専門の救援を呼びましょう。誤った対応は故障を悪化させる可能性があります。
それから常日頃からバッテリー液の量を点検することも大事。車両を揺らすなどしてバッテリーの液量が「UPPER」と「LOWER」の間にきちんとあるか、きちんと確認しましょう。
また、JAF奈良支部は、エアコンの風量を控えめにすることで、消費電力を抑える工夫をするなどのワンポイントアドバイスを提示しています。ただし、この酷暑なので、当然命に直結する無理は禁物。
エアコンの風量を強めなくても済むよう、さまざまな車内グッズを併用するなどして、自身の体もクルマも大事にしていくことが肝要と思われます。