車両火災ってなんで起きるの?? 酷暑時に愛車を守るコツとは
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ベストカーWeb より

えっ、愛車が燃えるなんて他人事じゃない? 日本では年間約3,600件もの車両火災が発生していて、酷暑がその引き金になることが増えているんです! この記事では“クルマ火災の原因は本当に暑さ?“という主旨で、ベストカーWebらしくわかりやすく解説します。
文・ベストカーWeb編集部/写真・AdobeStock(トップ画像:Thomas Dufranne@AdobeStock)
クルマ火災の実態と“暑さ”の関係
実は日本国内での車両火災はなんと年間約4000件。つまり単純計算で1日に10台程度のクルマが燃えているんです。その多くは排気系や電気系統のトラブルで発生します。
もちろんここに「酷暑」が絡むことによってトラブルが起きてしまう確率も上がるのですが、実は「酷暑」だからこそ起こってしまう火災トラブルも多く存在するのです。
真夏になると炎天下に駐車した車内はまるでオーブン状態。30分で車内温度は50℃超、ダッシュボード表面は70℃以上になることも。これだけ高温になるとリチウムイオン電池やスプレー缶、ペットボトルなどの身近なモノでも急に火種に変身しちゃうんです。
身近なアイテムが火災の原因に!? 暑さに要注意なポイント
例えばペットボトルによる“収れん火災”。太陽光を凝縮してシートや紙を燃やしてしまう恐れがあります。またスマホ・モバイルバッテリーといったリチウム電池製品も、車内放置で高温にさらされると熱暴走を起こし、発煙・発火・爆発に至るケースも。
さらにEVの大型バッテリーでさえ駐車中はバッテリーマネジメントがオフになるため、暑さによるダメージや火災リスクが無視できないレベルで高まっています。
こうした危険を未然に防ぐためにも、酷暑が予想される日はこまめな車内チェックや炎天下の駐車を避けるなど、自分でもできる備えがとても大切です。
暑さだけでなく、思わぬモノが火災のきっかけになることをしっかり覚え、安全なカーライフを守りましょう!