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猛暑日要注意! ハイブリッド車やディーゼル車のエンジンオイルはガソリン車より弱い?? 夏のトラブルから守るためのポイントとは
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ベストカーWeb より


 酷暑が続く昨今、エンジンへの負担は想像以上です。特にハイブリッド車やディーゼル車では、専用のエンジンオイルや冷却水を使うべき。では実際に「交換の必要性」はどれほどあるのでしょうか? 本記事では、愛車を夏のトラブルから守るメンテナンス術を、ハイブリッド車、ディーゼル車別に詳しく解説します。

文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock(トビラ写真:RS-Studios@Adobe Stock)

暑さでエンジンが悲鳴?夏は“油脂類の見直し”がカギ



 猛暑になると、エンジンや冷却系統には通常以上の負荷がかかります。外気温が高いとオイルの粘度が下がり、冷却水の沸点に近づきやすくなります。これによりエンジン内部の潤滑や冷却機能が低下し、最悪の場合オーバーヒートを引き起こすことも。

 とくに短距離走行が多いユーザーは、オイルが十分に温まらないうちにエンジンを停止することで、オイルの酸化や劣化が早まる傾向にあります。こうした使い方の方こそ、夏前の「予防交換」が推奨されます。

ハイブリッド車のオイルには“低粘度”&“省燃費”性能が重要



 ハイブリッド車は、エンジンとモーターの切り替え運転が頻繁で、エンジンが低負荷で長時間作動するシーンが多く見られます。このため、オイルが冷えたまま使われる時間が長く、劣化スピードが意外と早いのです。

 さらにハイブリッド車ではエンジンの始動・停止が頻繁なため、「低温始動性能」に優れた低粘度オイル(例:0W-16)が推奨されるケースも多く、車種によってはメーカー指定のオイルを使わないと保証対象外になることもあります。

 例えばヤリスハイブリッドには、低粘度のオイル品質規格「JASO GLV-1」認定を取得した0W-8というハイブリッド専用の超低粘度オイルが使われています。

 常温での流動性能が高いエンジンオイルのため、従来の0W-16(現行プリウスが純正)のエンジンオイルに比べ、燃費性能が約0.7%向上したほか、約25%も低粘度化したといいます。

 ヤリスハイブリッドは、このほかSN PLUS 0W-16、SN PLUS 0W-20、SN 5W-30というトヨタ純正エンジンオイルも適合エンジンオイルとして使用できます。



 ちなみにヤリスのガソリン車に採用されているトヨタ純正エンジンオイルは、1KR-FE型1Lエンジンは、推奨がSN PLUS 0W-20、適合がSN 5W-30。M15A-FKS型1.5Lエンジンは、推奨がSN PLUS 0W-16、適合がSN PLUS 0W-20、SN 5W-30となっています。

 現在0W-8の超低粘度オイルは、トヨタ純正GLV-1 0W-8のほか、日産純正ストロングセーブX 0W-8 GLV-1、三菱純正ダイヤクイーンエンジンオイル0W-8、エネオスX PRIME 0W-8、アポロステーション0W-8などがあります。

交換目安:
・走行距離に関わらず、半年に1回の交換が理想的
・純正指定がある場合は必ず準拠



ディーゼル車は“DPF対応”かつ“清浄性”が重要



 ディーゼルエンジンは、燃焼時にPM(黒煙などの粒子状物質)が発生しやすいため、排気ガス浄化装置(DPF)の性能を損なわないオイルが必要です。DPF非対応のオイルを使用すると、DPFの詰まりや再生不能トラブルを引き起こすリスクが高まります。

 また、ディーゼル車はガソリン車に比べて燃焼温度が高く、エンジン内部に汚れが付きやすいため、清浄分散性に優れたオイルを選ぶことが大切です。

 つまりガソリンエンジンよりディーゼルエンジンのほうが、オイルに対する要求が厳しいのです。粘度などの条件が合えば、ディーゼルエンジン用のエンジンオイルはガソリンエンジンにも使える(ガソリンエンジン用の認証を取っている)が、逆はNGです。



 なお、APIサービス分類でガソリンエンジン用は「SJ、SL」といった具合に「S」から、ディーゼルエンジン用は「CE、CF」といった具合に「C」から始まる記号でグレードが表記されています。

交換目安:
・走行距離:5000~7000kmごと
・“DL-1規格”などのDPF対応オイルを使用必須

冷却水(LLC)は“車齢”で状態が変わる!色や匂いのチェックを



 冷却水(ロングライフクーラント:LLC)は、エンジン温度を適正に保つための重要な液体です。最近の車両は「スーパーロングライフタイプ」で10年無交換も謳われますが、実際には外気温や走行状況、冷却系統の劣化によって性能が低下することもあります。

 以下のような症状があれば、早めの点検・交換をおすすめします。

・LLCが茶色や白濁している
・甘い異臭(LLCの劣化臭)がある
・リザーブタンクが減っている

交換目安:
・新車:初回は7年または10万km、その後は3~4年ごと
・旧型車や過走行車は2年ごとの交換が安心

編集部まとめ:メンテナンスで“燃費”も“寿命”も伸ばせる!

 エンジンオイルや冷却水の状態が良好であれば、燃費の改善やエンジン寿命の延長といった恩恵も得られます。逆に劣化したまま使用し続けると、各部品に過剰な負荷がかかり、整備費用が跳ね上がる原因にもなり得ます。

 特に夏の行楽シーズン前には、車検や定期点検のタイミングでオイルと冷却水の同時チェックをしておくと安心です。猛暑対策は予防整備が鍵!交換タイミングが命を守りましょう。



引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1251876


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