「アオってんのか?」「……えーっとそんなつもりないですけど」 無自覚迷惑ドライバーにならないために知っておくべき「ライト関係」のメーター表示
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WEB CARTOP より

ハイビームやリヤフォグの点灯などは乗車中は気づきにくい
夏至(2025年は6月21日)が近くなり、日が長くなったことを実感しているところだが、そんな夏でも相変わらず、日没ギリギリまでヘッドライトを点けなかったり、暗くなっても無灯火のまま走り続けるクルマを見かけることがある。
反対に晴天なのにフォグランプを点けたままの人もいて、とくにリヤフォグランプを点けているのがわからずに、周囲に大迷惑をかけているドライバーも少なからず見受けられる……。
無灯火に関しては、自発光式メーターの普及によって、周囲が暗くなってもライトがオンになっているかがわかりづらくなったことも影響しているし、2020年からはオートライトが義務化されたことで、ライトのオン/オフ自体を意識しなくなったドライバーが増えているようにも思う。
これらのことは、いずれもメーターパネルの表示さえきちんと見ておけば問題にならないはずなのだが、そもそもその表示の意味がわかっていないドライバーもいるようなので、ここでライトの点灯状況を知らせるメーターパネルの表示をおさらいしておこう。
・緑色で左右にライトが光っているマーク(尾灯表示灯)
これはロービームが点いているときに点灯するマーク(スモールランプだけでも点く)。真っ暗になったときは当然として、日没の1時間くらい前からヘッドライトを点けることで、事故のリスクをずいぶん下げられるので、早め早めの点灯を。
また、雨など視界が悪いときも積極的にヘッドライトを点灯して視認性を高めることが重要だ。
・青色で真っ直ぐの照射(ハイビーム表示灯)
青色で水平方向に光が照射されているマークは、ハイビーム表示灯。ヘッドライトがハイビームになっていることを知らせる表示。
ロービームの照射距離が約40mなのに対し、ハイビームは約100m先まで光が届く。対向車や前走車がいない夜道では、このハイビームで走るのが基本だが、対向車、前走車がいるときは、素早くロービームに切り替えるようにしよう。
リヤフォグ点灯のピクトグラムは絶対に覚えておくべし
・緑色で真っ直ぐな照射+「A」の文字(オートマチックハイビーム表示灯)
オートハイビーム機能がついているクルマだけにある表示灯。オートハイビームは、対向車や人物を検知したときなど、自動的にハイビームとロービームを切り替えてくれる機能。
この機能が働いて、ハイビームで走行しているときにそれを知らせる表示になっている。
・緑色で照射角が斜めで、そこに波線が重なっている(フォグランプ表示灯)
フロントフォグランプを点灯させると表示されるマーク。フォグランプが標準でついていないクルマもあるので、そうしたクルマにはこの表示ランプも用意されていない。
フォグランプは濃霧や雨天、降雪で視界不良のときに使用するランプなので、晴天時に使用したり、常時点灯させるのはNG。悪天候以外で、メーターパネル内にこの表示を見かけたら、すぐにフォグランプのスイッチをオフにすること。
・橙色で水平方向の照射+波線(リヤフォグランプ表示灯)
これは荒天時以外に使用すると大ヒンシュクになる、リヤフォグランプ点灯時に表示されるマーク。マークの照射方向が、フロントフォグランプ表示灯とは逆の右向きで、色も橙色なので区別がつきやすいはず。
リヤフォグランプの使用は、悪天候で視界が悪いときに限定されているので、この橙色のマークが点灯しているときは、使用条件に適っているかどうか再確認することを忘れないようにしよう。