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あの日の輝きをもう一度!!  大切な愛車を「色褪せさせない」5つのヒント
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WEb CARTOP より


 愛車の色褪せを、まるでジーンズにように愛着のわく現象ととらえられる人には関係のない話。しかし、多くの人は色褪せた愛車を見るとガッカリするだろう。そこで今回は「色褪せ」について。

文/山口卓也、写真/写真AC、アイキャッチ画像/Takahiro@Adobe Stock

クルマの色褪せはなぜ起こるのか?



 長くクルマを所有している人のなかには「最近、なんとなく愛車に輝きがなくなってきた気がする……」「買った当初はもっと深みのある色だったのに……」と感じている人がいるかもしれない。

 それは、塗装面の劣化、特に一番表層にあるクリア層の劣化によって色褪せが進んでいる状態と思われる。

 昔のクルマに比べると現代のクルマの塗料は品質が向上しており、買って数年で色褪せることはあまりない。

 しかし、クルマは常に紫外線、工場・クルマなどの排気ガスによる酸性雨、虫や鳥のフンなどのアルカリ性の付着物にさらされており、徐々に塗装面は劣化していくもの。

 また、長年にわたる洗車キズや走行時に受ける砂や金属片などによるキズは、本来のボディカラーの色ツヤに大きな影響を与えてしまう。

 さらに、洗車後にきちんと拭き取らなかった水分はその後、イオンデポジットと呼ばれる白い水アカとなって塗装面を傷めてしまう。

 よって、長く乗っているクルマの色褪せはある意味避けられないことでもある。

ボディカラー・塗料の種類によって色褪せ具合に違いが!?

 クルマの塗装の多くは「下塗り」「中塗り」「上塗り」「クリア」の4層構造となっている。「なんとなく白ボケた感じ」を受けるのは表層面のクリアが劣化して剥がれてきていることが原因だが、さらに劣化が進むとカラー面にもダメージが及んでしまう。

⚫︎色褪せしにくい色=紫外線を吸収しにくい色

 一般的に一番色褪せしにくい色としては紫外線を吸収しない白が有名。最近多い淡いベージュ、シルバーなども紫外線を吸収しにくいため色褪せしにくい。

 逆に、もっとも色褪せしやすい(=紫外線を吸収しやすい)色として知られるのは黒。

 黒は紫外線や赤外線を吸収しやすいため塗装面が高温になりやすく、塗装面の劣化をより早めてしまう。

 また、汚れやキズが目立ちやすく、洗車やワックスがけなどの「手間」を惜しむ人にあまり向いていないといえるだろう。

 次に色褪せしやすいといわれるのは赤。

 郵便配達の赤いクルマを見るとわかるが、「こんなに劣化するの?」というレベルのまるで朱色のようなクルマが多く走っている。さらに、有名イタリアンブランドのロッソカラーも色褪せしやすいといわれている。

 また、同じような色でも塗料の種類によって劣化具合は変わってくる。

⚫︎色褪せしにくい塗料の種類=メタリックやパール系

 クルマの塗料は大きく分けて4種。

 単色の塗料の「ソリッドカラー」、マイカ(雲母)を使った「マイカカラー」、塗料にアルミニウムを含む「メタリックカラー」、より細かなマイカを使った真珠のような輝きの「パールカラー」がある。

 メタリックカラーやパールカラーは紫外線や赤外線による高温に強く、色褪せしにくいといわれている。

 そうなると、ソリッドカラーの黒や赤が最も劣化に気をつけなければならない色、メタリックやパール系の白やシルバーなどはそれほど劣化に神経質にならなくていい色といえるだろう。

色褪せを防ぐ、もしくは進行させないためには?




 まったく乗らず、屋内保管でもしない限り劣化をなくすことは不可能。多くの人は屋外保管のうえ、乗れば紫外線や赤外線を浴びることは必至。

 そんな状況下に置かれる愛車の色褪せを防ぐために知っておきたいことは以下の5つ。

1.色褪せしにくい色や塗料のクルマを選ぶ

 色褪せを気にして、好きでもない色や塗料のクルマを選ぶ人は少ないだろうが、先にもいったが色褪せしやすい色や塗料は確かにある。

 よって、そんなクルマを愛でることになったら次のことに注意すべし!

2.間違った洗車方法を見直す

 洗車はある意味「ブラシで擦って細かなキズをつけるだけ」ともいえるが、屋外で乗る以上クルマは汚れてしまうもの。となると日常使用のクルマの洗車は避けられない。

 とはいえ塗装面の細かなキズは紫外線による劣化を促進させるので、可能な限りキズをつけない洗車を心がけたい。

 よって、洗車前に汚れを流水で流すことなくいきなり泡まみれのスポンジで擦り始めたり、洗車後の水滴をきちんと拭き取らないまま走り出す……ことはやめておきたい。

 さらに意外とやってしまいがちなのが、バケツの底に残った汚れを再度スポンジに含ませてボディをこする行為。

 汚れたスポンジには細かな砂や金属片なども含まれており、バケツの水でスポンジを濡らす場合は「上澄み」で濡らすこと。

 さらに、これからの夏の炎天下での洗車は、水分で濡れたボディを拭き取る間もなく乾いてしまうので、水アカや塗装面を傷めるウォータースポットができやすくなる。これからの季節の洗車は日差しの弱い朝や夕方に行うことを心がけたい。

3.プロによるボディコーティングでクリア層を保護

 劣化が進むクリア層の保護・強化にはボディコーティングがお薦め。

 特に、ガラス被膜を形成するガラスコーティングは、市販品もあるが、硬化まである程度の時間を要し、その間は雨に降られないようにする必要がある。

 また、コーティング作業の前にしっかりと油分や汚れを落としておかないと被膜がうまく形成されない、ムラになるなど扱いが難しい部分もある。

 よって、ここは専門のプロに任せるべき。

 ガラスコーティングを施工すると、「洗車がラクになる」「汚れがつきにくくなる」「親水性のコーティングでは水シミがつきにくくなる」など利点は多い。

4.カーポート設置やボディカバーを利用

 色褪せの原因となる紫外線からクルマを守るためにカーポートを設置するのは有効。だがスペース的な問題、資金的な問題もあるためあまり現実的ではない。

 そこでボディカバーの利用も考えたい。

 しかし、駐車場の路面状況が未舗装の場合、雨が降った後などはボディカバー内のクルマには湿気がこもってしまう。湿気はサビの原因にもなるため、路面状況によってはボディカバーはお薦めできない。

 さらに、風によってボディカバーがバタつくとカバーとボディが擦れることで細かなキズがボディにつく可能性もあることから、ボディカバーを使う場合は素材を吟味すべし!

5.ある程度進行した色褪せにはカラーワックスで応急処置!

 色褪せの対処法として、劣化した塗装面に市販のカラー顔料を埋めて色ツヤを復活させる方法がある。

 作業は通常のワックスがけと同様に顔料入りワックスを劣化した塗装面につけて拭き取るだけと簡単。

 ただし、劣化した塗装面を埋めたカラー顔料が永久的に効果を持続するわけではないので、「また白ボケが進んだな……」と思ったら再度カラーワックスを使う必要があるのが難点ではある。

 最新のクルマではあまり色褪せを気にする必要はないが、発売からある程度経ったクルマ、色褪せしやすい色のクルマを愛でることになったら上記は知っておきたいもの。


引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1234068


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