梅雨こそ備えあれば憂いなし! あなたのタイヤは大丈夫? 身近なアイテムでチェック!!
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ベストカーWeb より

いよいよ梅雨本番。路面が濡れていると、いつもは普通に走れる道でも、急に滑ったり、止まりにくくなったりするもの。そんなときに注意したいのが「ハイドロプレーニング現象」です。この現象、実はタイヤの溝と空気圧でかなり防げるんです!
※記事制作にあたり一部AIを使用しています
文:ベストカーWeb編集部/画像:Adobe Stock(トビラ写真=YouAreBeautiful)
ハイドロプレーニング現象って何?
ハイドロプレーニング現象とは、路面の水をタイヤが排水しきれず、水の上にタイヤが“浮いてしまう”状態のこと。こうなるとブレーキを踏んでも効かないし、ハンドルを切っても曲がらず大きな事故につながってしまう。
では、どういう条件だとこのハイドロプレーニング現象が起きるのかというと……やはりタイヤだ。
タイヤの溝は新品で8mm程度だが、これが3mm以下になると排水性能が大きく低下。とくに時速80km以上で走行中の高速道路では、そのリスクがグッと上がる。
濡れた路面で滑るかどうかは、まさに“足元次第”なのだ。
10円玉と空気圧ゲージでできるセルフ点検
「でも、どうやってタイヤの溝を確認すれば?」と思った方、安心してください。タイヤ溝ゲージがなければ10円玉でOKです!
10円玉をタイヤの溝に差し込んでみよう。数字の「10」が全部見えたら、溝の深さは3〜4mm以下ということになる。これは、そろそろ交換を考えるタイミング。
また、タイヤには「スリップサイン」と呼ばれる突起がある。これと溝がツライチになっていたら即交換のサインだ。
もうひとつ忘れてはいけないのが空気圧。月に1回はチェックしたいポイントでもある。
空気圧が低すぎると排水性能が下がるだけじゃなく、偏摩耗や燃費悪化にもつながる。運転席のドア付近に書いてある指定空気圧を参考に、ガソリンスタンドや家庭用の空気圧ゲージで定期的にチェックしよう!
雨のドライブは“備え”が命!
もちろん、運転時の心がけも大事だということは言うまでもない。雨の日は、滑りやすくなるだけでなく、視界も悪化しがち。だからこそ、スピードは控えめにして、車間距離もいつもより長めにとる必要がある。
でも、やはり重要なのは「事前の備え」だ。タイヤの溝と空気圧。この2つをしっかり管理しておけば、ハイドロプレーニングの発生を大きく抑えることができる。まさに備えあれば憂いなし! 油断ではなく安心が運転時の余裕を生み、事故を事前に防ぐことにもつながる。
この梅雨を安心して乗り切るためにも、今日にでも自分のクルマのタイヤをのぞいてみてほしい。10円玉と空気圧ゲージ、どちらもお手軽に手に入るアイテムでこの梅雨をノー事故で振り切ろう!