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財布のヒモを締めるならココ!! クルマの維持費を下げる8つのポイント
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ベストカーWeb より


 クルマの購入を考えた時、なんとなく車両代やガソリン代、駐車場代や保険料くらいまでは維持費として考えるもの。しかし、クルマにはその他にかかる維持費がけっこう多い! そんなあなたに維持費のお話。

文/山口卓也、写真/写真AC

まずはどこが下げられるか、下げられないのかを知る



 愛車購入後にかかる維持費として、次の項目が挙げられる。

1.自動車税、軽自動車税
2.自動車重量税
3.自賠責保険料
4.任意自動車保険料
5.駐車場代
6.ガソリン代
7.メンテナンス費
8.車検代

 このうち、維持費1から3はクルマの排気量や重さによって金額が決められており、クルマを変更しない限りはどうがんばっても下げることができないもの。しかし、4から8は下げることが十分可能なのだ。

自動車税・軽自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は金額が決まっている

 ちなみに1から3の項目において、年間にかかる費用を軽自動車と普通乗用車で比較すると次のようになる。

●自動車税、軽自動車税

 「自動車税(660ccを超える自動車)」、「軽自動車税(660cc以下の自動車)」は排気量に応じて課される地方税であり、毎年4月1日の時点でクルマを持っている人に支払い義務が発生する。

 納税通知書は毎年5月頃届くので、5月末日までに指定の金融機関やコンビニエンスストア、オンラインで支払うこと。

 排気量が大きくなるにつれて金額も上がっていくため、愛車購入時に自分の欲しいクルマの排気量を正しく知っておくことが重要。さらに、初回新規登録の時期によっても金額が変わる。

●自動車重量税

 「自動車重量税」とはクルマの重量や経過年数に応じて課される税。

 定められた排出ガス性能や燃費性能の条件を満たしていれば「エコカー減税」が適用されるので、免税もしくは減税となる。また、経過年数が一定の年数を超えると税金が高くなるので注意。

 新車登録時と車検時に支払うため、特に通知書などは届かない。

●自賠責保険料

 「自賠責保険」は、事故などで他人を死傷させた場合に被害者を救済するために加入が義務づけられている「強制保険」。

 未加入の場合は50万円以下の罰金または1年以下の懲役+違反点数6点となる。

 被害者の救済が目的のため、相手や自車の破損や自分のケガなどは補償の対象外。

 補償の限度額は相手が死亡した場合は1名につき3000万円、ケガの場合は120万円となるが、これでは圧倒的に補償額が少ないため、任意自動車保険の加入は必須だろう。

 意外だが、クルマの排気量や重さによって大きな差がない点に注目!

任意自動車保険の見直しは重要だが、外せないポイントもある

 さて、これ以降はある程度金額を抑える努力をすれば維持費が下げられる項目。

⚫︎任意自動車保険料

 任意自動車保険の会社は非常に多く、インターネットでの一括見積もりや購入時のディーラーなどでの見積もり、自分に必要な項目とそうでない項目の取捨選択、年齢や車種などで大きく価格が変わる。

 しかし、筆者の経験から任意自動車保険の「弁護士特約」はつけておくことをお薦めする。

 交通事故を起こしてしまい、相手との示談交渉に入った場合、本来は当事者同士の話合いとなるが、慣習的に双方の保険会社の担当者同士で話し合いが行われるのが普通。

 この時、相手方の保険会社の担当者はできるだけ支払い金額を抑えようと慰謝料などを相場よりも低い額で提示してくる。

 慰謝料の基準には金額の低いものから「自賠責保険基準」「任意自動車保険基準」「弁護士基準」があることを知らない人も多く、保険会社の担当者から金額などを提示されて「そんなものなのか……」と驚くほど安い額での提示に泣く泣く示談に応じる人もいる。

 弁護士特約があれば、百戦錬磨の保険会社担当者との交渉も弁護士が行ってくれる。

 そして弁護士特約のみの使用であれば、翌年の保険の等級は下がらないものがほとんどである(自分の保険内容を要確認)。

任意自動車保険の金額に影響する要因

・年齢:若いほど高くなる
・車種:事故の起きやすいクルマ、スポーツカーなどは高くなる
・等級:事故を起こすと翌年の保険料は上がる
・車両保険:つけておきたいが、つけると大幅に高くなる
・支払い方法:年払いより月払いのほうが高くなる

 車両保険なしの場合で、20歳以下だと20万円弱/年、21〜25歳で8万円/年、26〜29歳で4.5万円/年、30〜60代で3万円/年ほどが相場と言われている(ただし、保険会社によって異なる)。

⚫︎駐車場代

 駐車場(自動車保管場所)は、クルマの使用の本拠の位置から2km以内と定められており、自宅にそのスペースがあればいいが、ない場合は駐車場を探さなくてはならない。

 駐車場代のかさむ都心部に住む人にとっては金額的にかなり大きいので、ひたすら情報収集に努めるのみ。

 だが、普通乗用車と軽自動車(またはコンパクトカー)では金額に差を設けている駐車場が意外と多いことは知っておきたい。

 地域差が大きいが、筆者の住む神奈川県では1万円台後半〜2万円台前半が相場と言われている。

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⚫︎ガソリン代

 かつては「現金会員のみ特別価格」などがあったが、現在では専用アプリを使ってアプリ登録時に割引き、クーポン使用による割引き、指定の支払い方法を使ってさらに割引き価格となるところもある。

 また、高速道路に乗る際は、かなり割高なSAやPAのガソリンスタンドよりは一般道にあるガソリンスタンドでガソリンを入れておく習慣をつけること。リッターあたり20円ほどの違いがある場合も多いのだ。

 また、ガソリンスタンドによるが、土日がサービス価格となる場合も。

 さらにタイヤの空気圧は指定空気圧に設定。ちなみに洗車頻度は1〜2回/月という人が多いが、ガソリンスタンドの洗車機を使うなら、そのたびに空気圧チェックをする習慣づけを。

⚫︎メンテナンス費

 自分のクルマを整備するのに整備士の資格は不要。

 本来、自分のクルマは自分で整備すべきで、例えばタイヤの空気圧チェック、ワイパーゴム交換、冷却水の補充、エアコンフィルターの交換くらいは自分でできるようになっておきたいもの。

 また、愛車のメンテナンス作業をショップに出した時、なんでもかんでも言われるがままに整備してもらってお金を払うよりは、きちんと整備内容などを説明してもらえるようなショップと付き合うことも重要。

 新車購入の場合は、最初の1年はほぼオイル交換程度しかメンテナンス費はかからないので、車種や走行距離にもよるが1〜2万円/年くらいが相場。

⚫︎車検代

 もっとも出費を抑えられるのは自分で整備を行ってユーザー車検に挑むことだが、ある程度の知識や経験、工具などがなければ難しい。また、整備不良が事故につながりかねないので、自信がない人には絶対にお薦めしない。

 ユーザー車検を行わない場合の車検代を抑えるポイントは、3社以上の見積もりを取ること。そこで注目すべき項目は「基本料金」と「整備費用(工賃)」である。

 車検とは、クルマが保安基準を満たしているか? を検査するものだが、車検時 「のみ」決められた部品が正しく機能し、保安基準を満たしていれば合格となる。

 つまり、あまりに車検代を浮かせたいがために「車検後数日で結局パーツ交換することになった」では出費を抑えた意味がないし、車検にはギリギリ合格するがクルマが危険な状態では事故につながりかねない。

 そういったことを回避するために「予防整備」がある。これは、整備士の考え方によるが、「車検にはギリギリ合格するが、安全を考えて今のうちにパーツ交換をしておいたほうがいい」「大きな出費となる前にメンテナンスはしておいたほうがいい」など、主に故障の事前予防を考えた整備を行うこと。

 なぜこの整備が必要かなどをきちんと説明してくれるショップは、ある意味優良なショップとも言える。見積もり金額のみを見るのではなく、こういった点にも注目すべき。

 金額はクルマの大きさや新車・中古車で変わるが、軽自動車で5〜10万円、普通乗用車で7〜15万円ほどが相場である。

クルマの維持費を抑える8つのポイント

 というわけで、数字を項目別に見ていくとクルマの維持費を抑えるには以下がポイントとなる。

1.税金の抑えられる軽自動車、免税・減税対象となるエコカーや電気自動車を選ぶ
(大排気量車や大型車はかなり割高)
2.新車新規登録から13年が経過する前に買い替える
3.とにかく情報収集して駐車場代を抑える
4.保険の見直し(ただし必要な項目は押さえること)
5.軽自動車を買うなら4月2日以降
6.大きな修理より予防整備のほうが安くなる場合もあることを知っておく
7.車検見積もりは3社以上から取る
8.できるなら、自分のクルマは自分で整備

 いろいろ書いたが、維持費はできるだけ抑えたいけど、維持費ばっかりを考えて欲しくもないクルマを買うのは悲しい。

 クルマは趣味の対象でもあるので、多大な出費を覚悟しつつ「コレっ!」ってクルマを買うほうが幸せな気も…… (笑)。


引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1209667


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