今すぐやめて!! スマホや携帯電話などの「ながら運転」での死亡重傷事故件数が過去最多に
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ベストカーWeb より

スマホや携帯電話などを使用しながらの「ながら運転」によって起きた死亡・重傷事故件数が、統計の残る2007年以降最多となった。2019年に厳罰化されて一度減少するも、再度増加に転じている。「ながら運転」を減らす妙案はないのか!?
※本稿は2025年3月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:AdobeStock(トップ画像=hakase420@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年4月26日号
厳罰化されてもなお増加する「ながら運転」
警視庁は、2024年の一年間にスマホや携帯電話などを使用しながら運転をする「ながら運転」によって起こった死亡・重傷事故の件数が、統計の残る2007年以降過去最多となったことを明らかにしました。
●片岡氏のコメント
スマホの普及に伴い、自動車だけでなくオートバイや自転車でも「ながら運転」をする人が増えている。事故件数も一気に増え、死亡重傷に至る事故件数は増大傾向だ。「ながら運転」による死亡重傷事故のリスクは普通に運転しているときの3.8倍にもなる。
スマホなどを操作しての「ながら運転」は2019年に厳罰化された。効果はてきめんで、翌2020年の死亡重傷事故は105件から66件に減少している。だが、すぐに効果は薄れ、2021年から再び上昇に転じた。
2024年の「ながら運転」による死亡重傷事故は前年比14件増の136件だ。自転車による事故件数も28件に上っている。どちらも統計を取り始めてから最多だ。
2024年11月に自転車も厳罰化された。が、今でもヒヤッとする場面に遭遇する。加害者にも被害者にも大きな傷を残すのだから、絶対にやらないでほしいね。