口コミを投稿する

ユーザーのリアルな新車口コミサイト 買おっかなー!

大丈夫? 間違えていない? 超大事 自賠責保険と任意保険の違いを改めて確認
口コミを書く 口コミを見る

ベストカーWeb より


 公道を走るドライバーが、必ず加入している自賠責保険。しかし、その内容を詳しく理解している人は意外と少ないのでは? そこで、自賠責保険と一体何なのか、任意保険との違いや意外と知らない自賠責保険のルーツまでを、改めて紹介する。

文:佐々木 亘/画像:Adobe Stock(トビラ写真=Aillusionist)

自賠責保険と任意保険の大きな違いは3つ



 自賠責保険と任意保険は、おなじ「保険」でも、大きく性質の異なる。例えば、自賠責保険が被害者救済を目的とした最低限の補償をする保険なのに対し、任意保険は加害者の負担軽減も含め、より幅広いリスクに対応できるものとなっているのだ。

 また自賠責保険が対象とするのは、ケガや死亡における対人賠償のみだが、任意保険は自賠責の補償額を超える相手方への損害補償はもちろん、物損事故や加害者自身のケガや車両の修理費までカバーできる。

 さらに、自賠責保険は法律で加入が義務付けられていることに対し、任意保険は加入の義務はない。ただ、自動車事故という大きなリスクのことを考えると、クルマを運転するなら任意保険にも加入しておくのが、望ましいカタチだといえる。

 こうした違いがあることを念頭において、自賠責保険について、より知識を深めていこう。

意外と知らない! 自賠責保険の重要性



 自賠責保険は、戦後の交通事故増加を受けて1955年に制定された「自動車損害賠償保障法」に基づき誕生した。事故の被害者が泣き寝入りすることを防ぐため、すべてのクルマとバイクに加入が義務付けられた強制保険だ。

 これにより、加害者の支払い能力に関係なく、被害者へ最低限の補償がおこなわれる仕組みが確立される。

 自賠責保険が切れた状態で車を運転すると法律違反になり、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に加え、違反点数6点で免許停止処分となってしまうのだ。さらに、自賠責が切れた状態で事故を起こせば、深刻な経済的・社会的責任を問われることになる。

 一般的に、自賠責保険は車両のナンバープレートに紐づいているため、ナンバーのない車には関係ないと思われがちだろう。しかし、未登録の車両でも公道を走る場合は自賠責保険への加入をしなければならない。

 例えば販売前の試運転や、新車の陸送に利用する「仮ナンバー」を取得した際でも、自賠責保険に加入することが必須となる。

 自賠責保険は、損害保険会社や代理店、自動車販売店、車検整備工場のほか、コンビニでも取り扱っており、加入のための大きな手間はかからない。

 また自賠責保険は、車両ごとに加入義務がある。つまり、自賠責保険の管理責任は自動車保有者にあるということだ。未加入または期限切れのクルマで運転すると、運転者だけでなく車を貸した所有者も重い罰則を受けてしまう。

 公道を走る時には、いかなる場合でも必要となる自賠責保険。重要性を改めて認識し期限切れには十分注意しよう。

自賠責は加入義務! 任意保険で万全の備えを



 ほとんどの任意保険の契約条件には、「自賠責保険が有効であること」が前提として含まれている。そのため、自賠責保険が切れている状態で事故を起こすと、任意保険の補償が受けられなくなるおそれがあるのだ。

 自賠責保険が切れた状態では、対物賠償や車両保険は適用される場合もあるが、対人賠償は自賠責保険が前提のため、任意保険の補償がほぼ適用されない。これは何を意味するかというと、人身事故で発生する数千万円から億単位の賠償責任を、すべて個人が負うことになるということだ。

 自賠責保険と任意保険は似ているようで非なるもの。ただ、セットにしておかないと効果がないものでもある。自賠責保険はアナタも相手も守ってくれて、自動車社会日本を支える陰の立役者なのだ。



引用元:https://bestcarweb.jp/news/1192942


    • 口コミ題名:

    • 内容:


    • 掲載には当サイト運用チームによる審査があります。

    • 誹謗中傷や公平性に欠けると判断した場合には、掲載されない可能性がありますのでご注意ください。