高速道路で見る「謎のコーヒーカップ」の正体は!? 「フォーク&ナイフ」とは意味が違う!? 知っていれば超便利!? 驚きの「違い」とは
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くるまのニュース より

実際どうなのか
高速道路を走っていると、ときどき「コーヒーカップ」と「ナイフ&フォーク」の書いてある標識が見かけます。
一体何を意味しているのでしょうか。またこの2つは、一体どんな違いがあるのでしょうか。
高速道路を走っていて、お腹が空いたり疲れたりしたとき、「コーヒーカップ」や「ナイフ&フォーク」の標識を見ると、ついうれしくなってしまいますよね。
思わず、運転する気持ちも、ウキウキしてくるというものです。
こうした看板は、数キロ前から設置されていて、そこまでの距離や混雑状況が表示されているものもあり、とても頼りになります。
これらの標識の意味は、近くに「サービスエリア」(SA)や「パーキングエリア」(PA)があり、しかも食事ができる設備があるというものです。
それでは、「コーヒーカップの標識」と「ナイフ&フォークの標識」の違いは、SAとPAの違いを表しているのでしょうか。
実はそれでもないというから、驚きです。
NEXCO東日本の担当者によると、「コーヒーカップ」の場合は「軽食堂」を表し、「ナイフ・フォーク」の場合は「レストラン」を意味しているといいます。
軽食堂は、そば・ラーメンなど軽食を提供するSA/PAです。場所によっては、コンビニや土産物店が入っているところもあります。
いっぽう、レストランは、よりしっかりとした食事ができる場所です。
つまり、コーヒーカップとナイフ&フォークの標識は提供する食事の違いを表しています。現場に着く前に、どういった食事ができるか分かるので、とてもありがたい存在ではないですか。

イメージが変わる!? すごい豪華なPAとは
実は、SAだから豪華で、PAだから簡素な施設、といった明確な違いは無いといいます。
高速道路上には約15キロごとにPAが設置され、さらに50キロ間隔でsAがあります。
その目的は互いに全く違っており、sAは「人とクルマに必要なサービスを提供する休憩施設」で、PAはドライバーの疲れをとるためのサービスを提供しています。
そのため、PAだから小さい店しかないというわけでもありません。
たとえば関越自動車道(上り)の三芳PAは、コーヒーカップの標識ながら、「Pasar三芳」(パサールみよし)という商業施設として運営されています。
建物の面積は約3400平米と広々。フードコートや飲食店をはじめ、ショッピングゾーン「旬撰倶楽部」(しゅんせんくらぶ)など約20店舗が揃います。
フードコートでは、肉丼や親子丼、そば、スパゲッティ、ラーメンと気軽なメニューの店舗がずらり。埼玉らしく深谷ねぎそばも食べられます。隣接して大きな回転寿司店もあります。
施設の半分ほどを占めるのは、数々のテイクアウト飲食店です。三芳町名物のさつまいもを使ったスイーツや、川越名物の太麺焼きそば、地元素材のソフトクリームなどご当地メニューに挑戦することもできます。
お土産にご当地グルメを買うなら旬撰倶楽部です。埼玉のウインナーや漬物、お惣菜を販売するほか、群馬や新潟、長野のお菓子なども手に入ります。
このような大きな施設であるにも関わらず、「軽食」を意味するコーヒーカップの標識であることについて、NEXCO東日本の担当者は「フードコートを軽食堂としているためで、パザール三芳はコーヒーカップ標識のシンボルとしております」と話します。