駐車違反にも種類があるって知ってた? 反則金も点数も異なるさまざまな駐禁
口コミを書く
口コミを見る
WEB CARTOP より

違反の種類で罰点も反則金も違う!
「駐車禁止」には、さまざまな種類があるだけでなく、違反内容によって違反点数や反則金の金額も異なります。この記事では、駐車違反の種類、それぞれの違反点数や反則金の金額について紹介します。
また、駐車違反で取り締まられないようにする方法についても解説していますので、クルマを運転するときの参考にしてみてください。
標識や標示で停車または駐停車を禁止している場所
丸い青地の標識に赤丸および赤の斜線またはバツ印の標識、車道と歩道が黄色の実線または破線によって区画されている標示がある場所では、停車や駐車が禁止されています。
違反点数や反則金は次のとおりです。
・駐車禁止場所:違反点2点、反則金1万5000円(普通車)
・駐停車禁止場所:違反点3点、反則金1万8000円(普通車)
交差点内など停車および駐車を禁止する場所での駐停車
道路標識の有無にかかわらず、次の場所では駐車および停車が禁止されます。
【駐停車禁止場所】
・交差点、横断歩道、自転車横断帯、踏切、軌道敷内、坂の頂上付近、勾配の急な坂またはトンネル
・交差点の側端または道路の曲がり角から5m以内の部分
・横断歩道または自転車横断帯の前後の側端からそれぞれ前後に5m以内の部分
・安全地帯の左側に部分及び当該部分の前後の側端からそれぞれ前後に10m以内の部分
・バス停から10m以内の部分
・踏切の前後の側端からそれぞれ前後に10m以内の部分
違反点数および反則金は次のとおりです。
・違反点:3点
・反則金:1万8000円(普通車)
法律に定められている駐車禁止場所での駐車
道路標識の有無にかかわらず、次の場合は駐車が禁止されます。
【駐車禁止場所】
・駐車場や車庫などの自動車用の出入口から3m以内の部分
・道路工事が行われている工事区域の側端から5m以内の部分
・消防用機械器具の置場もしくは消防用防火水槽の側端またはこれらの出入口から5m以内の部分
・消火栓、指定消防水利の標識が設けられている位置または消防用防火水槽の吸水口もしくは吸管投入孔から5m以内の部分
・火災報知器から1m以内の部分
違反点数および反則金は次のとおりです。
・違反点:2点
・反則金:1万5000円(普通車)
駐禁エリアじゃなくても左に沿っていてもダメなときはダメ!
3.5mの余地がポイントとなる無余地駐車
道路(車道)の左側端に沿うなど、正しい方法で駐車した場合であっても、車両の右側の道路(車道)上に3.5m以上の余地がない場合の駐車は「無余地駐車」として禁止されています。
違反点数および反則金は次のとおりです。
・違反点:2点
・反則金:1万5000円(普通車)
正しい方法ではない駐車も違反となる
駐車または停車が禁止されていない場所でも、次の場合は駐車禁止の取り締まり対象となります。
1.車両を駐車または停車するときに、道路(車道)の左側端に沿わず、他の交通の妨害となる方法で駐車または停車した場合
2.駐停車が可能な路側帯が設けられている場所に駐車または停車する際に、他の交通の妨害とならない方法、かつ、次の方法で駐車または停車しなかった場合
2-1.路側帯の幅が0.75m以下の場合は路側帯に入らずに標示に沿って駐車または停車する
2-2.路側帯の幅が0.75mを超える場合は路側帯に入り左側に0.75mの余地をあけて駐車または停車する
2-3.路側帯の幅が0.75mを超え、車両が全部入っても左側に0.75m以上の余地がある場合は右側の路側帯の標示に沿って駐車または停車する
駐停車が可能な路側帯に駐車または停車する場合であっても、車両の右側道路上に3.5m以上の余地がない場所には駐車できません。ただし、荷物の積卸しを行う場合で、運転者がその車両を離れないときなどの停車は除きます。
違反点数および反則金は次のとおりです。
・違反点:2点
・反則金:1万5000円(普通車)
駐車禁止違反で取り締まられないようにする方法
ここまで解説してきたように、ひとことで「駐車禁止」といってもさまざまな種類があります。駐車違反で取り締まられないようにするためには、コインパーキングなどクルマを停めるべき場所に駐車させる方法が得策でしょう。
コインパーキングにクルマを停めると、短時間でも数百円の費用がかかります。しかし、駐車禁止で取り締まられると、コインパーキングの費用を大きく上まわる反則金を納付しなければなりません。
30分未満の駐車で1万5000円以上の反則金を納付するのと、数百円の駐車代を比べると、明らかに駐車代のほうが安あがりです。そのため、短い時間の駐車であっても、クルマは停めるべき場所(コインパーキングなど)に停めるようにしましょう。