あなたは知ってる? 冬タイヤ&チェーンはいつ付けるべき? 全国13箇所の規制箇所とは
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くるまのニュース より
スタッドレスタイヤの装着やチェーン規制はいつから?参考になるデータはある?
北海道や東北地方、中国地方の一部地域などで初雪が観測されています。
今後本格的な積雪が予想されますが、スタッドレスタイヤはいつ装着すべきなのでしょうか。
また、チェーン規制は「いつ、どこ」でおこなわれるのでしょうか。
2023年11月上旬は全国的に季節外れの暖かさとなったものの、その後一転して冬の寒さが到来し北海道や東北地方、中国地方の一部地域などで初雪が観測されました。
気象庁の発表によると今冬は平均気温が平年並みか平年より高い見込みであり、「暖冬」と予測されています。
とはいえ、これから本格的な冬となるため各地で積雪や道路の凍結が起こると考えられます。
道路上でスリップして交通事故を起こさないよう、自動車ユーザーにはスタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)の装着が求められますが、どのタイミングで装着すべきなのでしょうか。
基本的には、降雪や路面の凍結が予想される前にスタッドレスタイヤに履き替えることがオススメです。気象庁のホームページでは「平年値(霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日)」を公表しており、過去の統計から雪や霜、結氷(氷が張ること)の観測日の平年値が分かります。
たとえば東京都の平年値に関しては1991年から2020年までの30年の統計で、雪の観測初日が1月3日、終日が3月9日となっており、その期間付近で降雪することが想定されます。
初雪予想などのニュースに加え、この平年値を参考にタイヤ交換をしても良いでしょう。
また雪が降っていなくても、気温が3度から5度以下のときに道路上の水が凍結して滑りやすくなる可能性があるため、住んでいる地域の気温にも注意を払うことが大切です。
特に初雪が観測された後や降雪している時期にはディーラーや自動車用品店などへのタイヤ交換の依頼が急増し、タイヤの履き替えが間に合わないケースもあります。お店にタイヤ交換を依頼する場合には、早めの行動が必要といえます。
さらに、かなりの大雪が見込まれる際には道路の通行時にチェーン規制がおこなわれる場合もあります。
国土交通省のホームページによると、チェーン規制を実施するのは大雪特別警報や大雪に対する緊急発表がおこなわれるような異例の降雪があるときです。
同ホームページでは、積雪のピーク時以外には通行止めの場合でもチェーン規制をおこない、タイヤチェーンを装着していれば通行できるようにして通行止め時間を短くすることを目指すと掲載しています。
またチェーン規制の対象となる道路については、急な上り下りがある峠などのうち、過去に雪による立ち往生や通行止めが起こった道路で、なおかつタイヤチェーンを着脱できる場所や通行止めの解除までドライバーが待機できる場所のある区間です。
具体的な規制箇所としては山形県の月山道路や広島県と島根県をまたぐ赤名峠、長野県の中央道(高速道路)のうち飯田山本ICから園原ICまでの区間など、全国13箇所が指定されています。
大雪が見込まれる時期にこれらの道路を通行する際にはチェーンの装着が必須といえるでしょう。
そのほか、沖縄県を除く各都道府県の道路交通規則では、積雪や凍結によって道路が明らかに滑る状態であるときは、スタッドレスタイヤやチェーンなどの滑り止めの措置を講じることがドライバーの義務として規定されています。
これを怠ると道路交通法第71条第6号の「公安委員会遵守事項違反」に当たり、違反点数はないものの、普通車で6000円の反則金が科される可能性があります。
交通事故を防ぐためにも、道路状況に応じてスタッドレスタイヤやチェーンを装着するようにしましょう。
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雪や道路の凍結が想定される地域では、早い段階でタイヤ交換をしておくことが重要です。
またタイヤチェーンにも金属製やゴム製など様々な種類があるため、いざというときに使用できるよう、取付け手順を確認しておくと良いでしょう。