若者泣かせの高額な自動車保険料! 知識と条件次第では「初のクルマ」から金額を抑えることも可能だった!!
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WEB CARTOP より
自動車保険の等級引き継ぎとは
いろいろとお金がかかるクルマの維持費。使えるお金が少ない若者にとって、これは大きな問題である。
そんな維持費のなかでも、若者に大きなダメージがあるのが自動車保険料だ。
とくに、免許取り立て(グリーン)や年齢が若いと金額が高いケースが目立つ。となれば、「どうにか安くする方法はないのだろうか?」と、気になる人も多いだろう。
そこで今回は、これからマイカー購入を考えている若者に「自動車保険が安くなる方法」をお伝えする。
等級とは?
結論から言えば、ホームページを開いて、そこから正攻法で手続きして保険に加入してしまうと、高くなってしまう。
自動車保険には等級というシステムがある。
1等級から20等級まで20段階等級はあるが、この等級が高くなればなるほど保険料が安くなる制度がある。
等級は基本的に1年間保険を使用した事故がなければ次年度ひとつ上がり、保険料に反映されるという訳だ。
なお、自動車保険は車両それぞれで加入するので、複数台所有している場合は車両によって等級が異なっていることに注意したい。
ただし、等級は車両を乗り換えるときに引き継ぐことが可能だ。
ちなみに、初めての自動車保険加入ならば6等級からのスタートとなる。これはどこの保険会社でも変わらない。
なので保険料が高額になるのだ。しかし、このスタートする等級を変更する方法も存在する。
さまざまな制度を使えば免許取り立てでも保険料が安い!
等級引継ぎ・セカンドカー割引
すでに自動車保険に加入している家族から、車両入替をして等級を譲ってもらうのがこの「等級引継ぎ」だ。
たとえば20等級を持つ父親から等級を譲ってもらえれば、免許取り立てでもなんと20等級でスタートすることが出来る。
よって、保険料を大幅に抑えることができるのだ。
なお、両親の加入する保険のセカンドカー割引などを併用した場合だと7等級スタートとなり少しお得に。
これは、家庭内の事情で等級が引き継げない場合にも使える手段なのだ。
ただし、等級引継ぎもセカンドカー割引も同居の家族でなければ使用できない。
親子であっても世帯が別であれば使用は不可能だ。
反対に、同居であれば孫に等級を引継ぐこともできる。
もし、祖父母が免許返納のタイミングとなれば、その保険を孫に引き継ぐというのも手だ。
安全運転診断アプリ
近年の自動車保険はGPS機能付きのドライブレコーダーやアプリで安全運転を診断し、その結果を保険料に反映させるというシステムもある。
既存の保険加入者に適応される例が多いが、これから保険加入する人でも使用できるものもある。
たとえば損保ジャパンの「SOMPO Drive」は無料で利用できるアプリだが、通算10時間以上かつ5日以上の走行日数を満たすと安全運転スコアが表示される。
この安全運転スコアが一定以上を満たすと6等級や7等級でも割引が適応されるのだ。
このような保険会社が運用している運転診断系のアプリなどを使って、将来的に保険料に自身の運転が適応されるかもチェックしてみるのもアリだろう。
自動車保険をお得にしたい場合は、単純に自動車保険に加入するだけでなく、等級や各種割引制度など、どのようにして自動車保険料が決められているのかというシステムを理解するのが一番と言える。
そうすれば、きっと自身にあったお得な手段が見つかるはずだ。
取材協力:損害保険ジャパン株式会社