「左ぶつかりそうだよぉー!!」 間違いなく同乗者に嫌われる運転のクセ5選
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ベストカーWeb より
運転には性格やクセが出るというが、同乗者が不愉快になったり、恐怖を覚えたりする運転はいただけない。そこで「これをやったら嫌われる」と思われる状況を5つ紹介しよう。自分でこんな運転していないか、ぜひチェックしてほしい!
文/ベストカーWeb編集部、写真/Adobestock(トビラ写真=metamorworks)、ベストカーWeb編集部
■助手席の人が手汗をかく「ACC任せっぱなし運転」
いまやロングドライブの必須装備ともなったACC(アダプティブ クルーズ コントロール)。最新のシステムは制御もだいぶ緻密になったが、搭載バージョンが古かったりするとヒヤっとすることがある。前方が渋滞しているのに全開加速したり、ブレーキングがワンテンポ遅かったりするのだ。
運転手自身はACCと分かっているから不安は少ないが、同乗者にしてみたらそんな場面は恐怖でしかない。筆者自身もACCオンで運転中、助手席の友人が身体をこわばらせる姿に猛省した記憶がある。
ACCの挙動が怪しいなと思ったら、任せっぱなしの運転は禁物。特に同乗者がいるときは、必要に応じてACCを解除したり、自分自身でブレーキを踏んだりすることを実践しよう。
■左側の接触にヒヤヒヤする「キープレフトすぎ運転」
教習所では耳にタコができるほどいわれた「キープレフト」。片側2車線以上ある場合は左車線を走り、片側1車線あるいはセンターラインのない道路でも左よりを走れというルールだが、こだわりすぎもよくない。万一左側から飛び出しがあった際に対応が遅れるし、左折するときのハンドル操作が忙しくなるからだ。
なにより助手席に座っていると、左側の縁石やガードレールに接触するんじゃないかと気が気じゃない。「俺は車幅感覚があるんだぜ」と思わせたいのかもしれないが、キープレフトはほどほどに。
■人間の器が問われる「コンビニショートカット」
次の交差点を左折しようと思ったら、その信号が赤。「もー急いでるのになー」とふと外に目をやると、交差点の角がコンビニ。「まあ今回だけだから」と自分に言い訳をして、コンビニの駐車場にクルマを乗り入れ、買い物もせずにそのまま左折方向へ脱出。俗に「コンビニワープ」などとも言われるショートカットだ。
この手の事例は後を絶たないようで、交差点脇に建つコンビニなどでは「通り抜け禁止」といった立て看板をよく見かける。私有地だけに道交法による取り締まりは難しいのだろうが、それ以前にドライバーとしての品格が問われる点に気付くべきだろう。
セコセコした運転をするから、よけいセコセコした気分になるという人もいる。同乗者から「信号1回くらい我慢できないのかよー」と思われないためにも、運転中はどっしりと構えて、おおらかな態度を心がけよう。
■首が前のめりになる「カックンブレーキ」
ブレーキングほど運転スキルが如実に分かる場面はない。ギリギリまでブレーキペダルを遅らせるレーサー気取りの運転は論外だが、減速Gが甘くて停止直前にギュッと止まるブレーキもいただけない。停止する直前に同乗者の頭が前のめりになるようなら、運転方法を見直そう。
理想的なブレーキングは、踏み始めから踏み終わりまで減速Gが一定であることが基本。さらに停止する一瞬手前でブレーキペダルを踏む力を緩め、「カックンブレーキ」にならないことも意識したい。ベテランのタクシードライバーのような「スッ」と止まる感覚を目指そう。
■何をしたいのか分からない「ペースなし走行」
なにげないように思えて意外と同乗者のストレスになるのが、高速道路でのペースのない走行。ゆっくり走ってたかと思ったら突如追い越し車線に出てスピードを出したり、ガラ空きなのになぜか遅いクルマの後ろにくっついて走ったりするケースだ。
こうした走り方が同乗者をイライラさせるのは、「当然こうなるだろう」という予想がなかなか実現しないためだ。「ここで走行車線に戻るだろう」とか「前走車を追い越すだろう」という読みがハズれ続けると、「この人何がしたいのだろう」という疑問が生まれ、同乗者がイライラする原因となるのだ。
高速道路の走行のコツは、制限速度の範囲内で自分の走りたいペースをできるだけ維持すること。走行車線を一定ペースで走り、前走車に追いついてしまったら追い越し車線に出て追い越し、再び走行車線に戻るというルーティンを守ることだ。
もちろん渋滞などではペースは守れないが、この走り方が一番疲労も少ないはず。やたらとスピードを出したり、前走車を煽るような自己主張の強い運転は、結局疲れるばかりということを肝に銘じたい。