実際にあった「駐車場トラブル!」 逆走、割り込み、スピードの出しすぎ… 気をつけたい「マナー違反行為」とは
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くるまのニュース より
守りたい駐車場でのマナーとは?
スーパーやショッピングモールなどの駐車場では、クルマがスピードを出したり、表示されている方向に従わずに進んだりする光景を度々見かけることがあります。
では、駐車場において気をつけたいマナーとはどのようなものでしょうか。
SNSでは駐車場のマナーについて「スピードを出している車とぶつかりそうになった」「クルマが割り込んできた」など、一部のマナーを守れていないユーザーの行動により、トラブルが発生するケースもあるようです。
では駐車場でのマナー違反にはどういったケースがあるのでしょうか。いくつかの事例を見ていきましょう。
まず、「駐車場で示された標識や矢印に従わず逆走するケース」です。
ユーザーからは「標識に従わず駐車場出口から入ってくる人がいて危ない」といった声もあり、突然逆走してくるクルマは衝突する可能性もあり非常に危険です。
とはいえ、設置されている標識や矢印に法的効力はありません。
しかし、それらに従わずに走行すると事故の原因となるほか、事故を起こした場合には駐車場内の交通ルールを守らなかった側の過失割合が高くなってしまう可能性があります。
また、駐車場の出口に「左折専用」などの標識が設置されているケースがありますが、標識に従わずに右折しようとすると、交通量が多くなかなか右折できずに後続のクルマに迷惑をかけてしまうこともあります。
周囲のことを考え、駐車場の標識や表示を守って運転する必要があるといえるでしょう。
なかには「駐車場内でスピードの出しすぎ!」という意見もありました。
駐車場でスピードを出してしまうと、歩行者と接触する、通路が交差する場所でほかのクルマと衝突するなど事故に発展するおそれがあるため、仮に人やクルマが飛び出してきても安全に止まれるよう、より一層徐行することを心がける必要があるといえます。
「駐車しようとした場所に別のクルマが割り込んできた」というケースもあるようで、これもマナー違反に該当する行為のひとつでしょう。
通路を走行中に、前を走っていたクルマがバックして駐車を始めた場合には、間隔を空けて待つことが望ましいでしょう。
このときに間隔を詰めると駐車しようとしたクルマがプレッシャーを感じて慌てることもあるため、駐車が終わるまでは見守るという気持ちを持つと良いかもしれません。
ほかにも筆者の経験談として、決められた駐車枠以外の場所にクルマを駐車するケースも散見されます。
筆者が近所のスーパーに行った際、駐車枠ではないお店の出入口付近にクルマを駐車している人や、二輪車専用の駐車スペースがあるにもかかわらず原付をクルマの駐車枠に停めている人を見かけることがありました。
お店の出入口付近に駐車した人については、駐車場からお店の出入口まで歩くのが面倒といった理由で駐車したものと考えられますが、自分以外の多くの人が利用することを意識すべきだといえるでしょう。
またクルマの駐車枠に原付を停める行為に関しても、ほかのクルマが駐車できなくなってしまう可能性があるため、駐車場のルールに従って決められた場所に駐車しなければいけません。
駐車場でのマナー違反は、交通違反に該当する行為ではないものの、みんなが気持ち良く使えるようマナーを守る必要があるといえます。
「自分さえ良ければいい」といった考えではなく、周囲への思いやりの気持ちを持って、駐車場を利用するようにしましょう。
※ ※ ※
ちなみに、よくやりがちな行為としてエンジンをかけっぱなしで駐車することが挙げられます。
エンジン音や排ガスなどによって周辺住民の迷惑となるだけでなく、エンジンをかけたままクルマを離れた場合には道路交通法第71条第5号で示されている「停止措置義務違反」に該当する可能性もあります。