運転中も「目がかゆい…」 花粉を車内に持ち込まない方法とは? エアコンは「内気」と「外気」どっちが正解?                                    
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                                くるまのニュース より
 
                                                
                                        
                                    車内に花粉を持ち込まない「小さな工夫」とは!
 2023年も2月に差し掛かり、まもなく「花粉」が多く舞うシーズンとなります。
 くしゃみや鼻水、目のかゆみといった「花粉症」に悩まされる人にとってはつらい時期ともいえますが、クルマの花粉対策にはどんなことが挙げられるのでしょうか。

 気象庁が2023年1月19日に発表した「春の花粉飛散予測(第3報)」によると、2023年の傾向は九州から東北にかけて前シーズンより飛散量が多く、とくに四国、近畿、東海、関東甲信では非常に多く飛散する予想となっています。
 さらに四国から東北の日本海側では飛散量が前年比200%以上という予想も出ており、今年は罹患者にとって厳しい年とみられるため昨年以上に万全な花粉対策が必要です。
 そんな花粉はカーライフにとっても厄介な存在です。
 花粉はクルマのボディに付着して汚れになるだけでなく、車内に持ちこんでしまうと運転手や同乗者にも花粉症の症状が発生、場合によってはクルマの運転にも支障が出てしまいます。

 では、クルマに花粉を持ち込まないためにはどのように対策したら良いのでしょうか。中古車販売店に勤務するK氏に話を聞きました。
「花粉の対策としては、クルマに乗る前に服に付着した花粉を払って落とすのが基本です。
 しかし払いすぎると今度は静電気が発生し、逆に花粉を引き寄せて落としづらくなってしまいます。
 そんな時には静電気の発生しない粘着クリーナーや衣料用のブラシを使用して、クルマに乗る前に丁寧に花粉を取り除きましょう」
 また、走行中にも車内に花粉が入り込まないよう工夫すべき点があるといいます。
 
                                            
                                    
                                    
                                    カーエアコンの花粉対策、「内気循環」「外気導入」どっちが良い?
 まだ寒い気温の続くこの時期はカーエアコンを使用する人も多いと思いますが、その場合に「内気循環」と「外気導入」ではどちらが花粉対策として有効なのでしょうか。
 前出のK氏は以下のように話します。
「よくある勘違いとして『外気導入は車内に花粉を取り込む』と考えている方が多いのですが、実際は内気循環の方が車内に滞留する花粉が多くなるといわれています。
 最近の自動車用のエアコンフィルターは高性能で、花粉やウイルスを濾過する防塵機能に優れているものが多く、さらに脱臭機能も備えている場合もあります。

 そのためカーエアコンを使う場合には、フィルターを介して空気を循環させる外気導入にしておいたほうが良いでしょう。
 もちろん花粉やホコリの多い山道や空気の悪いトンネルでは、不要にそれらを取り込まないよう内気循環に切り替えて使うとより快適になります」
 さらにK氏によると、カーエアコンのフィルターは花粉以外にもカビやホコリなどさまざまな異物を吸引している可能性があるため、1年以上交換していない場合は早めに新品のフィルターに交換することが花粉対策においても効果的だということです。

 フィルターは車種によっては自分で交換することも簡単なパーツで、価格も数千円程度のものが大半です。
 花粉対策としても早めに交換すると良いでしょう。
※ ※ ※
 また、車内を水拭きで掃除することも有効な対策のひとつです。

 インパネやダッシュボードの上や、シートの座面、背面も花粉を溜め込みやすい場所なので、固く絞ったウエスや雑巾で拭き上げると花粉が除去されやすいといえます。
 






































