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10年以上「ETC使っている人」要注意! もしかして使えなくなるかも!? 確認方法は? 何が問題なのか
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くるまのニュース より

ETC車載器を10年以上使用していると使えなくなるのは本当?


 ETCを設置していると高速道路で快適に精算できるため、近年では設置しているクルマがほとんどです。
 
 しかし、ETC車載器を10年以上使用していると使えなくなるとも言われています。

 2022年12月1日から一部ETC搭載機を使用できなくなると噂されていましたが、これは電波関連法令の改正が挙げられます。

 電波関連法令では、スプリアスと呼ばれる不必要な電波を低減させるために強さの許容範囲が改正され、無線設備に当たるETC車載器も許容範囲内に収めなければいけません。

 旧型ETC車載器はこの改正された許容範囲を超えたスプリアス規格が採用されているため、2022年には使用できなくなる「2022年問題」が発生しました。

 国土交通省はこれについて「不必要な電波(不要電波=スプリアス)をできる限り低減させることによって、国内の電波利用環境の維持、向上及び電波利用の推進を図るため、電波法が改正されました」と説明。

 そして国土交通省およびITSサービス高度化機構、高速道路会社6社は2018年9月3日に「旧スプリアス規格の無線設備の使用期限が2022年まで」と発表したことで旧型のETC車載器が使えないという「2022年問題」が起きたのです。

 この電波法に照らして使用が適当ではないとみなされるのは、2007年以前に旧スプリアス規格で製造されたETC車載器でした。

 しかし、2023年現在でも旧型のETC車載器はまだ問題なく使用できています。

 その理由としては新型コロナウイルス感染症によって経済活動が停滞・変調したことが挙げられます。
 
 経済活動の停滞・変調によって当面の間は旧型ETC車載器も使用できるようになりましたが「当面の間」が具体的にいつまでを指しているかは明言されていません。

 このような経緯から国土交通省や各ETC車載器メーカーでは、旧型を早く取り外して新型への切り替えを推奨しています。

 現在、使用しているクルマに搭載されているETC車載器が問題ないか把握しておくのは大切ですが、クルマを購入したのが新車で数年以内であれば問題ありません。

 注意が必要になる場合として考えられているのが、クルマを購入したタイミングが10年以上前であった場合や、年式が古い中古車を購入した場合といえます。

 しかし、搭載されているETC車載器が規制対象かどうかについては、商品の外観や車載器管理番号からはわからないため、自分自身で確認するのは難しいのが実情です。

 確認方法としてはディーラーやカーショップの専門家に相談する、2007年以前のETC車載器は個別に販売メーカーに問い合わせるなどが必要になります。









※ ※ ※

 2022年問題以外にも2030年問題と呼ばれるものも存在しており、これは2030年に新しいETCセキュリティ規格が導入される予定です。

 新しいセキュリティ規格によってETCを使用している方たちの安全を守り、盗聴・改ざんなどによる不正使用を防ぎます。

 現行のセキュリティに問題が発生したので新しいセキュリティ規格に移行するわけではなく、さらに安全性を高めながら一人ひとりが安心できるようにするのが目的です。

10年以上ETC車載器を搭載している場合の対応策について


 10年以上ETC車載器を搭載している場合の対応策として、最初にやるべきことは、使用しているETC車載器が2022年問題に該当するかの確認といえます。

 確認方法について、ETC車載器メーカーの担当者は、次のように話します。

「10年以上ETC車載器を搭載しているクルマの場合は、なるべく早い段階で販売店等にご確認いただくことが望ましいといえます。

 新車の場合はもちろんですが、年式が古い中古車であっても、購入した時期が最近であれば、販売店の方で車載器の取り替えをすでに行なっているケースもありますので、問題ないかと思われます。

 ご自身のクルマが旧スプリアス規格や旧セキュリティ規格のETCである可能性があると不安に感じている場合は、販売店やカー用品店でも交換ができるので、確認することを推奨します」

このように、年式が古い中古車であったとしても、必ずしも車載器も合わせて古いとは限らないようです。

 また、製造された古いものがすべて旧スプリアス規格に該当するわけではなく、メーカーや機器によっては問題なく使用できるケースもあるようです。

 搭載しているETC車載器が新基準を満たしているかどうかについて、ディーラーやカーショップ・メーカーへ早めに確認することが安心です。

※ ※ ※

 ETC車載器が使えなくなるのは事実ですが、対象となっているのは旧ETC車載器などの購入したタイミングが最近であれば問題ありません。

 社会情勢なども鑑みて2022年問題は先延ばしされている一方で、将来的には旧ETC車載器が使えなくなるのは確定的です。

 自分自身のクルマに搭載されている機器が問題なく使用できるかについて確認して、判断が難しいならディーラーやカーショップに相談しましょう。


引用元:https://kuruma-news.jp/post/711454


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