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高級モデル「テスラ」になぜ高額「超過料金」発生? サクラは週1充電でOK? 実は知らないEVライフとは
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ガソリン車からEVへ!実際のユーザーの声は?


 昨今の自動車業界の大きなトレンドとなっている電気自動車(EV)。
 
 ガソリン車にはない、EV特有のメリットとデメリットがあるなかで、実際にガソリン車からEVに乗り換えたユーザーはどのような感想をもっているのでしょうか。

 最近、世界中の自動車メーカーが力を入れているのがEVです。

 2022年は新型軽EVの日産「サクラ」や三菱「eKクロスEV」が発売されたほか、トヨタ「bZ4X」やスバル「ソルテラ」など、国産メーカーからも多くのEVが登場しています。

 ウェブクルーが2022年10月に発表したアンケートでは、「エンジン車ではなくEV(BEV)を選んだ理由」として、56.7%が「地球環境に優しいから」と回答しています。

 また、「排気ガスが出ない」ことや「静音性に優れる」こと、「充電の方が給油よりも費用が安い」ことなどといった理由が上位を占めています。

 一方、充電環境を整備する必要があったり、ガソリン車に比べて航続距離が短い傾向があったりと、EV特有の課題があることも事実です。

 では、実際にガソリン車からEVに乗り換えたユーザーは、実際にどのように感じているのでしょうか。

 2021年に輸入SUVのガソリン車から、テスラ「モデルX」に乗り換えたという30代の男性は、次のように話します。

「もともと、新しいものが好きな性格だったこともあり、以前からテスラには注目をしていました。

 小さな子どもがいることもあり、ふだんの移動はクルマがメインです。

 さらに、、月に数回は趣味のゴルフに利用するため、毎月1000km程度はコンスタントに走っていました。

 それまで保有していたガソリン車の輸入SUVは、燃費が7km/L程度となっており、使用燃料もハイオクであるため、毎月のガソリン代は2万円を超えることがほとんどでした。

 しかし、モデルXに乗り換えてからは、分電気代や充電代がかかりますが、正直言って、ほとんど気にならないレベルです。

 金額でいえば、以前のクルマと比べて移動コストは3分の1程度になった印象です」

 ただ、EVのメリットは、必ずしもコストや環境性能にあるわけではないといいます。

「私がクルマを選ぶとき、重視することのひとつが『加速性能』です。

 そういった意味ではスポーツカーが最適なのですが、家族で利用することも考えるとあまり現実的ではありません。

 これまで保有していたSUVも、ガソリン車のなかでは非常にすばらしい加速を持っていたと思っていますが、モデルXに乗ってみたら、まさに異次元の加速で思わず笑ってしまうほどでした。

 この加速を体験してしまうと、もうガソリン車には戻れないというのが正直なところです」

テスラは高額な『超過料金』存在? サクラは丁度いい使い勝手? 実は知らないEVライフとは


 一方、EVならではのデメリットもあるとこの男性は話します。

「EVのデメリットといわれる充電問題については、個人的にはあまり苦労していません。

 私の場合、基本的には都内の『スーパーチャージャー』で充電をおこなうのですが、充電するまでに長時間並ぶようなことはほとんどなく、30分程度の充電時間もちょっとした用事を済ませているうちに過ぎてしまいます。

 ただ、もし充電が終了した後もクルマを移動させなかった場合、かなり高額な『超過料金』が発生してしまいます。

 次に使う人のことを考えると、非常に良い仕組みだと思いますが、実際に利用するとヒヤヒヤしてしまいます」

 テスラの場合、「スーパーチャージャー」での充電終了後もクルマを駐車しておくと、1分100円という高額な「超過料金」が発生します。

 そのため、この男性は、基本的には車内で待っていることが多いようです。


 また日産「デイズ(ガソリン車)」から同社のEVとなるサクラに乗り換えた女性は次のように話しています。

「元々、デイズは毎日通勤で往復で15キロくらい乗っていました。最近はガソリン代も高騰しており、厳しいと思っていました。

 そうした際にサクラが登場することを聞いて、販売店で話をい聞いたらスタッフの人に『週末に1度満充電にすれば平日は充電をしなくても良い』と教えて頂きました。

 また補助金やデイズの下取りなどもあり乗り換えることに。いざ乗り換えると内外装の質感も凄い良いですし、山道でもスイスイ走るのがいいなと。

 通勤で軽自動車を使う人などは、EVのほうが使い方としてはあっているような気がしました」

 日産によれば、軽自動車ユーザーの走行距離は1日あたり30kmほどが多くを占めているといいます。

 そのため、週末に充電して平日はそのまま使い、また週末に充電するというライフサイクルを想定した場合、180kmという航続距離は軽自動車ユーザーの使い方にちょうど良いようです。

※ ※ ※

 EVに限らず、すべての物事には一長一短があります。

 そうしたなかで、ガソリン車だからEVだからとこだわらずに同じ1台のクルマとして、自身のライフスタイルにあった1台を選ぶことが重要です。



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