雷でもクルマのなかは安全? 実はちょっとだけ気をつけたほうがいいこと3選
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ベストカーWeb より

関東地方は梅雨明けもしてないけど、雷シーズンが到来。実は車内は安全って知っていましたか? JAFの検証をもとに、雷とクルマの意外な関係、やってはいけない行動、安全確保のポイントを詳しく解説。クルマユーザーなら絶対に知っておきたい内容です。
文:ベストカーWeb編集部/写真:日本自動車連盟(JAF)
クルマは「安全地帯」になる!? JAFが検証した雷との関係
夏場に多い自然災害といえば「雷」。音も怖いし、突然の落雷に見舞われたときドライバーとしては「車に乗っていても大丈夫なのか?」「エンジンや電子機器に被害は?」と不安になりますよね。JAF(日本自動車連盟)では実際にクルマへの雷の影響を調査・検証し、その結果を公表しています。
その結論は「車内は比較的安全」。
金属ボディで覆われているクルマは雷の電流は車体を通って地面に流れ、車内には電気がほとんど入りません。そのため、車内にいる限り、感電の危険は極めて低いのです。
知っておきたい「やってはいけない」行動
とはいえ、いくつかの注意点もあります。JAFは以下の行動を避けるよう呼びかけています。
(1)雷雨中は車外に出ない
雷が鳴っている間に車外へ出ると、落雷に直撃されるリスクがあります。
(2)なるべく車両の金属部分になるべく触れない
稀に車内でも金属部分を伝って電気が流れることはあります。安全な運転姿勢を優先して、ドアの内張りやシートフレームなどには触れないようにしましょう。もし触れてしまっても電流は金属部からタイヤへ逃げるので、大きなケガなどにつながる可能性は極めて低いです。
(3)携帯電話の使用に注意
クルマのなかで携帯電話を使うこと自体は危険ではありませんが、充電ケーブルが車体に接続されているとリスクが高まる可能性があります。雷雨中は充電を控えるのが無難です。
落雷による車両故障の可能性は?
JAFの実験では、落雷が直接クルマの電子制御系を壊すことはまれとされていますが、100%安全とは言い切れません。特に電装系(ECU、ナビ、ドライブレコーダーなど)への間接的な影響は、雷の強さや落雷位置によって左右されるため、注意が必要です。
近年は電気自動車(EV)やハイブリッド車も増えており、電子機器の複雑化によってリスクが高まる可能性もあります。JAFのテストでは落雷によるフェールセーフ機能が働き、エンジン始動ができないというケースも確認されました。
雷警報が出ていて不安な人は安全な場所に停車して雷雲が通り過ぎるのを待つのがベストですが、自動車メーカーもきっちりと試験を行っているので通常の落雷では大きな危険はありません。
雷に遭遇したらどうする? 対策のポイント
車内にとどまる
雷が鳴っている間は、外に出ず、窓を閉めたまま車内にとどまるのが安全です。
金属部分から手を離す
大きな怪我につながる可能性は低いですが、なるべく金属部に触れないようにしましょう。
エンジンや電装系の異常に注意
落雷後に異常を感じた場合は点検を依頼してください。
【参考情報・出典】
・JAF公式サイト「雷とクルマ」:https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/disaster/thunderbolt