雨が降ってきたら自動でワイパーが動くってよく考えたらスゴくないか? 当たり前のように使っている「雨滴感知式ワイパー」の仕組みとは
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WEB CARTOP より
雨が降ったら自動で作動するオートワイパー
雨滴感知センサーによって降雨を感知し、降雨量と車速に応じて作動する雨滴感知式のオートワイパー。あのオートワイパーは、どうやって雨を検知しているのだろう。
あれはルームミラー部にある雨滴感知センサー(レインセンサー)によって降雨を感知する仕組みになっている。
雨滴感知センサーは、赤外LEDと受光素子(Siフォトダイオード)を組み合わせるのが一般的で、光センサーや光源といったデバイスの専門メーカー、浜松ホトニクスのHPには、レインセンサーの仕組みについて、次のように書かれている。
「フロントガラス上に雨滴がない場合、LEDから照射された赤外光は、フロントガラス表面で反射してSiフォトダイオードに入射します。一方、雨滴がある場合、赤外光は雨滴を透過するためSiフォトダイオードへの入射量は少なくなります。この原理で、雨滴(水分)の有無を識別します。また、Siフォトダイオードに入射する光の量から大雨か小雨かを識別し、ワイパーを動かす速度を自動で制御しています」。
要するに赤外LEDで発光し、Siフォトダイオードで受光する組み合わせを用いて、フロントガラスに水滴がついているのか、いないのかを検知している仕組みで、小型で信頼性が高く、低コストといった厳しい条件をクリアしているのが特徴。
センサーの感度を調節するスイッチがついている車種ならば、スイッチを高感度側に回せば雨滴感知センサーの感度が高くなり、低感度側に回せば、雨滴感知センサーの感度が低くなるようになるので、自分の好みに合わせて調整し、上手く使いこなすといいだろう。
また、洗車のときなどに、ワイパーのスイッチをAUTOにしておくと、勝手にワイパーが動き出してしまうので、スイッチを切っておくのを忘れずに。