路肩に「十字マーク」描いてあったら要注意!? “速度違反取締”のために記される「謎マーク」の正体とは
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くるまのニュース より
ネズミ捕りが頻繁に行なわれる場所を発見する方法とは?
全国の交通取り締まり情報が共有できる「オービスガイド」宛に、マニアックだけど「なるほど」と思う情報が送られてきました。
情報には道路が写った写真が添付されていましたが、取り締まりの機器や警察官ですらも写っていません。しかし、路肩にはチョークで描いた様な十字マークが3つ確認できました。何のための印なのでしょうか。
最初は道路工事の目印のようなものかと思いましたが、投稿者によるとこの印は「光電管式ネズミ捕りの機器を配置する位置」とのことでした。
場所は、埼玉県和光市の国道298号線(南西方面)幸魂大橋の中央付近です。確かにここでは昼夜問わず、過去に何度も取り締まりを実施しているとの投稿があった場所です。
さらに投稿者によると、このマークは頻繁に光電管式ネズミ捕りを行なう他の場所にもあるとのことです。
光電管式ネズミ捕りとは、通過するクルマの速度を、測定する送受光器と反射器を定められた間隔で正確に配置する必要があります。
よって、この印は警察官が迅速に機器を設置したり、手間を省くために描いたと推測されます。
この情報をX(旧 Twitter)でポストしたところ、「ペンキで描いた同じ様な印を見た」とか、「細い溝を掘ってあった」など、ユーザーから新情報の提供があったので、おそらく各地で同様の手法が用いられているのかもしれません。
ネズミ捕りは、「その場で切符処理を行なう速度違反の取り締まり」の総称ですが、主にレーダー式と光電管式があります。
レーダー式はレーダーで速度を計測しますが、光電管式は先述の通り、測定機器から発された2本の光のラインを通過する時間から速度を計測する方式です。
どちらも違反車は、機器の少し先で赤い「とまれ」の旗を持った警察官に、「サイン会場」(交通違反処理をする場所の俗称)なる広い場所へと誘導されます。
ネズミ捕りはサイン会場を設けるスペースが必要なため、ある程度決まった場所で実施されます。
そのためサイン会場では、地元のドライバーよりも県外のクルマが多く検挙されているのを目にします。
速度違反で検挙されないためには、大原則として制限速度を守ることがもっとも重要ですが、光電管の機器の横にはカラーコーンが置かれている場合も多々あります。
また、地元ナンバーのクルマが不自然に速度を落とすなどといった、周囲のクルマの流れの変化を感じ取る感覚も大切です。
運転する時は、周囲に注意を払い常に制限速度を意識した安全運転を心がけましょう。