超簡単! もう一度おさらい? 事故防止・愛車の長い維持にもつながる日常点検
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ベストカーWeb より

免許を取る際に教習所で習った人も多いはずの日常点検。忘れている人も多いのではないだろうか?日常点検は基本的に工具などを使わない「確認作業」。専門的な知識が無くても出来ることが多い。日常点検の内容を確認して、実施すれば愛車のトラブルを早期発見することが可能だ。
文:西川 昇吾/画像:Adobe Stock(トビラ写真=poko42)
エンジンルーム内での確認事項
エンジンルームを覗いて確認できるポイントは、ウィンドウォッシャー液の量、ブレーキフルードの量、バッテリー液の量、冷却水の量、エンジンオイルの量だ。車種によってことなることがあるが、どれも基本的に目視で確認することが出来る。
エンジンオイルの量はレベルゲージを抜いてオイルをふき取り、再度レベルゲージを差し込んでから抜き取って確認する必要があるためふき取るウエスなどが必要となるが、作業自体は30秒とかからない。
これらの液体関係の量は「どれくらい入っているか」を確認する作業だが、目安となる「LOW」と「MAX」のメモリが刻まれているため、クルマの知識がそんなにない人が見ても分かるようになっている。
それぞれの液体がどこに入っているかは取扱説明書に書いてあるので、こちらと照らし合わせて確認してみよう。
どれも安全な走行に欠かせない液体類なので、もしも減っていたら整備工場などにスグに相談しよう。
クルマの外側からの確認事項
次にクルマの外側からチェックするポイントだ。ここではタイヤを重点的にチェックする。エアゲージを使って空気圧を確認し、タイヤに亀裂や損傷がないかを確認。そしてスリップサインを見てタイヤの溝が減っていないかも確認しておこう。
タイヤは最も安全性の関わるパーツであるため、確認をおろそかにしてはいけない。また、交換時期の目安なども日常点検で把握することが出来る。
そのほか外側から見るポイントとしてはライト類だ。ヘッドランプやテールランプ、ブレーキにウィンカーといった各種ライト類が正しく点灯・点滅するか確認しておこう。ヘッドランプは運転中でも気が付くことができるが、テールランプやナンバー灯は気が付かないことも多い。
うっかり違反切符を切られてしまう可能性があるので、ランプ類のチェックも重要だ。
室内からの確認事項
運転席に座ったら各種動作などで確認するポイントがある。まずブレーキだ。ブレーキを置くまで踏み込んだ時に床との隙間がある程度あるか見てみよう。床との隙間が少ないとブレーキが効きにくくなっている可能性がある。
こうなったら早急に整備士などプロに相談しよう。
またブレーキといえばサイドブレーキも忘れてはいけない。最近は電動パーキングブレーキが増えてきているため、この場合は確認できないが、機械式のサイドブレーキの場合は目いっぱい引いたときに引きしろが多いか少ないか見ておこう。
そしてウィンドウウォッシャーがしっかりと噴射されるか、ワイパーがしっかりとふき取ってくれるかもチェックだ。視界確保は安全運転の第一歩となるので、これらも重要なポイントだ。
日常点検は少なくとも1か月に1回は行おう。また、長距離ドライブの前などにはチェックしてほしい内容となっている。
日常点検をすることで、マイカーの異常や交換が必要な消耗品に早く気付くことができる。そうすれば事前に事故を防げるのだ。