超危ない!! いまだに2割超えが対象違反!! クルマに[ヒトを乗せる際]に絶対守るべきこと
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ベストカーWeb より

自動車事故による未就学児の死傷者が、昨今増えている印象だ。子供の命を守るために義務化されているチャイルドシートの使用や、安全にクルマに乗るために推奨されるジュニアシートの活用をしないばかりに、子供が命を落とす事故が、今年も相次いで起きている。今一度、シートベルトも含め子供が安全にクルマに乗るための心得を確認しておきたい。
文:佐々木 亘/写真:Adobe Stock(メイン画像=Allistair/peopleimages.com)
義務化からもうすぐ四半世紀……なのにこの使用率は危機的状況
2000年4月1日から6歳未満の乳幼児を乗車させる場合は、チャイルドシートを使用することが義務化された。もはや当たり前になっていて良さそうなほど、義務化からの年月は経過している。しかし、24年が経過した現在でも、チャイルドシートを正しく利用しているドライバーの割合は78.2%(令和6年の警察庁・JAFの合同調査による)にとどまるのだ。
10年前と比較すれば、年々使用率は高くなっているものの、あれだけ危ないと言われながらも、この数字にしかならない現状には危機感しかない。
危険な乗せ方の代表例である、車両シートにそのまま座らせるケースと保護者の抱っこを合わせると、全体の1割に上る。また、子供が嫌がるからとチャイルドシートには座らせるものの、ベルトを締めないというケースも相応に多い。
義務は誰に課されているのかをもう一度考えてほしい
チャイルドシート使用の義務は、乗車する乳幼児に課せられるものではなく、ドライバーに課せられているものだ。子供がチャイルドシートに乗らなければならないのではなく、大人が正しく乗せなければならない。
この辺りの認識が甘く、「少しだけなら」「事故に遭わないから」「私は大丈夫」という慢心や根拠のない自身の安全神話によって、命を落とす子供が出てきてしまう。事故はいつ起きるかわからないし、子供はどのように動くか予想が付かない。
多くのケースで聞かれる「苦しそうで嫌がるからチャイルドシートに乗せなかった」は単なる親の言い訳だろう。チャイルドシートがなぜ必要なものなのか、子供と一緒に考える時間を作れば、子供も理解しチャイルドシートに進んで乗るようになる。
必要性が理解できないほど小さな子供は、泣こうが喚こうが、心を鬼にしてチャイルドシートに乗せなければならないのだ。これができないなら、子供と一緒にクルマへ乗ることをあきらめた方がいい。
一時の大人の気のゆるみが、子供の一生を奪うことになるということを、改めて肝に銘じるべきだ。
適正使用が子供の命を守る
チャイルドシートは子供の月例や年齢に合ったものを使うこと。そして正しく車両に取り付けて、正しく乗せる必要がある。
現在最新の安全基準であるR129では、生後15か月までチャイルドシートの後ろ向き取付を義務化した。仮にこの期間を過ぎても、子供の身長が76cm未満の場合は、前向き取り付けを不可としている。
また、昨今の多くのクルマの場合、助手席にエアバッグが付いているから、チャイルドシートは後部座席に取り付けるのが基本となる。取り付けは、簡単で安全なISOFIX(2012年7月以降発売車両は適合義務化)を使って欲しい。
さらに6歳を超えても、子供の身長が150cmに満たない場合には、ジュニアシートを使用しよう。大人用のシートベルトが、首やお腹にかかってしまうと、シートベルトが凶器になることもある。
シートベルトやエアバッグと、チャイルドシートは基本的に同じものだ。いずれも乗員の命を守るために取り付けられており、正しく使えば事故時の致死率は下がる。元々クルマに付いているものなのか、親が後付けしなければならないものかという違いがあるだけだ。
今どき、シートベルトもエアバッグもないクルマに進んで乗りたいと思うだろうか。それと同じく、チャイルドシートの無い(正しく使われていない)クルマには、子供も乗りたくないはず。保護者であるならば、自動車の使用には命のリスクがあることを、常に認識してほしい。