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窓の「油膜」雨の日になぜ危険? 梅雨対策でやっておきたいクルマの簡単メンテナンスとは
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くるまのニュース より

梅雨の事故はスリップと視界不良が原因


春が過ぎるとやってくるのは「梅雨」です。しとしとと雨が降り、湿度の高い状態が続きますが、雨のなかでのドライブはストレスが増すだけでなく、事故の危険性も増加します。

梅雨の時期を快適に過ごすためにも事前に対策しておきたいところですが、雨でも安心して運転するためのメンテナンスナンスとして、どのようなところをチェックすれば良いのでしょうか。

まず、雨の日の運転はどれくらい危険度が高まるのかという点に着目してみます。

首都高速道路によると、首都高速では年間1万1000件程度の交通事故が発生。
事故の件数自体は減少傾向であるものの、雨天の時間は年間の総時間のわずか6%程度にもかかわらず、事故件数の全体の18.4%を占めているといいます。

つまり、1時間当たりの事故件数は晴天時の1.06件であるのに比べて、雨天時は4.00件となり、約4倍も事故が発生していることになります。


さらに事故の内容を見ると、晴天時で多いのは、「追突」が51.4%、「車両接触」が28.9%、「施設接触」が12.6%ですが、雨天時は「施設接触」が40.3%と急増(「追突」37.9%、「車両接触」18.2%)。

また、この雨天時の「施設接触」事故が「60km/h以上での走行」(71.3%)で発生していることから、晴天時では問題なかった速度でも雨天時はタイヤのグリップ力が低下し、スリップして施設に接触してしまう事故が増えていることがわかります。

雨による「視界不良」も、事故件数の増加に影響を与えていることが考えられます。

たとえば80km/hの場合、秒速に換算すると22.2m/sとなり、雨によって視界が遮られて一瞬でも判断が遅れるだけで、何mも操作が遅れることになります。

雨が降り続く梅雨への対策としては、「スリップ」と「視界不良」を減らすことが有効といえそうです。


クルマの梅雨対策について、都内の整備工場に勤務するH整備士に聞いてみました。

まず対策しておきたいのがスリップです。

スリップとは、タイヤのグリップ力が一時的に大幅に低下し、制動やコントロールが効かなくなる状態ですが、最大の原因はゴムのタイヤの劣化による硬化や溝不足で排水性が悪化することにあります。

ではタイヤの梅雨対処はどうしたら良いのでしょうか。

「最初に確認したいのが、タイヤの空気圧です。クルマに乗っていなくてもタイヤの空気は徐々に抜けていく構造になっています。

数か月もクルマに乗っていなくて、タイヤの溝が残っていたとしても、空気圧が低下することでタイヤ内部にあるスチールベルトの変形を引き起こしている可能性もあり、そうなると接地面が変形して十分なグリップ力が確保できなくなります。

また、タイヤに刻まれているトレッド(溝)は主に放熱性と排水性を考慮していますが、空気圧が低下すると溝が潰れて排水性が悪化することもあります」(H整備士)

空気圧が低下している状態だけでなく、高すぎるのも良くないのだそうです。

適正の10%から20%程度だとそれほど問題ではないですが、それ以上の空気圧だと今度はタイヤが山なりになって接地面が減り、偏摩耗の原因にもなります。

やはり指定された適正な空気圧を保てるよう、定期的にチェックしておきたいポイントです。

※ ※ ※

ゴムが摩耗したり硬化したりしたタイヤもスリップの原因となります。

タイヤの溝が減ると、雨水の排水など溝の本来のグリップ性能を十分に発揮できず、雨天時の走行で滑りやすくなったり、制動距離が伸びたりという事態につながります。

運転していてタイヤが滑りやすいなどの異変を感じたら、早めに交換したほうが良いでしょう。



引用元:https://kuruma-news.jp/post/506733


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