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穏やかな走りばかりだとクルマの調子を悪くする! エンジンを回さなすぎると起こる不具合とは?
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WEB CARTOP より

加速が鈍い……と感じたらカーボンが溜まっているかも


 みなさんは「レッドゾーン」という言葉をご存じですか? メーカーが「そのエンジンはこの回転まで回しても壊れないように作ってありますよ」という回転数を示す言葉です。

 スポーツカー乗りなら、せっかくの高性能なエンジンのパフォーマンスを堪能するために、たまにアクセル全開にしてみたりすると思いますが、クルマのスペックの項目で燃費関連がもっとも注目されるようになってきてからは、燃料の消費を抑える意識が優先して、高回転まで回す急加速するといったアクセルを大きく踏み込むことをしなくなってきているように思います。



 このアクセル控えめな運転ばかりをずっと続けていると、エンジンを労っているつもりでも、じつはエンジンの調子を悪くしていることがあるんです。

 ここではそのようなエンジンの不調を招く操作などの原因を考え、不調を遠ざける方法を探ってみたいと思います。

■低回転ばかりの運行はカーボンを多く発生する

 近頃は耳にする機会が減った印象ですが、少し前までは「たまには全開走行してやらないと、エンジンに煤(すす)が溜まって調子崩すぞ」なんてアドバイスをしたりされたりしているシーンもよくありました。

 実際に整備工場などでは、エンジンの不調で入庫してきたクルマを整備しているケースで、アイドリング調整バルブやEGRバルブなどが煤で詰まりかけて機能を失っているのが発見されることも多いと聞きますので、カーボンの堆積はエンジンに良くないんだなという考えはなんとなく根付いています。



 では、なぜカーボンが溜まるのでしょうか?

 ずばり、カーボンが発生する原因は不完全燃焼です。混合気が燃焼しきれず燃え残った成分の代表がカーボン=黒い煤です。健康な燃焼状態でもカーボンは発生しますが、低回転やエンジンの温度が低いときはカーボンの発生が多くなります。
発生したカーボンは十分な熱と排気の勢いがあればほとんどは排出されて堆積量も少なく済みますが、低回転で燃焼室の温度が低いときは排出もされにくいため、燃焼室やその付近に溜まってしまいやすくなります。



 具体的なシーンとしては、まず気温が低い時期にエンジンが十分に温まっていない状態で走り出すときなどがもっとも煤が溜まりやすいと言われています。
エンジンの温度が低い状態では燃料の霧化が不十分で、吸入する空気の温度も低いので着火しにくく、その結果燃焼が万全におこなわれません。
それに加えて燃焼の温度が低く排気の勢いも小さいので、発生したカーボンが排出しきれずに溜まってしまうのです。

 これはいまどきのクルマに装備されているアイドリングストップでも同様です。エンジンを切ると温度が下がります。
カーボンは始動時にも多く発生するので、わずかの時間ですが、繰り返すことで徐々にカーボンは溜まっていきます。



■カーボンが溜まるとなぜ不調を招く?

 カーボンの堆積がエンジンの不調にどう繋がるのでしょうか?

 いちばん影響が大きいと思われるのはバルブまわりへの堆積です。バルブというのは、送り込んだ混合気を燃焼させ、発生した圧力を閉じ込るのが仕事です。
バルブにカーボンが堆積すると、塞ぐ能力が十分に発揮出来なくなってしまうんです。



 燃焼の圧力がピストンを押し下げクランクシャフトを回して推進力になるので、その圧力が逃げてしまうと推進パワーの損失になってしまいます。
これがドライバー側には十分に加速してくれないという感触として伝わっているでしょう。

 また、吸気側のバルブにカーボンが堆積した場合もトラブルに繋がります。前出のアイドリング調整バルブはその一例で、吸気バルブから吸気ポートへと逆流したカーボン混じりの燃焼ガスがセンサーや調整バルブなどに付着して、誤作動や作動不良を起こしてしまいます。



 また、吸気圧力の逆流で、燃調のズレや吸気温度のエラーなどを招いてそれがまたカーボンの発生につながり……と悪循環を起こし、最終的にはエンジンが始動しない、というケースも考えられます。

 点火にも悪影響があります。カーボンは点火プラグの電極にも堆積します。カーボンは伝導体なので点火自体はおこなわれますが、逆に電極に付着したカーボンに残った火種によって適切なタイミングからずれたタイミングで着火がおこなわれてしまい、それが燃焼異常に繋がります。



たまには高回転までエンジンを回すことが重要


■カーボンを溜めないようにする対策は?

 では、カーボンを発生、堆積させないようにするにはどうしたらいいでしょう?

 対策のひとつは、たまに高回転まで回してあげることです。高回転でエンジンを回すと多くの混合気を燃焼させるとともに燃焼サイクルが早まるため、燃焼室内の温度が上がります。
温度が上がると燃焼の効率も上がり、カーボンの発生自体が少なくなりますし、堆積したカーボンもその熱で改めて燃焼されます。
「カーボンを焼き切る」という表現はこのことを指します。
そして、ピストンの動きが速いため排気の勢いが高くなり、カーボンを外に排出してくれるというわけです。
高速道路をちょっと良いペースで長距離を移動したあとで一般道に降りたときに、「あれ、エンジンが軽くなった?」なんて感じた経験がある人も少なくないのではないでしょうか。



 これはただ高回転まで上げればいいということではありません。
一度や二度高回転まで回しただけでは燃焼室の温度は十分に上がらないので、カーボンを焼いて排出させられる量はごくわずかです。
なので、高い回転での走行をある程度維持する必要があります。
具体的には最低で数分間、できれば数十分くらいは続けたほうがいいでしょう。

 とは言っても、実際には公道で高回転で数分以上走るのは難しいでしょう。MT車や変速レバー付きのAT車なら、高速に乗れば3速固定の6000rpmで100km/hくらいで走り続けられますが、普通のAT車ではDレンジで自動でシフトアップされてしまいますし、2速で高速道路はムリでしょう。
あるいは山道が近くにあれば、上り坂でアクセル踏み気味で走ることはできますが、都心近郊ではそれも難しいでしょう。

 そういう場合は、できるだけしっかりアクセルを踏んでの加速を心がけてしばらく走ってみましょう。
十分とは言い切れないかもしれませんが、それだけでも、やらないよりはしっかり効果はあると思いますので試してみてください。



 また、どうしても高回転での運行が難しいという人は、市販の燃料添加剤を使ってカーボンの堆積を抑えるという方法もあります。
どの製品がどういう効果があるのかまではここで紹介するのは難しいですが、カーボン除去の効果を謳っている製品を探して試してみるのひとつの手だと思います。

 そしてもうひとつの対策は、気温が低い時期にエンジンがある程度温まるまで発進しないということです。
高回転まで回すのが難しい人も、これを実践すればカーボンの堆積を防ぐことができます。

 水温計が付いているクルマなら水温計の針が動くまで。
付いていないクルマの場合はメーター内の青い温度計のランプが消えるまで、あるいはそれもない場合は、始動直後に回転が少し高くなるファーストアイドルが終わって少し回転が下がるまで、動き出さずに暖機をおこないましょう。



 ちなみに、上記の暖機をしたからといって車両の状態が万全になったわけではありません。
エンジンの温度も最低限のレベルですし、エンジン以外の、ミッションや他の駆動系はまだ冷えたままです。

 とくにミッションやデフはギヤの回転で潤滑オイルを回す仕組みなので、停止したときにオイルが落ちた状態でいきなり負荷をかけるとオイルが十分に付いていない状態で強くこすれ合い、ギヤなどにダメージを負わせてしまう可能性もありますので注意しましょう。



 まとめると、寒い時期には暖機は充分に、暖機後の走行はやさしく、というのを心がけましょう。
そしてカーボンを溜め込まないように、定期的にアクセルをしっかり開けて高回転まで回す機会を設けましょう。


引用元:https://www.webcartop.jp/2023/11/1239755/


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