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気がついたら取り返しのつかないボディに! 雨上がりの水滴放置はクルマにとって危険だった
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WEB CARTOP より

梅雨の時期も愛車をキレイに保つために


 北海道を除く、本州や沖縄諸島までの地域はもうすぐ梅雨入りです。この先、1〜2カ月は雨が多い季節に入ります。と同時に、梅雨の晴れ間に顔を出す太陽の光も、夏に向けて強くなるいっぽうです。今年も猛暑になるのでしょうか。

 雨が降ったあと、ボディに付着した水分は蒸発していき、やがて白いシミのようなものが残ります。これって洗車すれば落とせるものなのか。あるいは塗装へのダメージを与えたり、磨きのプロに依頼して除去してもらうほどの大ごとなのでしょうか。

●ウォータースポットとイオンデポジットの違いは?

 ウォータースポットとイオンデポジット。どちらも聞いたことがあるけれど、違いがよくわからないという人がいるかもしれません。

 まず、塗装面へのダメージとして軽傷であり、我々素人でも比較的除去できるのはイオンデポジットです。「イオンデポジット」とは、クルマの塗装の表面に残った水が残留物となって残り、白くなった状態です。



 これを放置しておくと、塗装やコーティングの皮膜の内部に侵食してしまい「ウォータースポット」となってしまうのです。ウォータースポットは中心部に向かってクレーターのように表面がボコボコした状態になるため、もはや素人の手には負えません。

●どのような状況でできやすいのか?

 クルマを屋外に置いておくだけで、埃や花粉などの物質がボディ表面に付着していきます。ここに酸性雨が混ざることで、イオンデポジットのもととなる成分ができてしまうのです。欧州車のモールには、年数が経過すると白いうろこ状の模様がこびりついてしまいます。日本の雨はヨーロッパよりも酸性が強く、欧州車はダメージを受けやすいのだそうです。かつてはこのうろこ状の模様はきれいに落とせないといわれていましたが、いまは技術が進歩し、除去できるようになりました。



 また、水道水に含まれるカルキも、イオンデポジットやウォータースポットを作る要因のひとつに挙げられます。つまり、コレクションのようにずっと屋内で保管されない限り、街なかで使用する限りは避けて通れない現象だともいえるのです。

とにかく早め早めの対策が肝要


●できたときの対処法は?

 雨が降ったあとは速やかに洗車をして、ボディ表面の汚れと水分を取り除く必要があります。とくに、夏場のような外気温が高く、太陽の光も強い場合は要注意です。ゲリラ豪雨のあとに強い日差しが降り注ぎ、塗装面の水分がみるみる蒸発していく過程でイオンデポジットとなり、さらにそのまま放置すればウォータースポットとなってしまうのです。



●素人作業では除去できない場合は?

 一度ボディに付着したイオンデポジットやウォータースポットは、専用の液剤を使わなければ除去できません。カー用品店で売られている市販のクリーナーで落とすことができればラッキーでしょう。しかし、それでも汚れが落ちない場合は、コーティングショップなどの専門店にもち込み、プロの技術と専用の液剤を用いて取り除くしかありません。そうなると万単位での出費となるため、日ごろからこまめなお手入れが重要となってくるのです。



●まとめ:普段から気をつけることは?

 実際にはなかなか難しいかもしれませんが、雨が降ったあとに洗車して、ボディに付着した汚れや水分を除去するだけでもイオンデポジットやウォータースポットを回避できます。ただし、炎天下での洗車は、ボディに付着した水分を拭き取る前に蒸発してイオンデポジットとなってしまう可能性があるため、むしろ逆効果です。できれば曇りの日や日陰、早朝などに行うことをおすすめします。

 また、意外と盲点なのがウインドウウォッシャー液。穴から液体が噴き出す際、ボディにかかったまま放置してしまうことがあります。面倒でもフロントガラスの汚れは水拭きタオルを用いたほうがリスク回避になります。



 さらに、冬場の融雪剤や、井戸水を使って洗車をする場合も要注意です。融雪剤はアルカリ性であり、井戸水にはカルシウムが含まれているため、それぞれイオンデポジットになりやすい性質をもっています。雨水→水道水→井戸水の順番で水分に多くのイオンが含まれている(そのぶん、イオンデポジットを誘発しやすい)と覚えておくといいでしょう。

 気になりはじめたら本当にキリがないですし、かといって放置すればするほど確実にクルマの塗装やコーティングの皮膜はダメージを受けます。「週に1度は洗車する」「ウインドウウォッシャー液は使わない」など、自分で自分を追い込まない「ほどよい妥協点」を決めつつ、ストレスにならないレベルでコンディション維持に努めたいところです。


引用元:https://www.webcartop.jp/2025/05/1618984/


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