梅雨の車内が一瞬でカラッと!! ガラスの曇りを素早く取る裏ワザとは!?
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まもなく全国的に梅雨入り。ジメジメした湿気と戦う季節がやってくる。そんなときに悩まされるのが、クルマの窓ガラスの曇りだ。「うわ、前が見えない!」とヒヤッとした経験、誰しもあるはず。今回はそんな梅雨時の鬱陶しい曇りを素早く取るワザを、ベストカーWeb流にまとめてみた!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock(トビラ写真=Tricky Shark)
なぜガラスが曇る? 湿気と温度差が犯人だ!
まずは基本から。そもそもなぜクルマの窓ガラスが曇るのか? それは、車内外の温度差と湿気が原因。とくに雨が降っているときなどに乗員が濡れた衣服で車内に入り、エアコンが切られた状態でガラスが冷やされたりすると、湿った空気がたちまちガラスの内側で結露してしまう。これが「曇り」の正体だ。
しかも最近のクルマは、気密性が高いので湿気がこもりやすく、一度曇るとナカナカ取れない。だからこそ、素早く対処するテクニックを知っておく必要があるというわけだ。
エアコンと送風の使い分けがカギ! 曇りを取る5つのポイント
ではどうすれば、あのイラッとする曇りを一気に解消できるのか? ポイントは「空気の流れ」と「湿度のコントロール」にある。以下の5つのワザを覚えておけば、梅雨のドライブも怖くない!
・デフロスターは最強の味方!
フロントガラスが曇ったら、迷わずフロントデフロスターをオン。後方が曇っていたらリアデフォッガーを併用すればOKだ。エアコンを併用しながら温風を当てることで、湿気を飛ばしつつ曇りを一気に除去できる。ポイントは「外気導入」で風を送ること。内気循環のままだと湿気が逃げず、かえって悪化する場合もある。
・エアコンは「冷房」でなくてもOK!
「曇り=冷房」と思いがちだが、実は除湿機能が重要。エアコンをつけていれば、冷風でなくても湿気を吸収してくれる。とくに寒い朝や夜は、温風にしてもエアコン(A/Cボタン)をオンにするだけで効果あり。これは意外と知られていない事実だ。
・送風口は「ガラス」に向けるべし!
足元ばかりに風を送っていては意味がない。曇りが気になるなら、送風口はフロントガラスとサイドウィンドウに向けてセット。最近の車はガラス専用の吹き出し口があるので、そこを活用するのがコツだ。
・湿気を持ち込まない工夫も大事!
根本的に湿気を減らす工夫もしておきたい。たとえば濡れた傘や衣類はビニール袋に入れておく、車内に吸湿剤を置くといったちょっとした手間で、曇りの発生を予防できる。市販の除湿シートやシリカゲル入りマットなどもおすすめだ。
・ガラスの内側を清潔に保つ!
実は汚れたガラスは曇りやすい。皮脂やたばこのヤニなどが付着していると、そこに水分が付着してモヤっとしやすくなるのだ。定期的に内窓をクリーナーで拭くことで、曇りにくくなるという副次効果もある。
いかがだろうか。こうした対策を組み合わせれば、たいていの曇りはすぐ取れる。慌ててタオルで拭くより、まずは落ち着いて空調設定を見直すのが大人の対応だ。
梅雨の車内は、とにかく湿気との戦い。だが、ポイントを押さえておけば快適さはグッと上がる。特にA/Cオン+外気導入+ガラス向け送風の「三種の神器」は、ぜひ覚えておきたい。