最終チェック! 冬のドライブを安全に楽しむために気をつけるべき注意点&カスタマイズ
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Response より
年末年始の帰省やドライブにウインタースポーツを楽しんだりする冬場のドライブの機会に気をつけておきたいポイントをおさらい。
リスクを下げて、事故もトラブルもなく安全に走る方法とは。
気温が低くなる季節のドライブには気をつけておきたいポイントがいくつかある。とくに一気に寒くなるとゴム製品は硬くなりがちだし、空気圧も下がったりウオッシャー液も凍りやすくなったりといろいろと問題が起きる。
できる対策を先手で施しておきたい。
◆ウオッシャー液を入れておく
まず最初に気にしておきたいのがウインドゥウオッシャー。普段は水を補充している人や、ごくごく薄めのウオッシャー液を使っていることもあると思う。
しかし、気温が下がるとガラスが汚れたと思って噴射したはいいものの、噴射したところから凍ってしまって、もっと前方が見えなくなることがある。
ウオッシャータンクや配管内で凍ってしまって噴射できなくなることもある。
普段は水のほうがボディに掛かってもシミになりにくいが、冬場はウオッシャー液を入れておきたい。
とくにウインタースポーツをするような寒冷地に行く場合には、不凍液としての意味を込めて濃いめの希釈や、ストレートタイプを使うなどが好ましい。
◆ワイパーゴムも硬くなりやすい
ワイパーのゴムは寒くなると硬くなりやすい。いざ雨が降ったときに硬化していて、綺麗に雨を拭えないとか、ゴムが硬化して切れてしまったりもする。
ヒビ割れが始まっているようだったらゴムを交換したい。
このワイパーゴムの交換だが、ワイパーブレードごと交換しても数百円しか変わらないことが多い。
また、ゴムの交換は細かい作業が必要だが、多くの国産車ではブレードごと交換なら、工具も必要なくワンタッチで交換できるのでいっそのことブレードごと変えるのもあり。
降雪地域ではスノーブレードという雪専用のワイパーブレードも販売されている。ちょっとスキーに行くくらいなら必要ではないが、そういった選択肢もある。
◆窓が曇りやすいので内窓は綺麗に
冬場はその寒さによって窓の内側が曇りやすい。その原因は湿度だが、多くの場合は内窓の汚れが原因で曇りやすくなっている。
内側をピカピカにしておけば曇りにくいので、冬場はとくに窓を綺麗にしておきたい。
意外と曇り止めなどの洗剤もその成分が残ってしまって曇ることもあるので、まずはとにかく綺麗にすること。
界面活性剤入りの洗剤などで拭いたら、そのあと水拭き、そして乾拭きで綺麗になるまで拭き上げていくのが基本。
その上で曇り止めなどを施工するようにしたい。
とにかく綺麗な窓でなければ曇り止めを施工しても曇りやすくなってしまう。
◆タイヤの空気圧は気温が下がってから調整する
タイヤの空気圧も気温と一緒に下りがち。気温が低くなればその分空気は小さくなるので、タイヤの中の空気圧は下がっていく。
一気に寒くなってから空気圧チェックをすると思いの外、下がっていることも多い。
わざわざ空気圧を高める必要はないが、気温が下がってから、そしてタイヤがしっかりと冷えている朝イチなどに純正指定値に空気圧を合わせておくこと。
◆朝、窓が凍っていたらアイドリングで溶かすこと
寒い時期の朝に出かけようとしたら窓の外側に霜がついて、外がまったく見えないということもある。
急いで溶かしたいところだが、お湯を掛けると温度差でフロントガラスにヒビが入ったり、割れてしまうこともある。
ガシガシ物理的に氷を削るとこれまたガラスを傷つけてしまうこともある。
まずはエンジンを掛けて、エアコンをデフロスターの設定にしてフロントガラス内側に温風を掛けていくことをオススメする。
そもそもエンジンが温まり、それからヒーターにクーラントが循環するようになってから温風が出るので、5~6分は温風が出ない。
それからゆっくりと溶け始めるので、走り出すまでには10分近い時間が掛かってしまうが、焦ってフロントガラスにダメージが及ぶよりはマシ。
ちょっと早めに出かける準備をして、ゆっくりと準備してから出発してもらいたい。
◆高速道路を始めドライブ後は下回りの洗浄を
雪が降っていなくても、高速道路や大きな国道などでは凍結防止に融雪剤を撒いていることが多い。
白いゴマシオのようなものが散りばめられていたら融雪剤だ。
その上を走るとボディ下面にはまんべんなく塩分がついてしまい、それがボディの錆の原因になる。
また、車高調を付けていたらいざ車高を変えようと思ったときに固着する原因にもなる。
高速道路や融雪剤が撒かれていそうなところを走ったらはやめに下回りの洗浄をしたい。
洗車機を通すなら下回りのオプションをつける。ホースで水を掛けるなら下回りにもよく水を掛けて洗い流したい。
とくに車高調装着車は、タイヤをフェンダーの間から水をジャブジャブと掛けるだけで固着や車高調が錆るリスクはかなり下がる。
高圧洗浄機でなくてもいいので、サスペンションをよく水洗いしてもらいたい。
《加茂新》