[春メンテ]が愛車の寿命にメチャ効く!! 交換すべき&やっておくこと6選
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ベストカーWeb より

暖かくなってきてドライブシーズンが到来!! けれど寒さが要因でクルマはかなりのダメージを受けているのも事実。気持ちいの良いドライブをするために、絶対に行うべきメンテナンス項目をおさらいしていきましょう!!
文:往機人/写真:AdobeStock、ベストカーWeb編集部
ドライブをもっと楽しむためにやるべきメンテとは?
寒い冬の時期は、気温の低さに加えて雪で行動が制限されてしまうことで、どうしても外出がおっくうになってしまいがちです。
そのため、春が到来した際には、それまで我慢して溜め込んでいた気持ちが一気に膨らみ、活発に外出したくなってくるでしょう。クルマがある場合はドライブに出掛けたくなる人も多いのではないでしょうか。
そうなると必然的に走行距離が伸びますが、ちょっと待ってください。せっかくの晴れやかな春のドライブを気兼ねなく楽しむために、この時期にやっておきたいメンテがあります。
ここではそのメンテ項目からオススメの6つを紹介していきましょう。
(1)オイル交換
では、春を迎える前にやっておいたほうがいいメンテの項目を挙げていきます。まずはエンジンの調子を維持するために重要なオイル交換が挙げられるでしょう。
冬場は気温が低いし雪が積もっていたりして出掛ける頻度が少ない傾向があるため、走行距離が増えていないので、「エンジンオイルの交換はまだしなくても大丈夫だろう」と考える人もそれなりにいるかもしれません。
ただ、エンジンオイルは走行しなくても劣化する場合があります。例えば大きな寒暖差による結露でエンジンオイルに水分が混入し、混ざることで乳化が起きます。
あるいは、気温が低い時期でも適切なオイルの粘度を保つために、低温時に合わせた粘度特性が低いオイルを入れているというケースもあるでしょう。
そういったケースでは、走行距離が伸びるであろう春を迎える前にエンジンオイルの交換をおこなっておくと安心できます。
(2)エアコンのフィルター交換
気温が徐々に上がっていく2月の半ばくらいから、その気温の変化に合わせて植物も生命活動を再開しはじめます。そうなるとあの、「歓迎したくない!」という人が多い“花粉”の飛散が始まります。
そしておおむねそれと時期を同じくして、お隣の大国から“黄砂”がやってきて、地域によってはダブルで粉塵の被害を受けることになります。
なのでこの時期はクルマのエアコンのフィルターが大いに活躍する時期と言えるでしょう。
エアコンのフィルターをいつ交換するかというのは、それぞれに考えがあると思いますので一概にこうだとは言えませんが、ひとつの提案として、フル活動を迎える時期にフィルターを交換してしまうことで、フレッシュな状態でフィルターとエアコンに最大限の能力を発揮してもらう、というのをオススメしたいと思います。
(3)ワイパーゴムの交換
これはすべての人に当てはまる項目ではありませんが、零下にまで気温が下がる冬の時期に、うっかりワイパーを上げ忘れて駐車してしまい、朝に出掛けるときにそのままワイパーを作動させて「ガリガリガリ」とさせてしまうケースもあるでしょう。
気温が低いとゴム自体も硬くなってしまうので、カチカチ+ガリガリでワイパーのゴムにはかなりのダメージが入ってしまうでしょう。
そのまま春を迎えた場合、不意の雨でワイパーを作動させたら拭きムラでまったく前が見えない、なんていうこともあります。
そうならないために、冬から春に切り替わるこの時期に、ワイパーゴムの交換をおこなっておきましょう。
(4)タイヤの状態を確かめる
雪国に住んでいるという人なら、春を迎える前にスタッドレスタイヤからサマータイヤへの交換は必須でおこなっていると思いますが、その場合も、あるいは雪国ではない地域の人も、遠出をする時期を迎える前に、タイヤの状態をしっかりチェックしておきましょう。
チェックの項目としては、まずは空気圧の確認と調整です。空気圧が低い場合は安全性も燃費の面でも良くないので、適正値か、ちょい高めに調整しておきます。
あとはタイヤ表面の硬化やひび割れの確認。これは目視でぐるっとおこないます。そしてタイヤの山の残量確認。スリップサインが出ているならすぐにでも交換しましょう。
⑤足まわりや下まわりの洗浄
これも雪国のケースの項目ですが、雪深い地域の道を走ると、融雪剤の塩化カルシウムがサスペンションアームやスプリング、フロア面やフェンダーの内側などに残っている恐れがあり、それをそのまま放置するとサビの発生を進めてしまいます。
春を迎える前のこの時期に、高圧洗浄機などを使ってしっかり下まわりを洗浄しておきたいですね。
(6)ワックスやコーティングも効果的
先述のように春先には花粉や黄砂などの粉塵が多く飛来します。黄砂を残したまま運行していると、砂粒がこすれることで塗装表面に微細な傷が付いてしまいます。
また、花粉の場合は塗装表面に固着した「花粉シミ」をつくってしまうのが問題です。場合によっては表面の付着に留まらず、塗膜の内部に浸食することもあるようで、ケミカルでもなか中取れないダメージとなるそうです。
それらを少しでも防ぐため、花粉や黄砂が飛散する前に、ワックスやコーティングで防護膜を作っておくのは効果的でしょう。