日産フォーミュラEチーム、残る2つのランキングをかけてシーズン最終となるロンドン戦に挑む
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Nissan shootingFormula E team, Viry-Châtillon, France, le 10 juillet 2025 - Photo Benji / DPPI
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は同社の日産フォーミュラEチームが、ロンドンのエクセルサーキットで開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)の第15、16戦に参戦することを発表しました。日産フォーミュラEチームはマニュファクチャラーズおよびチームランキングにおいて共に2位につけており、本戦はタイトル獲得に向けた重要な戦いとなります。直近のベルリン戦でオリバー ローランドのドライバーズチャンピオン獲得を励みに、残り2つのランキングでも首位を目指します。
2024年のロンドン遠征では、オリバー ローランドがグリッド9番手から力強い走りを見せ、地元ファンの前で特別な勝利を飾りました。ノーマン ナトーも過去に同コースで4戦のうち3回ポイント獲得を果たすなど相性が良く、今戦でも好成績を目指します。
全長2.09キロメートルのサーキットは、エクセル展示センターとロイヤルビクトリアドックを巡る屋内外のコースが混在する唯一のサーキットです。狭いコースレイアウトのため、追い越しは難しく、予選結果の重要性は他の会場以上に高まります。特に、ターン1とターン10-11のシケイン、そしてターン16へのインサイド進入が、追い越しの絶好のチャンスとなります。
また、今週末のレースでは、新型日産リーフのアンベールを記念し、日産「Nissan e-4ORCE 05」マシンにアイコニックな桜のデザインをあしらった特別なターコイズブルーのカラーリングで出走します。
レースは金曜日の16:00(UTC+1)にフリープラクティスから幕を開け、土曜日・日曜日ともに予選は12:20、決勝レースは17:00にスタートします。
日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは次の通り意気込みを語りました。「今年の目標であった、ドライバーズタイトルを獲得し、他の二つのタイトル争いも有望な状況にあります。今戦では前回欠席したナトーの復帰もうれしく思います。ローランドとナトーは過去にこのサーキットで良い成績を残しており、ローランドはすでに世界チャンピオンではありますが、攻めの姿勢を崩さず、最大限のポイント獲得を狙います。ギャップを埋めるのは容易ではありませんが、エンジニアやドライバーを信頼し、全力を尽くす準備ができています」
オリバー ローランド
「ロンドンのサーキットは好きなコースの一つですが、昨シーズンまであまり結果を出せていませんでした。長年このコースでレースを重ねてきたため、皆慣れていますし、走りやすいコースです。走って楽しいコースですし、エネルギーの使い方も把握しています。路面の一部がリニューアルされ、グリップが向上したことも期待しています。追い越しは難しく、身体的に厳しいレースになるでしょう。ピットブーストやアタックモードの戦略が重要です。ベルリンでドライバーズタイトルを獲得したことでリラックスしていますが、チームやマニュファクチャラーズのタイトル獲得を目指し、全力を尽くしながら、最後の2戦を楽しみたいと思います」
ノーマン ナトー
「ロンドンでの参戦を非常に楽しみにしています。このコースは、フォーミュラEの中でも特に特徴的で、私の好きなサーキットの一つです。半屋外のレイアウトには慣れるまで少し時間がかかりますが、非常に面白い特徴です。東京に似た狭くて曲がりくねったレイアウトで、追い越しは難しいです。今回、アシストモードのパワーアップや全輪駆動のおかげで、戦略と予選結果の両方が勝負の鍵となります。最後の週末を良い結果で締めくくれるよう、全力を尽くします」
セルジオ セッテ・カマラ、日産フォーミュラEチームのリザーブ兼シミュレータードライバー
「ロンドンのコースは、フォーミュラEの中でも他とは一線を画す特徴があります。特に半屋外のレイアウトは、他のサーキットと比べて非常にユニークです。数周走れば慣れますが、内外の変化に対応するのは難しいものです。今回はアタックモードのパワーアップもあり、良い予選結果と戦略的な走りが勝利への鍵となるでしょう」