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新車でも「傷」がないとは限らない! 納車日に舞い上がっても「サイン前」の念入りな車両チェックは必須だった
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WEB CARTOP より

新車だから傷がないとは限らない


 新車販売業界では、納車前の新車について「傷があって当たり前」という気もちで入念にチェックしていると聞いたことがある。メーカーの工場から完成車としてラインアウトされ、キャリートラックなどに載せられ、当該ディーラーへ配車される間は木箱に入っているわけでもないので、確かに荷下ろしなどの課程でなんらかの傷がついてしまうことは十分に考えられる。実際、納車前の新車で傷がついているというケースは、かなり限定的ではあるが存在するようである。

 購入者への発注車両の引き渡し、つまり納車のときには注文したボディカラーになっているか、注文したオプションが装着されているか、車検証と同じ車体番号そしてナンバープレートになっているか(ごく稀だが異なることも発生する)、そして外装の傷の確認を行うのが納車の際に行う確認行為となる。



 最近はこれらの確認や、車両に関する説明をセールスマンから聞いたかなどを項目ごとにチェックする書類があり、チェックしたあとに署名を求められることもある。過去には「車両受け証」のようなものがあり、そこに捺印すると、たとえ納車後に自宅へ戻った際に車体に傷があったとしても、ディーラーに対して修復などを要求してもほぼ受け入れてもらえない。

 確認書面や受け証にサインするということは、仮に車体に傷があったとしても、傷がついていることも了承して当該新車を引き取ったことになるからである。だからといって、ディーラーも「あとは知りません」ということもないのだが、傷の補修程度しか対応が望めないのも一般的ともいえる。



 仮に車両交換に応じるようなケースがあったとしても、いったんナンバープレートを取得すると、取得した瞬間から減価償却が発生するし、新たに交換する車両を新規登録する際の法定費用や諸費用は持ち出しとなるなど、無償交換は期待できない(まったくないというわけでもないようだが)。

 納車のときには、「新車が来た」ということで気もちで舞い上がっている。よほど大きな傷ではない限りは、たとえ外観チェックを行ったとしても、冷静に慎重に確認しないと「視界に入らない」ことが多い。買う側としては、「新車に傷などはない」という先入観があることも大きいからである。

「仮にセールスマンが納車直前に傷を発見したとすると、傷が見つからないように納車を済まそうとすることもあるそうです。外観確認のときに不自然に立ち位置を変えなかったりしたら、そこになんらかの『トラブル要因』があると考えたほうがいいでしょう」とは事情通。短時間の試乗では確認しきれない部分もあるが、納車時にはセールスマン同乗での試乗確認も忘れないようにしよう。



「かなり昔の話ですが、ディーラーの配車センターで納車前の新車をぶつけてしまったことがあったそうです。フレーム修正が必要なレベルだったそうですが、外見だけ補修して納車したそうです。たまたま納車後すぐに物損事故により全損となったので損傷車両を納車したことはバレなかったそうです」(事情通)。

車両引き渡し時に傷を見つけたら新車を受け取ってはいけない


 アメリカではディーラーがストックしている車両を購入するのが一般的となっている。新車購入を検討しているひとは、展示されている車両のなかで「乗って帰りたい(買ったクルマをそのまま乗って帰ることができる)」新車を見つけたら、その当該車両を試乗してから買うか買わないかの判断を行うひとが多い。

 これは過去におもにアメリカンブランド車であったようだが、同じクルマでも製造品質に個体差があったので、日本のように自分がほしい新車と同型車の試乗車を試乗するのではなく、まさに買って帰りたい新車を試乗してコンディションをチェックしていた名残りともされている。自己責任が強く求められる国だけに、受け取ったあとに「じつは……」とか、「あれっ」というのは通用しないのである。



 自動車生産の自動化が進んだとはいえ、ひとの手を介する作業も残っているし、確率が低いとはいえ自分のところへ納車予定としてやってきた車両になんらかのトラブルがまったくないとは、令和のいまでも断言することはできない。

 最近の納車は、記念撮影や花束贈呈などセレモニー化が顕著となってきている。前述した確認書面をはじめ納車時に署名する書類も多く、納車にかかる時間は意外なほど長時間に感じるひとも多い。ついつい「細かいチェックはいいや」という気もちにもなるが、ディーラーとのお互いの信頼のためにも入念なチェックは欠かさないようにしてもらいたい。



 雨天や夜間の納車は可能な限り避け、仮に傷などを発見したら、当該新車の受け取りを拒否し、ディーラーと解決策を探っていくようにしてもらいたい。いったん受け取ってから解決策を模索しようとなりがちなのだが、受け取ってしまうと話がやっかいになる可能性が高まってしまうので注意してもらいたい。


引用元:https://www.webcartop.jp/2025/02/1560847/


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