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愛車の寿命を縮めてるかも!? クルマを長持ちさせたいなら「絶対にやっちゃいけない」5つの習慣
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ベストカーWeb より


 軽自動車であっても、グレードによっては総額が300万円を超えるなど、クルマの価格が高くなった昨今。簡単に買い替えられる時代ではなく、「いかに長く、そして気持ちよく乗り続けるか」が、現実的な課題になりつつあります。

 そのため「大事に乗っている」というドライバーは少なくないと思いますが、大事に乗っているつもりでも、普段の運転において何気なくやってしまっている動作が、じわじわと愛車の寿命を削ってしまっていることも。愛車を長持ちさせるならやっちゃいけない5つの習慣をご紹介しましょう。

文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_metamorworks/写真:Adobe Stock、写真AC

ガソリン車のアイドリングストップ「常時ON」

 信号待ちや渋滞など、クルマが停止しているときにエンジンを停止させるアイドリングストップ。わずかながらも燃料を節約できるのは確かなのですが、ガソリン車のアイドリングストップは、代償が意外に大きいのが実情。

 停止と始動を頻繁に繰り返すため補機バッテリーに負担がかかり、交換サイクルが短い傾向があるうえ、専用バッテリーは価格も高価。アイドリングストップによって節約できた燃料代では取り返せない出費となります。

 また、アイドリングストップが作動してエンジンが停止すると、夏場はコンプレッサーが止まって送風になってしまうためエアコンの効きの悪さにストレスを抱える場面も。渋滞が多い街乗りが中心ならば、ガソリン車は思い切って普段は機能OFFでもよいでしょう。



エンジンオイル交換を先延ばしにする

 愛車を大事に乗っている読者諸氏のみなさんならば、定期的なオイル交換はしっかりと行っていると思いますが、意外に見落としがちなのが、あまり走らせていないクルマでも、定期的なオイル交換が必要であること。

 クルマは走らせることで消耗していく面もありますが、実は走らせなくてもよくありません。エンジンは低速で走行しているときやアイドリング時などの低回転の状態では不完全燃焼を起こしやすく、不完全燃焼によって発生したススがスラッジとなってエンジン内部に蓄積されていくため、あまり走行していないクルマは、よく乗っているクルマよりもむしろ早いタイミングでオイル交換が必要となってしまう場合もあるのです。

 逆に悪路走行が多い場合や走行距離が多い場合、山道を頻繁に走行する場合など、シビアコンディションで使用しているクルマの場合もやはり早いタイミングでのオイル交換が必要です。

 オイル交換の目安は、一般的な乗用車の場合、ガソリン車(NA)・ハイブリッド車ともに「1年または1万5000km」。ただガソリンターボ車や軽自動車(NA)ではもう少し早く「6か月または1万km」、軽ターボ車では「6か月または5000km」となりますが、短距離移動が多い場合は、この目安よりも早いタイミングで交換を検討したほうが〇。また、前述のシビアコンディションでは、この目安の半分のサイクルで交換を検討するようにしてください。

 最近のオイルは高性能だから大丈夫――そう思って先延ばしにしていくと、ある日突然、しっぺ返しがくるかもしれませんよ。



洗車を後回しにして汚れをため込む

 「どうせ雨でまた汚れるし、今日はやめておこう」。天気が悪い日が続くとつい先延ばしにしてしまう洗車ですが、その積み重ねは、塗装面に確実にダメージを残します。雨水には微量の不純物が含まれ、放置するとボディ塗装面を浸食。虫の死骸や鳥のフンも酸化によって塗装面を痛めますし、黄砂や花粉も付着したままにすると、シミやクレーターとして固着してしまいます。これらを放置すると、最終的には磨きや再塗装など、大がかりな修復が必要となってしまうことも。

 また、拭き上げの過程で小傷をいち早く見つけ、深くなる前に手当てできるのも洗車の大きなメリットです。「汚れたら洗う」を習慣にし、洗う際は砂や泥をしっかり水で流してから。こまめにワックスや簡易コーティングをしておけば、愛車の艶も長持ちします。



タイヤ空気圧と「取り回し」に無頓着

 「走る・曲がる・止まる」というクルマの基本性能すべてにおいて重要な役割を担っている「タイヤ」。タイヤをおろそかにすると、走りの質や燃費が低下するだけでなく、寿命も縮んでしまいます。

 特に見落としがちなのが、タイヤの空気圧。空気圧は走っていなくても少しずつ下がり、低いまま走行を続けると偏摩耗が起こり、狙い通りの寿命を全うすることができず、メーカーの設計よりも早く寿命を迎えてしまうことに。月に一度は、走行前の冷間時にメーカー指定の空気圧に調整する習慣をつけたいところです。空気圧は高すぎてもグリップの低下や乗り心地の悪化を招きますので、必ず指定空気圧に合わせるようにしてください。

 タイヤに関しては、取り回しでも摩耗に差が出ます。停止したままハンドルを回す「据え切り」は、タイヤのトレッド面を削ってしまう行為ですし、縁石やキャッツアイに勢いよく乗り上げてしまうと、タイヤ側面がホイールとの間でつぶれて裂ける「ピンチカット」にも繋がってしまいます。

 駐車場等での切り返しはクルマを少しずつ動かしながら。段差は必ず減速し、できるだけ避ける。また不要な荷物を降ろすことも、燃費面ではもちろん、足回りへの負担を軽減させるためには重要です。



駐車場時の手順や作法にも注意

 また、駐車時の「手順」も重要です。近年は電動パーキングブレーキを搭載するクルマが増えていますが、手動で操作するサイドブレーキの場合は、「パーキングブレーキをかけてからPレンジにする」がクルマにとってやさしい手順。特に、Pレンジにいれたあとすぐにフットブレーキから足を離してしまう人は要注意です。

 Pレンジは、トランスミッション内部の歯車に爪(パーキングロックポール)をかけることで、シャフトをロックし、タイヤが回転しなくなる仕組みで、タイヤ自体の回転をロックしている状態ではありません。そのため、パーキングブレーキをかける前にブレーキペダルから足を離してしまうと、パーキングロックポールだけでクルマの前後移動を抑制することになり、トランスミッションに過大な負荷がかかってしまうのです。

 また、クルマ止めがある駐車場では、クルマ止めに強く押し付けすぎないように注意することも重要です。強く押し付ける状態が繰り返されてしまうと、タイヤの変形を招いてしまいます。



 こうした細部の積み重ねが、クルマの「ご機嫌」を大きく左右します。丈夫になった現代のクルマとはいえ、小さな悪習慣の積み上げには勝てません。ぜひ今日から気を付けてみてください。



引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1372453


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