[必見] 厄介な花粉症を防ぐ!! まずは車内から徹底対策で具体的にやるべきことはナニ?
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ベストカーWeb より

あぁやだやだ。花粉症の辛いシーズンがやってまいりました。症状が出る人はホント辛いですし、出ない人にとってもクルマが汚れたり生活に支障をきたしますよね。そんなわけで、今からでもできる花粉症対策を改めて見直してみましょう!!
文:往機人/写真:AdobeStock、ベストカーWeb編集部
毎年必ずやってくる花粉症シーズンが到来
厳しい寒さが徐々に緩んできて人の活動も活発になってくるこの時期は、カーライフにおいても活気が強まってくる時期です。
寒い時期は「今日はやめておこう」と外出を控える傾向ですが、寒さが緩んでくるとそれまで我慢してきた反動もあってあちこち出掛けたい衝動も顔を出すでしょう。
そうなると気になってくるのが“花粉”ではないでしょうか。花粉症は年々有病率が増えていて、じきに二人に一人が何らかの花粉症持ちになると言われていますので、外出の際にはマスクが欠かせないという人は多いでしょう。
クルマの移動でも花粉の心配は悩ましいところです。せっかくパーソナルな空間なのに、マスクが外せないなんて辛いですよね。
ここでは車内に花粉の侵入をなるべくさせない対策について考えてみたいと思います。
花粉症の種類をおさらい
花粉症を引き起こす植物は何種類かあり、それぞれ花粉を飛散させる時期が異なります。代表的な植物とその時期を把握することで、集中して対策をおこなう時期を見極めることができます。
日本でもっとも有病率が高いのがスギ花粉です。全国的に最も飛散の時期は2月から4月までとされていますが、関東地方では1月から6月の初めまで飛散が続くというデータもあるので、敏感な人はピークを過ぎても油断できません。北海道や沖縄にはほとんど存在しないようです
ヒノキ科の花粉はスギ花粉とほぼ同じく2月から4月の間に飛散します。スギよりもアレルギーを起こす度合いが高いというデータもあるようです。
スギ、ヒノキと入れ替わるように飛散が始まるのがイネ科の花粉です。時期で言うと4月から10月までとかなり長い期間で飛散が見られるようです。イネ科の花粉に反応してしまう人は、冬以外は油断できません。
近年はブタクサに反応する人の割合も増えているようです。飛散の時期は秋で、8月の暑さが弱まるタイミングから、冷え込む10月くらいまでが飛散が多くなります。
また、だいたい同じ時期に飛散する植物として、ヨモギ属やカナムグラという種類に反応するケースも増加傾向にあるようです。
人によって反応する植物は違いますが、複数の植物に反応するケースでは、ほぼ通年でマスクが欠かせないということもあるようです。
車内に花粉の侵入させないための工夫
クルマの車内は部屋と同じで密閉された空間です。そのため、一度花粉を侵入させてしまうと、除去しないかぎりずっと車内に充満させてしまうことになります。
それではせっかくのパーソナルな空間が屋外と同じ状態になってしまいますので、その対策が求められます。主な対策は以下の3つです。
(1)侵入させない工夫
まずは室内に花粉を侵入させないことが肝心です。乗り降りの時にはドアを開け閉めする必要があるため、100%侵入を防ぐことはできませんが、できるだけ入り込まないようにするため、ドアをゆっくり開け閉めするのが意外と有効となります。乗り降りの動きも含めて、空気の動きをできるだけ抑えることを心がけましょう。
また、外を歩いているときに着ている服に花粉が付着します。そのまま乗り込むと服に付いた花粉が室内に放たれてしまうので、上着を着ている場合は、外で少しはたいたり、あるいは脱いだ上着をくるんで後席にそっと置くなどすれば、室内での飛散を防ぐことができます。
②走行中にも侵入させないように意識する
乗り込んで動き出した後も注意が必要です。春や秋の過ごしやすい時期は窓を開けて外の空気を採り込みたくなりますが、花粉対策としてはそれは御法度です。せっかく乗り込むときにおこなった注意が台無しになります。
窓からの侵入の他にも、エアコンの外気導入に気をつけましょう。うっかり通気の切り替えを外気にしてしまっていると、送風をおこなっていなくても外から花粉が真勇してくる可能性が高くなります。
③花粉の除去対策をする
最近のクルマは純正で、あるいはオプション装備で花粉除去タイプのエアコンフィルターを備えたものも増えています。そのタイプなら通気を内気にしてエアコンを作動させることで、侵入してしまった花粉を除去してくれます。
そうでない場合は、花粉を静電気で吸着させるタイプのファイバーモップや、後付けの空気清浄機を導入するのも有効な手段になります。
アレルギーの薬で抑えるときの注意点とは?
花粉症の症状がひどくて薬で抑えているという人も多いでしょう。その場合は服用するタイミングに注意が必要な場合があります。
薬の成分によって異なりますが、比較的多く流通している抗ヒスタミン薬には、脳の判断が低下するという副作用があるので、居眠りを誘発する恐れがあります。
普段から眠気が起きにくいタイミングを見計らい、できるだけそれが起きづらいタイミングで運転するようにしたほうがいいでしょう。