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弱い人には地獄の車酔い! 発生メカニズムと抑制できる飲食物とは?
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WEB CARTOP より

車酔いはレジャーの大敵


 季節も5月に入ると暖かいと感じる日が多くなり、いよいよレジャーシーズン本番という感じです。気候がいいので、天気がいい週末には家族みんなでドライブに出かけよう、というシーンも多く見られます。行き先の楽しみを胸にウキウキした気持ちで出発する姿が思い浮かばれますが、その道中では、クルマでの移動ならではのトラブルが待ち構えていることもあるでしょう。

 その代表的なものが「車酔い」です。

 運転手以外の同乗者が気分の悪さを訴えてきて、最寄りのサービスエリアなどに緊急避難……となってしまうと、ドライバーとしても焦ってしまいます。ここでは、その車酔いの対策として効果がある食べ物や飲み物について考えてみたいと思います。

■車酔いはなぜ起こる?

 車酔いは、移動中のクルマの中で気分が悪くなり、「頭痛」「顔面蒼白」「冷や汗」「吐き気」「胃の不快感」「嘔吐」などの症状を引き起こすことです。

 クルマ以外にもバス、電車、船などでも同様の症状が起こることから「乗り物酔い」とも呼ばれ、あるいはその原因から「動揺病」という呼び方もあるようです。

 車酔いがなぜ起こるのかというと、その主な要因は感覚器官と脳のズレによる混乱だといわれています。クルマでの移動中、耳の奥にある「三半規管」と「耳石器」という平衡感覚を保つための感覚器官は、体の位置・揺れやスピードなどの情報を常に収集しています。

 不規則な加減速や発進停止の繰り返し、右左折やカーブの遠心力などによる前後左右上下への揺れなどが過度に生じると、脳への情報量が過剰になったり、平衡感覚の器官がとらえた情報と目から入る映像情報との間にズレが生じたりすることがあります。



 脳が情報を処理しきれなくなると、心臓や血管などの循環器や胃や腸などの消化器をコントロールしている小脳の自律神経の働きに乱れが生じ、正常時とは異なる冷や汗や胃の不快感などの症状を招きます。その症状が進行すると嘔吐中枢が刺激され、吐き気や嘔吐といった症状につながるのです。

 14歳くらいまでの若年期はまだ小脳の自律神経が成長しきっていなかったり、不安定な状態だったりするため、平衡感覚とのズレが生まれやすく、酔いやすいといわれています。また、苦手と感じる臭いや不安、不安定な状況などによるストレスが小脳の自律神経へ影響を与えることがあり、車酔いのきっかけになったり、症状を助長させてしまうという説もあるようです。

飲み物や食べ物で車酔いを抑えることができるのか?


 車酔いが起きてしまったときの対処方法としては、外(遠く)を見る、クルマを止めて休む、外に出て身体を動かすなどいろいろありますが、飲み物や食べ物でも効果があるという説もしばしば聞かれます。効くという飲み物や食べ物それぞれにどんな効果があるといわれているのか、見ていきましょう。

●ミントガム



 ミントガムが車酔いに効果があるということは医学的に認められているそうです。ミントの爽快な刺激が効きそうなイメージはありますが、これは症状を抑えてくれるというより、乗る前に噛んで車酔いを防止する効果が高いということが実験で確認されたとのことです。

 そのメカニズムはハッキリと解明されてはいないようですが、ミントの爽やかな刺激が自律神経に作用して、胃腸や循環器のコントロールを保ってくれるという点と、ガムを噛むことで規則的なリズムが生まれるので、その刺激も自律神経にいい効果を与えているのではないかということのようです。

●梅干し



 昭和の時代の車酔い対策の代表のひとつがこの梅干しでしょう。遠足や遠出のときに梅干しをリュックに忍ばせていた子はかなりいたと思いますし、梅干しを練り込んだタブレットを引率の先生が常備しているという例も少なくありませんでした。あるいは「へそに貼ると酔いが治まる」なんていう話も聞いたことがあります。

 いまでは車酔いに効く食べ物としての認知度は以前ほどはなくなってしまったようですが、まだまだその効果を信じている人は少なくないでしょう。

 その効果としては、まずその酸っぱさの源である「クエン酸」が唾液の分泌をうながすことで、自律神経の混乱を抑えるとともに、胃や口内の不快感を引き下げてくれるという点が挙げられます。また、梅干しにわずかに含まれる「ピクリン酸」が平衡感覚の混乱を戻してくれる効果があるという研究結果も存在するようです。

●キャンディやチョコ



 キャンディやチョコ、ガムなどに多く含まれている糖分の摂取によって血糖値が上がって、脳の働きを活発にさせるという効果があるそうです。

 脳が活発になれば処理能力が高まるため、感覚器官や自律神経の混乱を抑える効果が期待できるという説があるようです。

●ハーブティー・生姜飲料・柑橘系飲料など



 車酔いになると、自律神経の混乱から唾液の分泌不足や胃の不快感などの症状が引き起こされ、ムカムカしたり吐き気を催したりします。その症状に対して効果があるといわれているのが、ハーブティー・柑橘系・生姜系などの清涼感や爽快感のある飲料です。

 ハーブティーのなかでも、ペパーミントティーは飲むことで消化器系がスッキリ感じられるようになるので、吐き気を抑えてくれる効果が期待できるとのことです。オレンジなど柑橘系の飲料も同様の効果が期待できますし、酸味が胃液の分泌をうながし、梅干しと同様の効果が得られそうです。また、生姜に含まれる成分は自律神経に作用して吐き気を抑えてくれる効果があるという説もあります。

 などなど、ここで挙げたもの以外でも乗り物酔いに効くといわれる飲み物や食べ物はいろいろあります。そのどれもにいえることですが、それぞれ食品のもつ効果はいろいろで、人それぞれで体質も違いますし、車酔いの症状もさまざまなので、これが必ず効くという決定版的なものはないといっていいでしょう。

 車酔いにもっとも効果があるのは、自律神経やストレス面など、身体や精神の状態をを整えておくことです。長距離ドライブの前には、運転者以外の人もしっかり睡眠をとって、食べ過ぎや空腹になることも避けて乗車するようにしてください。


引用元:https://www.webcartop.jp/2025/05/1612159/


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