台風接近で何に気をつけるべき? 台風常連の「JAF沖縄支部」が呼びかける注意内容とは
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くるまのニュース より
JAF沖縄支部がドライバーに対して呼びかけ
JAF沖縄支部は、2022年9月1日現在沖縄地方に接近中の台風11号により暴風や警報級の大雨となることから、沖縄県内のドライバーに対し、クルマのトラブルや故障を予防する呼びかけをおこないました。
台風やゲリラ豪雨といった自然災害の際には、さまざまなトラブルが起こる可能性が考えられます。
そうしたなかで、年間で数多くの台風が通過する沖縄県のJAFでは、どのような部分について注意を呼びかけているのでしょうか。
まずは、台風接近前に燃料の残量チェックしましょう。暴風警報中はガソリンスタンドが休業することがあり、早めの給油が必要です。
次に強風のなかでのドア開閉時には、強風にあおられ破損する場合や、閉める際に指などを挟んでケガをすることがあるため、注意が必要です。
また、目の前に冠水路を発見した場合には入らず迂回することが大切です。
過去のJAFユーザーテストでは、セダンタイプのクルマで水深30cmであれば、時速30kmでの走行は可能でしたが、エンジンルームに水が浸入しており、エンジンが止まる可能性があることがわかっています。また水深や水中の様子もわからないため、安易に進入せず、迂回しましょう。
万が一、水没してしまったらまず落ち着いて脱出タイミングを伺います。
クルマのドアは、ある程度車内に水が入らなければ、車外の水圧によりすぐに開けることができません。
水没するとすぐに外に出たくなりますが、ドアを開けるには外と水位の差が少なくなったときが脱出のチャンスとなり、ドアにかかる水圧が小さくなると、ドアが開けられます。
ドアが開けられるようになったら、落ち着いてチャンスを見極め、大きく息を吸い込み、足などに力を込めて押し開けることで脱出します。
なお、バッテリーが接続されていれば、常に電流が流れているため電気系統の漏電により火災が発生する可能性があります。
そのため、むやみにエンジンキーを回したり、エンジンをかけてはいけません。とくに、ハイブリッド車・電気自動車は高電圧がかかっているため、注意が必要です。
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日頃からいざというときを意識して、車内には非常用ハンマーを積載したり、自治体の作成するハザードマップを利用し事前に危険個所を確認し、常に最新の情報を収集して早めの避難を心掛けましょう