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即停車!? 走り続けてOK!? 覚えておきたい警告灯8選
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ベストカーWeb より


 クルマには多くの警告灯・表示灯があり、クルマの異常を知らせる場合もあれば、問題なく作動していることを知らせる場合もある。何かが点灯するとドキッとしてしまうが、緊急事態なのかそうでないのかくらいは知っておきたい。

文/今坂純也(DIRT SKIP)、写真/写真AC


警告灯と表示灯は国際規格で統一されている



 メーター周辺にはいろんなマークの警告灯・表示灯があるが、そのマークが意味するものはなんなのか、マークの点灯色が何を表しているのかを知っている人は意外と少ない。

 警告灯・表示灯は、国際規格(ISO)で記号や色が決められていて、国産車や輸入車であってもドライバーに伝えようとしていることはほぼ同じ。よって、クルマを乗り換えたとしても、記号の意味や色の意味を知っていれば安心。

 ちなみに、エンジン始動時に数秒間だけさまざまな警告灯が点灯する場合もあるが、これは異常ではない。

低限知っておこう!! 赤=危険、黄(オレンジ)=注意、緑=安全



 警告灯・表示灯は、点灯する色でその状態を表している。つまり、「ヤバイ!」なのか「ああ、正常だね」かがわかるようになっている。

 赤は「危険」を表しており、重大な故障を起こしていることを意味している。
警告灯が赤色に点灯したら、速やかに安全な場所に停止し、まずは購入店やディーラーに連絡して指示に従うべき。

 黄(オレンジ)は「注意」を表している。
黄色点灯なら緊急停止するほどの危険性はないが、どこかに異常が起こっていることは確か。速やかに点検するなどの対処をしたい。

 緑は「安全」を示しており、ウインカーが作動している、ヘッドライトが点灯していることなどを表している。

 なお、警告灯のマークによっては温度の高低を表す場合があり(水温警告灯など)、その場合は赤=高温、青=低温を表し、人の感覚的にわかりやすい色となっている。
さらに、ヘッドライトのハイビーム点灯は青で表示することになっている。

点灯しやすい警告灯は? 点灯したらどう対処する??


 クルマには多くの警告灯があり、すべてを解説することは難しい。よって、点灯しがちな警告灯について解説しよう。

●水温警告灯



 エンジンの冷却水の温度が低いときに青く点灯。寒い冬の朝に青く点灯していることがあり、このランプが青く点灯していたらエンジン始動後にすぐに発進せずにエンジンを暖気運転してから走り出すといい。

 赤く点灯している場合は冷却水の温度が高いことを示しており、これはかなりヤバい。走行中であれば速やかにクルマを止め、JAF、購入店もしくはディーラーに即連絡。

●ブレーキ警告灯



 丸の中に「びっくりマーク」があるのがブレーキ警告灯。パーキングブレーキが解除されていないときに点灯し、解除すれば消灯するのが正常。

 パーキングブレーキを解除しても赤や黄色に点灯する場合は、ブレーキフルードの量が不足している、ブレーキ系統の異常などの故障を意味する。放置すると重大な事故につながりかねないので、購入店もしくはディーラーに即連絡。

●エンジン警告灯



 見慣れない人にとっては「ヘリコプター」にも見えるみたい……だが、エンジンをイラスト化したもので「エンジンチェックランプ」ともいわれる。

 エンジン本体やエンジンに関連するさまざまな異常を検知したときに点灯するが、クルマのエンジンには多くのセンサー類が接続されていて、下記のようなセンサーに異常があっても点灯する。

・アクセルポジションセンサー
・イグニッションセンサー
・エアフローセンサー
・O2センサー
・カム角度、クランク角度センサー
・メーターセンサー
・電気系統センサー
・バッテリーセンサー

 これらのセンサーが異常を検知すると点灯するが、稀に給油口キャップの不良で燃料タンクの内圧を保持できずに点灯、エンジンコントロールユニットの通信不良で点灯、スロットルバルブの汚れ(カーボンの付着など)で点灯する場合もある。

 筆者も過去に点灯したことがあるが、そのときはO2センサーが劣化して正常値を示さなかったからだった。

 輸入車、特にヨーロッパ車は排ガス規制が厳しく、規制値をわずかに超えただけでもセンサーが異常値を示して警告灯が点灯することもあるという。

 この場合は走行しても大きな問題にはならないが、エンジン警告灯の点灯原因は多岐に渡るため、点灯したら速やかに停止し、異音や異臭が発生していないかを確認して購入店やディーラーに即連絡して指示を待つのが得策。

 そのまま無視して走行を続けた場合、他の部位にも損傷が及ぶことがあるためだ。

●油圧警告灯



 昔、百貨店のレストランでカレーを食べたときに見た記憶があるようなマークが「油圧警告灯(エンジンオイルランプ)」。
オイル量の減少、オイルポンプの故障やオイルの詰まりによってエンジン内部の油圧異常を検知すると点灯。

 エンジン内部を正常にオイルが循環していないので、そのまま走行を続けるとエンジンが焼き付くなどで走行不能になる。

 また、エンジンが高温になるとエンジンオイルが発火しやすくなり、車両火災の危険性も。
エンジンルームから白煙が上がると火災の一歩手前だ。こうなったら即エンジンを止めてクルマから離れるべし!

●充電警告灯



 四角いブロック内に+とーのマークがある。クルマのバッテリーが劣化して正常な電圧を発生させられなくなったとき、充電系統(オルタネーターやベルトなど)に異常がある場合などに点灯。

 バッテリーの電気がなくなるといつどこでクルマが停止するかわからないので、緊急事態ではないかもしれないが、ある意味恐怖である。

 ちなみに、バッテリーが十分に充電されていないとエンジンがかかりにくかったり、ライトが暗かったりと予兆はある。
自分で新品バッテリーに交換しても、充電系統に異常があれば意味がないので、購入店もしくはディーラーに連絡を。

●ABS・ブレーキアシスト警告灯



 ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)またはブレーキアシストシステムに異常がある場合に点灯するが、点灯してもブレーキ自体はきく。ただし、いざというときにABSがきかないので早めの点検が安心。

●排気温警告灯



 90年代後半以前のクルマに装備されていた警告灯で、箱から湯気が出ているようなマーク。ここでいう箱は触媒装置を指しており、温度が上昇すると点灯する。

 無視して走行を続けると火災の危険もあるので、速やかに停止して購入店もしくはディーラーへ連絡。

●マスターウォーニング



 クルマの各システムに異常が起きると点灯・点滅する。他の警告灯・表示灯の点灯やメーター内のディスプレイへの警告メッセージとともに同時点灯、さらにブザーが鳴る場合もある。

 緊急性の高い異常を検知するため、走行中に点灯・点滅したら速やかに停止し、購入店もしくはディーラーに即連絡を。

 今回は警告灯について話をしたが、とりあえず走行中に「赤」が点灯・点滅したら速やかに停止させて購入店もしくはディーラーやJAFに連絡! で間違いない。
「黄」であればすぐに重大な故障や事故になる可能性は低いので、早めに点検・修理すれば問題ないだろう。


引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/699529


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