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[ワイパー]のメンテ放置してない? [超~危険]だけどゴム交換のサインとかあるの?
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ベストカーWeb より


 そういえば最後にワイパーのゴムを交換したのいつだっけ? 読者のみなさんも心あたりのある人が多いのではないでしょうか? オイルやタイヤ交換に比べて優先度が低い傾向にありますが、ワイパーもメンテナンスの重要な項目。今一度交換のタイミングを含めておさらいしていきましょう。

文:往 機人/写真:Adobe Stock、ベストカーWeb編集部

優先度が低いワイパーのメンテナンス



 クルマに乗っていると、オイルやタイヤをはじめとするいろいろな消耗品の交換を行う必要に迫られます。

 タイヤは普段から気にしていれば、摩耗具合が視認できるので交換時期が来たことが判断できますし、オイルは点検整備のときにオイルレベルゲージで量と色の変化で劣化を推測することができます。

 逆に、劣化や摩耗の判断が難しい部分の代表がワイパーゴムではないでしょうか。ここではそのワイパーゴムの交換時期について少し掘り下げてみたいと思います。

必要なときに劣化していることが多いワイパーゴムのジレンマ



 ワイパーは、当たり前のことですが、雨が降ったりホコリが付着したりしない限りは使用することはないでしょう。つまりそれ以外のほとんどの時間はお休みしているわけです。

 使っていないのだから摩耗するわけがなく、劣化の心配をしていないケースは意外と多いのではないでしょうか。

 しかし、いざ雨が降ってワイパーを作動させると、拭きムラが起こったりして視界確保には逆効果になってしまうことも少なくありません。

 そうなると、「交換してから数回しか使ってないのに、肝心のときに役に立たないなんて」とやるせない気持ちになるでしょう。でもそれはある意味ワイパーの置かれた状況を考えると致し方ないと言えます。

 通常、不使用時のワイパーは、ウインドウの下側で目立たないように待機しています。このときワイパーのゴムはガラス面に先端を密着させていて、いつでも動けば表面を拭き取れる状態になっています。

 一方でゴムが密着している状態というのは、駐車中に降った雨の水滴や砂ボコリ、落ち葉などがそこに溜まりやすいカタチになってしまっているんです。

 水滴は放っておけばいずれ蒸発して無くなりますが、ミクロな視点で見ると水分中の不純物が残留して、ゴムの表面を覆ってしまいます。これが積み重なると、徐々にゴムの弾力が効果を発揮出来ない部分ができてしまい、拭きムラが発生します。

砂ぼこりや落ち葉も大きな要因



 また、砂ボコリはけっこうやっかいな存在です。砂粒を巻き上げた風に運ばれて雨の水滴と同じくワイパーとガラスの間にうっすらと堆積します。

 そしてその状態でワイパーを動かすと、硬い砂粒がガラスとゴムの間で揉まれ、まるで紙やすりのようにゴムに擦り傷を作ってしまうのです。

 それに気付かずにガシガシとワイパーを動かし続けると、場合によってはゴムだけでなくガラス表面にも傷を付けてしまう恐れがあります。

 木の下に長期間駐車するような場合は、落ち葉や木の実の堆積も注意したほうがいいでしょう。落ち葉や木の枝が乾燥すると硬くなるので、砂粒ほどではないにしてもワイパーゴムを微細に変形させたりする可能性があります。

 また、木の実はその成分が漏れ出してガラス表面に固着します。これがなかなかガンコで、ウオッシャー液では太刀打ちできないくらいに落とすのが困難です。

 そしてもうひとつの敵が紫外線です。ゴムが劣化する要因はいくつかありますが、その代表的な原因が紫外線による硬化です。

 青空駐車で陽に当たることが多い状況では、かなりの時間紫外線に晒されていることになり、ワイパーゴムの表面を少しずつ蝕んでいきます。状況によっては数ヶ月でゴムの表面の弾力を損ない、拭き取り能力を落としてしまいます。

 このような要因によって、ワイパーのゴムは知らぬ間に劣化してしまうことが多いのです。

交換時期はどう見極めるべきか?




 そのように、使用していない状態でも状況によっては拭きムラが発生するほど劣化が進んでしまうこともあるワイパーゴムは、交換時期の見極めが難しい部分です。

 劣化の進行具合は状況による差が大きいので、一概に何カ月と目安を設けるのも難しいでしょう。なので劣化が置きやすい状況や時期を考えてみましょう。

 意外と劣化が進みづらいと思われるのが梅雨の時期です。雨が多いので出番が多く、摩耗は進みやすいのですが、高い頻度で動かしていることと、雨で砂粒や汚れが洗い流されることで逆に良い状態が保たれるのではないかと思われます。

 逆に劣化が進みそうな時期は、真夏と冬時期だと考えられます。真夏は強烈な紫外線によってワイパー表面の劣化が進みやすいのに加えて、チンチンに熱せられることでさらに硬化が進んでしまいます。

 冬時期は紫外線は少ないのですが、空気が乾燥するため、砂ボコリが舞いやすくなります。また、落ち葉も多くなるので、それらの堆積に注意が必要な時期と言えるでしょう。

 それらのことを踏まえてワイパーゴムの交換時期を考えると、まず劣化が進みやすい夏と冬の終わり頃、月で言うと9月と3月ありりでリフレッシュのために交換するのが効果的となります。

 あるいは、もっともワイパーの出番が多くなる梅雨に備えるという意味で、梅雨が始まる前の5月半ば辺りに交換するのもアリだと思います。

 また、それに該当しない時期の不意の雨に備えるため、新品の予備を1セットクルマに常備しておくという方法もオススメです。

 ただでさえ視界が悪くなる雨の日に、ワイパーの不具合でさらに視界が損なわれるのは思っているよりも危険な状態なので、そうならないよう事前に備えておきましょう。


引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1148963


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