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ブレーキが効かない!? 燃えちゃったらどうする? 知っておきたい必須整備と対処法
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ベストカーWeb より


 クルマの「走る・曲がる・止まる」の中で、最も命に関わるのが「止まる」=ブレーキです。普段は当たり前のように効いているブレーキですが、もし突然効かなくなったら……。先日、東名高速道路で前輪から火の手があがった車両火災が話題となりました。おそらくブレーキに関連した車両火災と考えられます。そんな万が一の事態に備え、ブレーキパッドの整備と、ブレーキが効かなくなった際の対処法を知っておくことが重要です。

文:ベストカーWeb編集部/画像:ベストカーWeb編集部、Adobe Stock

ブレーキパッドの整備はなぜ重要か?



 ブレーキパッドは、ブレーキディスクと接触して摩擦を生み出し、車を減速・停止させる重要な部品です。このパッドが摩耗すると、制動力が低下し、最悪の場合ブレーキが効かなくなる恐れがあります。

 一般的に、ブレーキパッドの寿命は走行距離や運転状況によりますが、約3万〜5万kmが目安とされています。しかし、山道や渋滞の多い都市部を頻繁に走行する場合は、より早く摩耗する可能性があります。

 定期的な点検と、異音や制動力の低下を感じた際には早めの交換が推奨されます。また、ブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換も重要で、こちらは2年ごとの交換が一般的です。

ブレーキが効かなくなったらどうする?



 ブレーキが効かなくなる原因として、以下のような現象が考えられます。

■フェード現象

 長い下り坂などでブレーキを多用すると、ブレーキパッドやディスクが過熱し、摩擦力が低下して制動力が落ちる現象です。これは「フェード現象」と呼ばれます。前兆として、ブレーキの効きが悪くなったり、焦げたような臭いがすることがあります。

 ブレーキから煙が出るとすれば、このフェード現象によって引き起こされている可能性があり、ブレーキパッドの摩擦材に含まれる有機物が燃焼している恐れがあります。それが、今回のような東名高速道路での車両火災にもつながってしまう原因です。

■ベーパーロック現象

 ブレーキフルードが高温になり、内部に気泡が発生することで、ブレーキペダルを踏んでも圧力が伝わらず、ブレーキが効かなくなる現象です。これを「ベーパーロック現象」と言います。ペダルがスカスカになる感触が特徴です。

■対処法
・落ち着いてエンジンブレーキを活用する。
・シフトダウンしてエンジンブレーキを使い、速度を落とします。
・ブレーキペダルを何度か踏み直す。
・ベーパーロックの場合、ペダルを何度か踏み直すことで一時的に回復することがあります。
・安全な場所に停車し、ブレーキを冷ます。
・可能であれば、安全な場所に停車し、ブレーキを冷ましてから再出発します。
・緊急待避所を利用する。下り坂には、砂利が敷かれた緊急待避所が設けられていることがあります。ブレーキが効かない場合は、これを利用して停車します。

日頃のメンテナンスで事故を防ぐ



 ブレーキトラブルを未然に防ぐためには、日頃のメンテナンスが欠かせません。定期的な点検・整備を行い、異常を感じたらすぐに専門の整備工場で診てもらいましょう。

 また、長い下り坂ではエンジンブレーキを積極的に活用し、フットブレーキの使用を控えることで、ブレーキの過熱を防ぐことができます。

まとめ



 ブレーキは、クルマの安全性を左右する最も重要な部品の一つです。日頃のメンテナンスと、万が一の際の対処法を知っておくことで、事故を未然に防ぐことができます。安全運転を心がけ、快適なカーライフを送りましょう。



引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1230245


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