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ハイブリッドカーにデメリットってある? 高い燃費性能の裏にある3つの落とし穴
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ベストカーWeb より


 燃費性能や静粛性の高さで、多くのユーザーに選ばれているハイブリッドカー。しかし、メリットばかりではなく、見過ごせないデメリットも存在する。ここでは代表的な3つのポイントを整理してみたい。

文:デグナー12(Team Gori)/写真:写真AC、トヨタ

高い車両価格とバッテリー交換のリスク



 ハイブリッドカーは、駆動用モーターやメインバッテリーといった特殊なシステムを搭載している。そのため、ガソリン車に比べて部品点数が多く、車両価格はおおむね30万~50万円ほど高い。この価格差を燃費でペイするにはかなりの走行距離が必要。燃費がいいという理由だけでハイブリッドカーを選ぶと実は高コストということもあり得る。

 メインバッテリーが寿命を迎えると、交換費用は20~30万円と高額。ただ、5年or 10万kmまでの駆動用バッテリー保証は当然設けられており、乗り換えでの車両寿命と駆動用バッテリーの寿命は一般的には同等とされるケースも多い。

 また、電装品を作動させるサブバッテリーも搭載されるが、こちらは小型ながらもガソリン車用に比べて約2倍高価というのが実情。頻繁に交換する部品ではないが、燃費性能やエコカー減税の恩恵と引き換えにメンテナンスに必要な部品コストが高いことは覚えておこう。

車重と出力特性の影響でタイヤの摩耗が早い



 前述したように、ハイブリッドシステムを搭載することで、車両重量はガソリン車より増加。さらに発進時はモーター駆動が加わり、低速から力強いトルクを発揮するため、ラフなアクセル操作を日常的に行っていると、タイヤへの負荷は大きくなる。

 加えて、回生ブレーキの影響で空走時、制動時にもガソリン車よりフロントタイヤに負担が集中しやすく、摩耗が早まる傾向がある。筆者は整備工場で勤務していたが、タイヤ交換サイクルが早くなっているハイブリッドカーを見かけたことがある。ガソリン車よりもタイヤ寿命が短くなる傾向があるのは覚えておきたい。

回生ブレーキ特有のフィーリング



 ハイブリッドカーやBEVならではの回生ブレーキと摩擦ブレーキの協調制御。減速時にエネルギーを回収するメリットがあるいっぽうで、扱いにくさを感じる人も少なくない。特に完全停止の直前に「カックン」と唐突に止まる挙動は、筆者もハイブリッドカー登場当初は不快に感じていた。

 もっとも、近年のモデルは制御の見直しが進んだことでブレーキフィールが大きく改善されており、かつてのような違和感は薄れつつある。それでも、車種によっては独特のフィーリングが残っており、乗り換えた直後には違和感を覚えるユーザーもいるはずだ。新型アクアに採用されたスムーズストップのような装備があれば、より滑らかに停止できるようになるので他社も含め、採用拡大を期待したい。

 ハイブリッドカーには高い燃費性能、静粛性があり、日常使いでは大きな魅力を発揮する。しかし、車両価格の高さ、部品コスト、ブレーキのクセといったデメリットも存在する。購入を検討する際には、このメリットとデメリットの両面を理解したうえで、自分のライフスタイルに合うかどうかを見極めることが大切だ。



引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1324790


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