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スタッドレスタイヤはもうそろそろ交換したほうがいい? いつ交換すればベスト? 使えるか見極める方法とは
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ベストカーWeb より


 そろそろスタッドレスタイヤに交換しようかと考える季節。雪が多く降る地方ではタイヤ販売店でのスタッドレス交換の予約がいっぱい入っていく季節でもある。そこで、保管しているスタッドレスタイヤを履き替えようか、それとも新しいスタッドレスタイヤにするか、その判断基準はどうなのか、解説していきたい。

文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、Adobe Stock

サマータイヤからスタッドレスタイヤへ交換するのはいつがベスト?



 凍結や積雪した道路を夏用=ノーマルタイヤで走るのは、スリップによる追突やカーブでのオーバーランといった事故のもと。そこで必要不可欠となるのが、冬用=スタッドレスタイヤへの履き替えだ。

 ではいつ頃履き替えたらいいのか? 気象庁が公開している過去の「霜・雪・結氷の初終日」が参考になるほか、タイヤメーカーや大手カー用品店などでは、お薦めの交換時期がわかるカレンダーなどをWEBサイト上で公開しているところもある。

 2025年の初冠雪は10月23日に富士山と岩木山、月山で観測された。初冠雪の平年値は、北海道では旭川が10月19日、札幌が10月28日、東北地方は11月8~23日の間となっている。

 スタッドレスタイヤへの交換のタイミングは地方によって異なるものの、「初雪の1カ月前」を目安とするのが一般的。北海道・東北北部は10月上旬〜中旬、関東・東海・近畿などは11月下旬〜12月上旬が目安。

 また、スタッドレスタイヤへの交換時期として、もうひとつ目安となるとされているのが「最低気温が7℃以下になった頃」。

 こちらはあまり雪の降らない地域でより参考になる目安で、その根拠は最低気温が7℃を下回ると夏用タイヤのゴム素材が硬くなりグリップが低下する点や、たとえ積雪がない場合でも朝晩の日陰やトンネル内などで路面が凍結する可能性が出てくるためとされている。



 ちなみにあまり雪が降らない東京の初冠雪の平年値は1月3日。毎年、首都圏に雪が降ると、サマータイヤを履いたまま走行する車両が多く問題となっているのはご存じのとおり。

 積雪や凍結した路面を夏用タイヤで走るのはスリップなどによる事故の危険があるのはもちろん、道路交通法第71条に基づく法令違反にもなってしまう。

 取り締まりの対象となれば、反則金6000円(普通車の場合)が科されることもあるため、これら目安となるタイミングが近づいたところで、スタッドレスタイヤへの交換を検討し始めるのがいいだろう。



自宅で保管していたスタッドレスタイヤはまだ使える? 見極め方は?



 昨シーズンまで使用し、自宅のガレージなどに保管していたスタッドレスタイヤを再度使う場合は、実際の交換作業前にタイヤに不具合がないかを必ず確認しておきたい。

 まずはタイヤの表面やサイドにひび割れや変形といった劣化がないかを目視でチェック。

 スタッドレスタイヤは低温下でも硬くならないよう、夏用のノーマルタイヤと比較して柔らかいゴム素材でできているぶん経年劣化による変形や劣化が進みやすく、それによって十分な性能を発揮できなくなる場合があるからだ。

 またスタッドレスタイヤでは、その摩耗具合を知る目安としてノーマルタイヤにもあるスリップサインに加え、冬用タイヤとしての使用限界を示す「プラットフォーム」と呼ばれる段差が設けられているため、ここも必ずチェック。



 スタッドレスタイヤは新品時と比較して50%摩耗すると、氷上でのブレーキ性能の低下や雪路・シャーベット状の路面でスリップする可能性が高まるといわれており、その限界点を示す「プラットフォーム」が露出した状態のタイヤは残念ながらもう使用できないと考えたほうがいいだろう。

 法律上、残溝50%になると公安委員会規則で違反となる県がある。岩手県、宮城県、秋田県、福島県、山形県、福井県、石川県、兵庫県、広島県、鳥取県などだ。

 積雪期間が過ぎてプラットフォームの残溝が50%以下になったら、そのまま夏まで使用してスリップサインが出るまで使い切って廃棄するのが、スタッドレスタイヤの正しい使い方だ。

 次にスリップサイン。むろん、夏タイヤ、スタッドレスタイヤにも存在するが、スリップサイン(1.6mm)が露出しているタイヤは当然、車検には通らない。

 スリップサインは五円玉でもチェックできる。五円硬貨には五円の文字が記載されているが、タイヤの溝に五円硬貨を差し込む。五円硬貨を溝に対して水平に差し込んだ時、新品タイヤは「五円」が隠れる。「五円」の三画目の書き出しが下から約4mm、四画目の書き出しが下から約1.6mmを示すので試してみよう。



 スタッドレスタイヤの寿命は一般的には約4年といわれているが、たとえ1~2シーズンしか使っていない場合でも、直射日光が当たったり雨ざらしの場所といった保管状態の悪さなどで劣化が大きく進むこともある。

 「あまり長い距離を走っていないから大丈夫」などという甘い考えで劣化した冬用タイヤを使い続けることは、そのタイヤが本来持つ性能を発揮できず、雪道などでの事故の危険性があるのはもちろん、燃費の低下やハンドリングの悪化といった、日常使いでのデメリットも多い。

 スタッドレスタイヤへの履き替えを自分で行うという人も、可能であればこれらのポイントをディーラーやタイヤ専門店等のプロの目でチェックを受けておけば、ウインターシーズンのドライブがより安心できるものになるはずだ。



引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1355630


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