クルマへの当て逃げは「歩行者」や「自転車」の場合も! 直す際は保険じゃなく「自腹」のほうが損をしない可能性もアリ
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WEB CARTOP より
当て逃げされたらどうするべき?
歩行者のカバンや買い物袋、自転車やバイクのすり抜けなど、クルマに乗っていると当て逃げの被害に遭うことも少なくありません。また、当て逃げの被害に気づくと、これまでの楽しかった気持ちが一気に落ち込んでしまいます。このような当て逃げの被害に遭ったときは泣き寝入りするしかないのでしょうか?
今回は、当て逃げの被害を受けたときの対処法を解説します。
当て逃げ被害は泣き寝入りするしかないのか?
クルマを見たら真新しいギズやへこみなどを見つけて「あぁ……やられた……」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。じつはこのようなことを書いている筆者も、プライベートで出かけたときに当て逃げ被害にあって泣き寝入りした経験をもつひとりです。では、そもそも当て逃げといわれる事故には、どのようなパターンがあるのでしょうか。まず、代表的な当て逃げのパターンを紹介します。
・ドアパンチ
・手提げ袋や買い物袋などの接触
・カバンによる傷やへこみ
・アクセサリーなど金属による引っかき傷
・ショッピングカートの接触
・ミラー同士の接触
・自転車やバイクのすり抜けによる接触
など
このように当て逃げは、挙げればきりがないほどのパターンがあります。もし、当て逃げ被害に遭ってしまったときは、泣き寝入りするしかないのでしょうか。
この当て逃げによる車両への被害は、車両保険に加入していれば、補償されます。ただし、車両保険に入っていれば必ずしも補償されるわけではありません。また、安易に保険でクルマを直すと修理費以上の出費になってしまう可能性もあるため注意しなければなりません。
車両保険に加入しているからといって安心ではない!
自動車保険の補償のひとつである車両保険は、保険料を抑えるために加入していない人もいます。また、車両保険に加入していたとしても、保険料を抑えるために限定タイプを選んでいる方もいるでしょう。
一般的に、当て逃げの被害が補償される車両保険は手厚い補償がされる一般型です。そのため、限定タイプに加入していると、当て逃げが保証されない可能性があります。
このように、車両保険に加入していても契約内容によっては当て逃げが補償されないこともあるため、加入している車両保険の補償内容や補償される範囲をしっかりと確認しておかなければなりません。
万が一に備えて自動車保険の見直しを
安易に保険で直すと損することがある
自動車保険の車両保険で、当て逃げによって受けた被害を修理できるものの、安易に保険で修理すると、損をしてしまうこともあるため注意しなければなりません。なぜなら、保険でクルマの修理をしたために、次回の保険料が上がり、最終的な支払総額が修理代金を上まわってしまう可能性があるからです。
そのため、修理の見積もりをとり、保険で修理した場合にどのくらい保険料が上がるのかを試算してもらい、修理費用と保険料の増額分を比較して、安いほうで直したほうが出費を抑えることができます。
このように目の前の修理のことだけを考えるのではなく、保険で修理したあとの等級ダウンや保険料の値上がり分によって、実費で直すか保険で直すか判断する必要があります。
万が一のときのために定期的に保険の見直しをしよう
当て逃げをはじめ、事故を起こしたのにもかかわらず逃げてしまうという行為は極めて悪質です。しかし、当て逃げの被害は、いまこの瞬間も発生しています。
このような当て逃げの被害に遭ったときに泣き寝入りしないためにも、自動車保険の補償内容は定期的に見直すようにしましょう。
保険を更新するときによくあるのが、前回と同じような補償内容を提案してもらい、等級に応じた保険料になっているかだけを確認して契約してしまうというパターンです。
前回と同じような補償内容にしてもらっているとはいえ、すべてが前回の契約時と同じではありません。保険の補償内容は頻繁に変更されているため、前回の契約時と更新時で内容が異なっていたり、前回は特約として選べたのに今回は自動的に付帯されるセット補償になっていたりするといったことがよくあります。
そのため、自動車保険は定期的に見直し、補償内容をしっかりと精査し、自分に合った補償で契約することが大切です。