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キチンと動くのになんで? 精密機械のクルマのエンジンからオイルが漏れるワケ
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WEB CARTOP より

なんでクルマのエンジンってオイル漏れが発生する?


 車検のときにも厳しくチェックされるエンジンのオイル漏れ。鉄(アルミ)の塊に見えるエンジンなのに、何でオイル漏れの心配をしなければならないのか、と疑問に思う人もいるだろう。

 エンジンからオイルが漏れる原因、それはエンジンがつなぎ目のないモノブロック構造ではなく、大小7000~1万点の部品が組み合わさってできているからに他ならない。



 エンジンは大きく分けても、ヘッドカバー、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、クランクケース、オイルパンの五層構造になっていて、それぞれのつなぎ目には、シールやパッキン、ガスケットなどが入っていて、それで密閉性を確保している。

 しかし、エンジンは絶えず高温と振動に晒され、燃焼ガスやオイルによって高い圧力がかかるもの。一方で、長時間エンジンを止めていれば、エンジンは冷えるし、振動も圧力もかからない。このような高温と振動、温度変化と圧力変化は大きなストレスとなり、ゴムや合成樹脂製でできたシールやパッキン、金属や紙でできたガスケットなどを硬化・収縮させて劣化させてしまう。



 とくに回転する部品の軸受けのシールを受けもつ、クランクシャフトとカムシャフトのオイルシールは経年劣化で傷みやすく、そこからオイルが滲みはじめ、さらに劣化が進むとオイル漏れが発生するというわけだ。

 そのほか、オイル交換時のドレンボルトの締め付けの不備(規定トルク以下あるいは締め過ぎ)やパッキンの劣化、オイルフィルターの取り付け不良なども、オイル漏れの原因になりやすい。



 シールやパッキンなどは消耗品なので、走行距離、年数がかさんでくると、どうしても劣化は避けられないが、メーカー指定のオイル交換時期を厳守して、いいオイルを選ぶことと、暖気走行(アイドリングのまま待機する暖機運転ではない)をきちんとすることで、オイル漏れの予防にはなるはず。また、長い間駐車しっぱなしにはせず、定期的にクルマを走らせてやることも重要だ。



引用元:https://www.webcartop.jp/2025/11/1751351/


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