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カーエアコンの[内気循環]と[外気導入]どう使い分けたらいいの? ぶっちゃけ迷っている人多い説
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ベストカーWeb より


 クルマのエアコンにある「内気循環」と「外気導入」モードの切り替えスイッチ。けれど「どう使い分けたらいいのかよくわからない」という人も結構いるはず。そんなわけで今一度、カーエアコンの内気循環と外気導入モードについて考えていこう!!

文:往 機人/写真:Adobe Stock、ベストカーWeb編集部

ヤダヤダ!! つい窓を開けたら花粉まみれで困惑しちゃう!!



 季節も4月に入ってくると、「三寒四温」と言われる、2月から3月に掛けての気温が緩む課程で起こる寒暖差の変化の時期も終わって、温度が安定してきます。

 とは言っても、ポカポカとした穏やかさとはウラハラに、春の嵐という言葉に表れるように、急に低気圧が活発になって強風をともなった荒れ模様になることも警戒しておかないとならない時期でもあります。

 ドライブ中には、気持ち的には窓を開けて爽快な春の空気を堪能したいところではありますが、その天候の崩れや、花粉、黄砂、PM2.5などの粉塵にも気を遣わなくてはならないので、状況に遭わせて開閉をすることになるでしょう。

 そんなときに「えーっと、どっちだっけ?」となるのがエアコンの「外気/内気」の切り替えです。

 ここではそのエアコンの「外気/内気」の切り替えに焦点を当ててその使い分けを考えてみましょう。

いろいろな状況に応じて適切な選択がある



 先述のように、クルマのエアコンには「外気導入」と「内気循環」の2種類があり、その2種を状況に応じて任意で使い分けることができるようになっています。

「外気導入」は外の空気を取り入れて車内を換気したいときなどに使います。「内気循環」はその名の通りに外の空気を取り入れずに室内の空気だけを循環させます。

 切り替えの方法は、以前はレバー式が主流でしたが、昨今はボタン方式が増えている印象です。外気/内気それぞれメリットがあるので、ケースごとの切り替えを見ていきましょう。

空気の入れ換えをおこないたいときは「外気」

 クルマの室内は住宅に比べるとかなり狭い空間のため、二酸化炭素の充満などを考慮して定期的な寒気が必要だと言われています。

 窓を開ければ走行風が入って来て一気に空気の入れ換えがおこなえますが、低速なら問題無いのですが、高速道路などの高い速度で窓を開けると、少しのすき間でも勢いのある風が入ってきますし、その音も気になります。

 そんなときには窓を開けずに「外気導入」に切り替えて外の空気を入れてファンを作動させると室内の空気の入れ替えができます。

外の臭いや悪い空気をシャットアウトしたい場合は「内気」



 道を移動していると、牧場や畑の肥料の臭いが漂ってきたり、排気ガスがこもるトンネルで渋滞にハマったり、あるいは前や横にトラックやバスなどの排気ガスを多く排出する車輌が並ぶことがあり、その臭いやガスを室内へ侵入させたくないときがあるでしょう。

 そんなときは「内気循環」に切り替えればクルマの外と中が区切られるので、外の空気をシャットアウトできます。

 また、真夏のクーラーや真冬にヒーターを使用している状況で、なるべく早く室内の温度を上げ下げしたい場合は内気循環が効果的です。

 内気では温度差の大きい外の空気をエアコンに入れるより、少しでも温度調整された室内の空気を入れる方が効率が高まるため、より早く望んだ温度にすることができるでしょう。

窓の内側の曇りを取りたい場合は外気か、それとも内気?




 高い湿度によって窓の内側が曇ってしまうことはちょくちょくあるでしょう。このときにいちばん「外気/内気」の判断に迷ってしまうのではないでしょうか。

 これはザックリ言うと、高温で湿度が高い夏と、低温で湿度が低い冬では対応が逆になるせいだと思います。夏の場合は外気温が高く、空気中に含まれる湿度が高い傾向があります。

 中も外も熱くなった状態から乗り込んでクーラーで冷やすと、湿気を含んだクーラーの冷気が窓ガラスにあたってそこに結露して曇りが発生します。全体が均一に曇るのではなく、冷気があたった部分から広がるイメージです。

 この場合の切り替えは内気循環にしましょう。クーラーは空気を冷やすとともに水分も除く作用があるので、外の湿気を含んだ空気を採り込むより効果的です。

 一方で、冬の気温が低く湿度が低い状況では、乗り込んだときに乗員から発せられる息や肌からの呼吸に含まれる水分が冷えた窓の内側に触れて結露して曇りが発生します。

 この場合は外気導入が正解です。まずはヒーターの効果が現れて窓の温度が上がるまでは湿気を追い出すことが先決なので、寒いのは我慢して外気を取り入れましょう。

 また、梅雨時期に激しく曇る状況に遭遇した人も少なくないと思います。これは夏と冬のどちらともやや異なる状況で、内外ともに湿気が高い状況でクルマを走らせて雨が降ると、その雨によって窓ガラスの温度が奪われて冷えることで内側に結露が発生するのです。

 この場合は湿度を下げながら窓の温度も下げたいので、クーラーを作動させながら「内気循環」が効果的です。

 曇りを取るには、なぜ結露が発生するかを考えてあげると、「外気/内気」の切り替え判断がスムーズにできるでしょう。


引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/1177982


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