口コミを投稿する

ユーザーのリアルな新車口コミサイト 買おっかなー!

んんん、下り坂でブレーキ利かない!! クルマの緊急アクシデントどうすりゃいい?? 危険回避術
口コミを書く 口コミを見る

ベストカーWeb より


 「下り坂でブレーキが……」や「濡れた路面でスリップして……」など、ヒヤッとした経験のあるドライバーはけっこう多いはず。そんな、突然やってくる緊急事態にも、できるだけベストな対応ができるようになっておきたい。

文/今坂純也(DIRT SKIP)、写真/写真AC

■クルマが滑る(スリップする)原因は?



 クルマが滑る主な原因はハイドロプレーニング現象や、路面上に乗った砂や土によるタイヤのグリップ力の低下。ハイドロプレーニング現象とは、雨天時の高速道路で起こりえる現象として知られている。

 通常、路面の水はタイヤの溝を通して排水されるが、速度が上がることで排水が追いつかなくなる。こうなると水の上を滑走するような状態になり、ハンドルやブレーキが正しく機能しなくなる。



 また、タイヤの溝が過度に摩耗していたり、空気圧不足でも起こりやすくなる。

 路面の上の砂や土がタイヤのブロック間に入ったり、タイヤと路面の間に入ることでもスリップは起こる。

 さらに雨天時は、路肩の砂や土が路面上に流されて移動することでスリップが起こりやすくなる。ハイドロプレーニング現象と同様に、ハンドルやブレーキが正しく機能しなくなるので非常に危険だ。

■クルマが滑ったときの対処法



●アクセルペダルは踏まず、急ブレーキ操作は行わない!

 スリップ中はタイヤのグリップ力が失われている状態のため、アクセルペダルを踏もうが急ブレーキをかけようが効果はまったく期待できない。

 アクセルペダルを踏み込んでしまうと、タイヤのグリップ力が回復したときに急加速して前走車に追突したり、グリップ力回復時にハンドル操作が追いつかずに車線を逸脱して事故となる恐れがあるからだ。

 急ブレーキをかけるとタイヤはロックし、スリップ→タイヤのグリップ力回復となってもタイヤがロックしているので、その瞬間にさらにスリップ。クルマは完全に制御不能となってしまう。



●急ハンドルも行わない!

 スリップ時に急ハンドルを行うと、グリップ力が回復したときにはクルマがあらぬ方向へ進むことになって危険。スリップ時はハンドルが急に軽くなる感触があるので、こうなったら急ハンドル操作を行わないことだ。

 スリップすると、焦ってアクセルペダルを踏み込んだり、急ブレーキをかけそうになるが、大事なことは「急な操作を行わない」こと。

 ハイドロプレーニング現象によってスリップしても、少し経つとグリップ力は回復するのでとにかく焦らずに!

 大きくスリップしてクルマがスピンしそうな感じであれば、“カウンターステア”が有効。後輪が右に滑り始めたらハンドルを少し右に切り、左に滑り始めたらハンドルを少し左に切る操作だ。

 カウンターステアはレースなどでよく行われる操作だが、実はほとんどのドライバーは滑った側に無意識にハンドルを切る動作を行うもの。

 積雪地方の交差点などでは、スリップに慣れた地元ドライバーがカウンターを当てているのをよく見かけるほどだ。

 それでも、クルマがスリップするのは怖いもの。「焦って“急”のつく操作をしない」ことだけは覚えておきたい。


■クルマが止まらなくなる原因は?



 長い下り坂でブレーキをかけ続け、「利きが悪いな……」と感じたことがある人はいるだろう。そのままブレーキし続けていると、「止まらない‼️」となってしまう。

 主な原因はフェード現象とベーパーロック現象だ。



●フェード現象とは?

 長い下り坂でブレーキをかけ続けると、ブレーキローターとブレーキパッドが接触し続け、許容温度を超えた摩擦熱がブレーキパッドに発生する。

 許容温度を超えると摩擦係数が下がって制動力が一気に低下。結果、ブレーキペダルをいくら踏んでもブレーキが利かない状態となり、これを“フェード現象”という。



●ベーパーロック現象とは?

 前述のフェード現象が起こったままさらにブレーキをかけ続けると、ブレーキローターとブレーキパッドの温度は上がり続け、ブレーキペダルとブレーキピストン(ブレーキパッドを押し出す役目)をつないでいるブレーキフルード(液体)にまで熱は伝わっていく。

 この熱が高温になってブレーキフルードが沸騰すると、ブレーキフルードで満たされているブレーキホース内に気泡が発生。

 気泡が発生すると、ブレーキペダルを踏んでも圧力は気泡を押し潰すだけになり、ブレーキパッドを押し出すことができなくなる。これを“ベーパーロック現象”と言う。

■ブレーキが完全に利かなくなる前に対処!



 このフェード現象とベーパーロック現象を引き起こさないためには、エンジンブレーキの併用が理想だが、「利きが悪くなってきたし、何かが焦げるような臭いがする」と感じたら、まずは安全な場所にクルマを停めて、高温になったブレーキを冷やすこと。

 30分ほどで常温に戻るだろうが、ここで注意したいのが「ブレーキ回りに水などをかけて強制的に冷やさない」こと。

 高温下にあるブレーキローターに水をかけると、歪みや割れにつながる可能性大だからだ。

 また、停車するときは徐々にシフトダウンして減速を。パーキングブレーキで急に止まろうとするとタイヤがロックして制御不能になる恐れがある。

 無事に停車できたらAT車であればPレンジに、MT車なら1速かリバースギヤに入れて、過熱したブレーキローターとブレーキパッドが冷えるまでパーキングブレーキはかけないようにする。

 安全に停まれる場所がないなら、ブレーキペダルをほぼ踏まなくてよいレンジにシフトダウンしてグッとスピードを落として走行するしかない。

 AT車であればDレンジから2レンジもしくはLレンジに、MT車なら3もしくは2速にシフトダウンしてエンジンブレーキを多用する。

 とにかくブレーキローターやブレーキパッドを走行風で冷却したいので、スピード調整のためにブレーキペダルを頻繁に踏むのは避けたい。ブレーキペダルをほとんど踏まなくていいスピードとギヤを選択しよう。

 「滑った!」や「止まらない!」は、程度の違いこそあれ多くのドライバーが経験する緊急事態。「なぜそれが起こるのか? どうすれば避けられるか? 起こったら?」をあらかじめ知っておけば、不測の事態にも対処できるかもしれない。

 そもそもそんな事態に陥ることは避けたいのだが……。


引用元:https://bestcarweb.jp/feature/column/728228


    • 口コミ題名:

    • 内容:


    • 掲載には当サイト運用チームによる審査があります。

    • 誹謗中傷や公平性に欠けると判断した場合には、掲載されない可能性がありますのでご注意ください。