よく見かけるけど「i」って何? 赤&緑三角の意味は? 高速道路で年中目にしているけど意外と知らない記号
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WEB CARTOP より

「i」に似たマークが意味することとは?
昼夜問わずにたくさんのクルマたちが駆け抜ける、日本の高速道路。高速道路とは高速自動車国道と自動車専用道路というふたつのもので構成されており、ともに一般道路よりも最高速度が高く設定されている。
そんな高速道路を走行していると目につくのが、一般道で見かけるような青色ではなく、緑色の標識看板。これは国土交通省の標識令で定められたもので、視認性の観点から緑時に白文字、青字に白文字が選択されているようだ。ちなみに欧州では青色、米国では緑色が用いられている。
インターチェンジや休憩地などの存在を知らせてくれる、ドライバーにとっては欠かすことのできない高速道路の標識看板。しかし、ときおり不思議なものと出くわす場合がある。ここでは意外と知られていない、高速道路でよく見かけるものをいくつか紹介してみたい。
まずは、休憩場所の所在を知らせてくれるサービスエリア(パーキングエリア)の案内標識。給油装置のイラストはガソリンスタンドが存在するという意味をなし、ナイフとフォークはレストラン、コーヒーカップは軽食が食べられるということを意味している。このあたりは、知識がなくてもわかるような内容だといえるかもしれない。
しかし、英語の小文字である「i」に似たマークはなんなのかを即座に答えられるドライバーは、意外と少ないのではないだろうか。
この「i」マークは、高速道路の情報ターミナルで道路交通情報を提供していることを意味している。ドライバーがこの先の渋滞情報や通行止め情報などをリアルタイムで確認できるようになっているのだ。要するに、高速道路のインフォメーションであるからこそ、頭文字である「i」が使われているというわけだ。安全でスムースな通行をするためにも、ぜひとも活用していただきたい設備である。
電光掲示板はリアルタイムの渋滞情報を提供
そして、高速道路には電光掲示板も数多く設置されている。これは「道路情報板」と呼ばれるもので、前方の渋滞や工事、事故や落下物、そして所要時間などの情報をリアルタイムでドライバーに伝えてくれるというとてもありがたいもの。それらの情報はそのままの意味をもつために誰にでもわかる内容であるのだが、ときおり緑色や赤色の三角マークが表示されることがある。その三角マークが持つ意味を知らない人は、意外と多いようだ。
この三角マークは、渋滞の状況を教えてくれている。緑色の場合は渋滞が減少傾向にあることを意味し、赤色の場合は渋滞が増加傾向であるということを伝えている。この表示を参考に、ルートや予定の変更ができるのだ。あまり知られていないことかもしれないが、この三角マークはとても重要な情報源なのである。
信号機や交差点などが存在しない高速道路には、一般道ほど標識の数は多くない。しかし、そのすべてが大きな意味をもっている。高速で走行するために、分岐点であるジャンクションやインターチェンジ、サービスエリアなどの休憩施設までの距離情報を手前から設置しているのだ。
にもかかわらずギリギリになって車線変更をして割り込む乗用車を度々見かけるが、彼らはなにを見ながら運転しているのだろうか。1台でも先に進みたいほど急いでいるのかもしれないが、そんな危険な行為を働いて事故を起こそうものなら目も当てられない。そして、高速道路で事故をおこしてガードレールなどの設備を破損させようものなら、大きな賠償責任を背負うことになりかねない。高速で走るからこそ、普段よりもゆとりをもって高速道路を活用したいものである。